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コード・ブレーカー(上) の商品レビュー

4.3

18件のお客様レビュー

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2023/02/17

生物学者のダウドナを中心とするヒトゲノム研究の歴史 科学的な話というよりは人間模様、倫理観の話が多く面白い。

Posted byブクログ

2023/02/14

ジェニファー・ダウドナ著の『CRISPR 究極の遺伝子編集技術の発見』を読んだので、上巻は復習かなぁと思っていたが、知識の雨がざぁざぁと降ってきた上巻。 なぜ、面白かったのか。思いつくのは4つ。 1)全体的には登場人物が多いのに、メインのストーリーラインを失わない著者の構成力 ...

ジェニファー・ダウドナ著の『CRISPR 究極の遺伝子編集技術の発見』を読んだので、上巻は復習かなぁと思っていたが、知識の雨がざぁざぁと降ってきた上巻。 なぜ、面白かったのか。思いつくのは4つ。 1)全体的には登場人物が多いのに、メインのストーリーラインを失わない著者の構成力 2) 各人物について記述されている文章量に差はあれど、第三者視点でインタビューした内容が公平に書かれていること 3) 各章のはじめに人物の写真が載せられていて、それが大体章の内容を語っているという不思議な説得力 4) 研究とビジネス(特許権含む)の動きについて、目を瞑りたくなる部分にも、明瞭に公平にそして淡々と書かれていること たぶん、スティーブ・ジョブズを読んだ後だったらこの感動は多少薄れるんだろうけど。。面白かった。

Posted byブクログ

2023/02/16

開始:2023/2/13 終了:2023/2/16 感想 科学の世界における競争の光と闇。純粋な好奇心に突き動かされている科学者という幻想。人類び福音をもたらすのは神ではなく市場なのか。

Posted byブクログ

2023/01/15

生命科学の話は面白い。ワクワクする。 誰かの伝記は初めて読んだが、研究の好奇心や競争の状況がよく感じられた。

Posted byブクログ

2023/01/12

ベストセラーとなった「スティーブ・ジョブスⅠ・Ⅱ」をはじめ、レオナルド・ダ・ヴィンチやアルベルト・アインシュタインなど、偉大なイノベーターの評伝で知られる著者が、2020年にノーベル化学賞を共同受賞したジェニファー・ダウドナ博士の半生を中心に、遺伝子研究の歴史がゲノム編集技術とし...

ベストセラーとなった「スティーブ・ジョブスⅠ・Ⅱ」をはじめ、レオナルド・ダ・ヴィンチやアルベルト・アインシュタインなど、偉大なイノベーターの評伝で知られる著者が、2020年にノーベル化学賞を共同受賞したジェニファー・ダウドナ博士の半生を中心に、遺伝子研究の歴史がゲノム編集技術として結実するまでの軌跡を辿る一冊(上下2冊)。 幼い頃に科学者を志したダウドナが、好奇心と競争心を武器に女性蔑視の風潮や民間企業での挫折を乗り越え、研究者としての優れた資質とチームマネジメントの才を生かしてゲノム編集の鍵となるCRISPR-cas9の構造をいち早く解明し、論文発表に至る過程だけでも圧倒されるが、著者の知的探求はそこに留まらず、研究者同士の複雑な人間関係と競争がもたらすイノベーションの価値や、ゲノム編集が喚起するであろう倫理問題等についても深い洞察を展開することで、CRISPRという世紀の発見が、複数のテーマが幾重にも重なる壮大な物語として描かれている。 主人公であるダウドナに対し、その活躍を称賛しつつも時に辛辣な意見を述べる一方、ダウドナに敵対するライバルの言い分にも耳を傾けて理解を示す著者の誰に対しても公平であろうとする姿勢は、各界の重要人物からの信頼が厚く、相手の懐に入り込んで本音を引き出す取材の深さと相まって本書の価値を高めており、これまでの著作同様、大作ながら一気に読み進めてしまう知的興奮に満ちた傑作ノンフィクションとなっている。

Posted byブクログ

2023/01/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 非常に興味深い内容で面白い一冊だった。 (上下巻まとめて上巻でレビュー)  冒頭で著者が、本書の内容を映画に例えて「アベンジャーズとジュラシックワールドを併せたような」と語っていたが、要は、ヒトゲノムを編集するクリスパーそのものというより、その研究者のヒトトナリ、その活動、いかにその科学的発見を医療に活かすか、あるいは官民一体となった団体の組成といった周辺の丁々発止に多く紙面が割かれている。  著者が、スティーブ・ジョブズなど著名人の評伝作家であり、その力量がいかんなく発揮された、さすがのベストセラーという趣き。飽きずに読み進むことが出来た。  とはいえ、遺伝子操作も、もうここまで来たか、というのがなによりの感想だ。ホモ・サピエンスはついに神の領域に踏み込もうとしている。いや、もう踏み込んでいる。  倫理の問題はもちろん、今後、政治的に利用される危険性も大いに孕む。様々な警鐘も鳴らしながらではあるが、本書のトーンは、既にゲノム編集は人類が獲得した進化の成果であるという論調だ。当然予想される、巻き上がる倫理観や神への冒涜といった反論に、著者はこう言ってのける。 「自然と自然の神はその無限の叡智によって、自らのゲノムを修正できる種を進化させた。その種が、たまたまわたしたち人類なのだ」。  2020年に世界を巻き込んだコロナ禍が起こったのも、偶然ではなかったのかもしれないと思わされる。ゲノム編集の動きにドライブをかけることになるウイルスとの戦いですら、神の無限の叡智のなせる業か。  ゲノム編集がヒトに施されている将来は、「あるもの」と覚悟をしておいたほうが良さそうだ。  甥っ子たち世代が、小学校の授業でコンピュータのプログラミングを学習していると聞いて驚いたのも、もう今は昔。数年後、数十年後には、遺伝子コードを彼らは学ぶことになるのだろう。そして、遺伝子情報をいかに編集すれば、より進化した人類が生み出せるのかをプログラミングしていくのだろう。  見たいような見たくないような未来が、もうすぐそこまで来ていると震撼させてくれた。

Posted byブクログ

2022/12/04

レビューはブログにて https://ameblo.jp/w92-3/entry-12777732556.html

Posted byブクログ

2022/10/18

【「IT革命」を超える「生命科学革命」の全貌。全米ベストセラー!】生命の暗号を書き換えるゲノム編集でノーベル賞の女性科学者が主人公。世界的ベストセラー『スティーブ・ジョブズ』作者の最新作。

Posted byブクログ