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風神雷神 Juppiter,Aeolus(下) の商品レビュー

4.1

86件のお客様レビュー

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2024/10/15

史実と物語では違うことが多いのだろうけど、誰にでも人生を大きく変える出会いがあるのだとしたら、宗達・カラヴァッジョ・マルティノの出会いがそうだったのかなという描かれ方だったと思いました。

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2024/10/11

読むのに時間がかかってしまった‥ 宗達とマルティノそしてカラヴァッジョ 3人が出会って一緒の時を過ごした?? 本当のことなのか?って思ってしまう

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2024/10/05

天正遣欧少年使節団と、伴って一緒に旅をする俵屋宗達の物語後編です。ヨーロッパに辿り着いた一行が、ローマに至るまでに出会うものとは。訪れる場所場所で歓待を受けることになるのですが、そのためにかえって行動に制限がかかってしまい、それが物語終盤に思わぬ行動を導くことになります。そして東...

天正遣欧少年使節団と、伴って一緒に旅をする俵屋宗達の物語後編です。ヨーロッパに辿り着いた一行が、ローマに至るまでに出会うものとは。訪れる場所場所で歓待を受けることになるのですが、そのためにかえって行動に制限がかかってしまい、それが物語終盤に思わぬ行動を導くことになります。そして東の絵師である俵屋宗達は、西の絵師に出会うことになります。物語のクライマックス、荘厳な絵画の前で出会った2人の絵師と風神雷神。この感動は時を刻み、現代にいたって再発見されることになります。時を経た感動の物語を、小説ならではの想像力で生き生きと感じることができます。あったかもしれない歴史に興奮しながら読ませて頂きました。

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2024/08/29

どこまでフィクションなのかわからなくなる没入感。今までは有名な絵としてしか捉えてなかったけど、この作品を読んでもういちどみてみたい!

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2024/07/28

宗達とカラバッジョの邂逅。これが事実だったらワクワクするのに。これを実現させる作家の創造力に脱帽です!風神雷神は、そっちのけで、ほぼ遣欧使節団の話だったのが少し残念。しかし、この時代にヨーロッパへ行くのも、帰るのも命がけの時代で、大変だったんだなあと、改めて思いました。

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2024/07/24

大作にふさわしいラスト。フィクションだとはいえ、事実なのではと思える臨場感。原田ハマさんの美術への造詣と想像力に脱帽です。

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2024/07/20

俵屋宗達にこんな生い立ちが本当にあったら興味深い。 あとは、織田信長の治世の世界はこんな風だったんだなというのがわかって面白かった。

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2024/06/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

雷神と風神…、ユピテルとアイオロス…。町屋の少年俵屋宗達(絵師名)が、名だたる偉いお方の前に絵を披露して唸らせて行くのが痛快でとても面白い。 織田信長公、スペインのフェリペ二世、ローマ教皇…。このお話はフィクションだけれど、どこまでも痛快で面白く、五人の少年達と一緒に壮大な冒険ができたのはとてもとても面白かった! 自分がお話の中で、天正遣欧少年使節と一緒にローマへ行くなんて、俵屋宗達さんご本人が知ったらすごく嬉しいのではないかな。しかもマルティノくんと親友になるなんて。 またお話の中の宗達くんのなんとも痛快で大胆なところも、ずっと楽しく応援しながら進みました。ああ、まだ終わりたくない旅をしているみたいな気持ち。 私も例に漏れないのですが、今の時代は見ようと思うより先に見てしまう事柄が多くて、「見たい」と思う前に視界に飛び込んでくるものの価値のことなど考える間もなく見てしまうことの、ちょっとした不幸を思い知った気がする。 「見てみたい」という欲求が胸いっぱいに膨れ上がってから、その物を見る、というしあわせに溢れる気持ちを、お話の中で羨ましいほどリアルに感じました。 どこまでが史実で、どこからがフィクションなのか、あまりよく知らなかった絵画の世界、現在地など、調べながら読み進むのもとても楽しかったです。安土山図屏風、調べて知ったのですが、今「令和の大調査」がバチカンで行われているのですね。見つかるといいなあ、私もこの目で見てみたい…!

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2024/06/19

俵屋宗達という歴史的には謎が多い人物が、原田マハの想像と創造の力を得て、生き生きと描かれていました。 天正遣欧少年使節の4人も歴史の授業で名前は聞いたことがあったなぁというくらいの認識でしたが、この作品を読み、とても身近に感じることができました。

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2024/06/12

上巻に続き、下巻も一気に読んでしまった。 壮絶な旅をのなかでも損なわれない、むしろ磨かれていく宗達とマルティノの聡明さと真っ直ぐに信じるものを追う姿、旅をともにした人たちや出会った人たちがみんな素敵。 レオナルド・ダ・ヴィンチの絵と出会い、教皇との謁見、カラヴァッジョとの出会...

上巻に続き、下巻も一気に読んでしまった。 壮絶な旅をのなかでも損なわれない、むしろ磨かれていく宗達とマルティノの聡明さと真っ直ぐに信じるものを追う姿、旅をともにした人たちや出会った人たちがみんな素敵。 レオナルド・ダ・ヴィンチの絵と出会い、教皇との謁見、カラヴァッジョとの出会いの場面は素晴らしく、泣けた。 こんな日記があったら素敵だな。 史実も調べてみたくなりました。

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