絶筆 の商品レビュー
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感想 これは短編集なのか?最初は自身の話かとおもったが、二話目からは戦時中の違う人の話で、次は2011年の震災のことを書いていたから、それぞれは別の話か!?混乱した。 戦時中の話なら、会話や文章表現がマッチするが、震災の最近のことでこの話し方する人なんて今時いる?ちょっと違和感を感じた。文章表現も文学的っぽい。自分は純文学とかは合わない模様。どうしても話に入っていけない。 あらすじ 中学時代の初恋を書いた遠い夢、特攻から帰った軍人と家族の触れ合いを書いた空中の恋人、震災の話、ボクシングの話
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石原慎太郎という背景がなくてもいい本だなぁと思う 昭和の時代の、なじんできた文章、なじんでいた世界 解説の四男のお父さんの話も良かった
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政治家としての石原慎太郎は好きではなかったが、作家としての彼は、なかなかのストーリーテラーだ。短編だけど、全て読みごたえがあった。 傲慢さのかけらもなく、文章はみずみずしい。 不思議な印象。 死に近付く心の有り様は、死は完璧な所有ということ。 死、そんなものなどありはしない。ただ...
政治家としての石原慎太郎は好きではなかったが、作家としての彼は、なかなかのストーリーテラーだ。短編だけど、全て読みごたえがあった。 傲慢さのかけらもなく、文章はみずみずしい。 不思議な印象。 死に近付く心の有り様は、死は完璧な所有ということ。 死、そんなものなどありはしない。ただこの俺だけが死んでいくのだ アンドレマルロー 王道の主人公ベルゲンの言葉
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死を間際に感じる人にとってもそうじゃない人も私を含めて死について知りたいと思っている。でも結局想像でしかないし、このように美化するのも理解できる。文才の筆者だからこそ、その頭ン中を表現している。泥臭くなく綺麗。
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【死の直前に残した「白鳥の歌」】89歳の死の直前まで綴ったピュアな初恋の記憶、死後発見された「死への道程」など、戦後日本を体現した作家のラスト作品集。
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