名称未設定ファイル の商品レビュー
過程の医学がかなり好き。 「最後の一日」は、たまに考えてゾッとすることだったからそれが目の前に文章として現れてくれたからホッとした。
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ざんちによる、ネット世界の虚無をシニカルに描く短編17本。 シャープな描写とブラックな笑いが目立つ話が多い。 架空の話って分かってはいるけど、あまりにもリアルで、実際に「ありそう」な話ばっかり。 乙一をインターネット漬けにした感じの小説だった。 「この商品を買っている人が買ってい...
ざんちによる、ネット世界の虚無をシニカルに描く短編17本。 シャープな描写とブラックな笑いが目立つ話が多い。 架空の話って分かってはいるけど、あまりにもリアルで、実際に「ありそう」な話ばっかり。 乙一をインターネット漬けにした感じの小説だった。 「この商品を買っている人が買っている商品を買っている人は」と「習字の授業」が好き。 一話一話が本当に短いから、さくさく読めた。
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ちょっとダークな感じの短編集 インターネットの嫌な感じの話とか 読んでてあんまり気持ちよくなかった ざんちのウロマガ読んでる方が面白い
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過程の医学が1番印象に残った!幸福度や病気が分かる眼鏡。赤ちゃんをみると。。。深いなと思った。 全体的に含みをもたせた短編が多すぎて解釈が1人1人違うと思う。
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良かった。 2chのスレッドやAIの文章生成、SFなど色々。 「最後の1日」が1番好きだった。多分ありがちな話だけど、こういうコミュニケーション不全の話が好き。 「過程の医学」は、恐山の後の著作に通ずるものがある。
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『名称未設定ファイル』読了。思わず考えさせられた。軽く読める本だが扱われているテーマは現代を象徴しており、非常に示唆的。空想の一言では片付けられない何かを感じた。
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いつもYouTubeで見ている人の本業が作家ということで、いつか読んでみたかった本。 タイトル通りにどんなジャンルなのかを一言では言い表せない短編集だけど、ひとつの共通項が「嫌な人間臭さ」というか「人間は嫌で臭いものだ」という意識を感じるところかなと思う。 自分自身も個人とし...
いつもYouTubeで見ている人の本業が作家ということで、いつか読んでみたかった本。 タイトル通りにどんなジャンルなのかを一言では言い表せない短編集だけど、ひとつの共通項が「嫌な人間臭さ」というか「人間は嫌で臭いものだ」という意識を感じるところかなと思う。 自分自身も個人として認識していない大勢の「人間」は無関心ではなくて嫌い寄りなので、あまり感じては行けない類の安心感を得られた。それは良かったとは言えないかもしれない。
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「ネット世界の虚無をシニカルに描く」という言葉に惹かれ購入。 一見すると、いきすぎな思考もありえない世界線も読み進めていくと、案外近くで起きているような出来事なのではと思えてしまう不思議な感覚に魅了されていきました。 ネット世界のお話も多く、テンポ良く進んでいく会話がとても読みや...
「ネット世界の虚無をシニカルに描く」という言葉に惹かれ購入。 一見すると、いきすぎな思考もありえない世界線も読み進めていくと、案外近くで起きているような出来事なのではと思えてしまう不思議な感覚に魅了されていきました。 ネット世界のお話も多く、テンポ良く進んでいく会話がとても読みやすかったです。GIF動画や習字、ネットのスレッドなど身近なものを題材にしつつも想像を超えてくる展開に、次は何の話なんだろうと頁をめくる手が止まりませんでした。これこそ短編集の醍醐味なのではと。 川添さんの解説も含めて満足のできる一冊でした。
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