忘れる読書 の商品レビュー
今後、クリエイティブな活動して鍵となるのが相互作用、感性だと著者はいう。それを磨くためにも、仕事と関係のない分野の本を読むことは大切だと説く。具体的に言うと、読書にはザッピング読みと精読の2つがあり、本によって読み方を変えるべきだという。また、本の内容は全体の10%くらい頭の中...
今後、クリエイティブな活動して鍵となるのが相互作用、感性だと著者はいう。それを磨くためにも、仕事と関係のない分野の本を読むことは大切だと説く。具体的に言うと、読書にはザッピング読みと精読の2つがあり、本によって読み方を変えるべきだという。また、本の内容は全体の10%くらい頭の中に入っていれば(フックがかかった状態と表現)十分だという。
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読書の意味を言語化してくれている本。 「今の時代に読書かよ。時間かかるし、タイパ悪いじゃん」と思う世の中。しかし、読書が好きな私。 この本は、ネットで調べればなんでも出てくる世の中で、それでも読書を選ぶ理由を教えてくれている。例えば、『教養とは「抽象度の高いことを考える力」と...
読書の意味を言語化してくれている本。 「今の時代に読書かよ。時間かかるし、タイパ悪いじゃん」と思う世の中。しかし、読書が好きな私。 この本は、ネットで調べればなんでも出てくる世の中で、それでも読書を選ぶ理由を教えてくれている。例えば、『教養とは「抽象度の高いことを考える力」と「知識と知識をつなぎ合わせる力」。それらを磨くには読書が最適』と。なるほど、ただこの能力を自分で目の当たりにして感じることは難しいかもしれない。知らない間に勝手に身に付いているという感じがする。 あとは、『今の自分にフィットしない、ピンとこない本は積んでおく。旬が来た時に読めるようにとりあえず積読扱いにしておく』。これを見て少し気が楽になった。せっかく手に入れたのだから何としても読まなきゃと思う考えだったが、「今は諦める」と言う事もありなんだなと。意味のない積読はイケてないが、こういう積読もありか。 読書とは関係ないが、『テクノロジーは、それ自体が何とかしてくれる時代から、他のものとの相互作用になった』というのはしっくりきた。世の中のサービスの多くがテクノロジーとのミックスで生み出されてる感覚があったが、やっぱりそうだった。 そして、この本から何冊か読みたい本も見つかった。特に『風姿花伝(世阿弥)』。読むのしんどそうだなぁ。頑張ろう。 総じて、ただの読書論ではなくて、読書を軸にいろいろ広く考えさせられる。面白かった。
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忘れる読書 著者:落合陽一 2022年10月09日初刷 2022年11月20日二刷 年末に向かって仕入れた何冊かの本に、目を通し始めている。この本を見つけた経緯は忘れたけど、久しぶりに本の読み方について考えたかった。 印象に残ったのは、本の読み方は様々あってよく、決して通読せ...
忘れる読書 著者:落合陽一 2022年10月09日初刷 2022年11月20日二刷 年末に向かって仕入れた何冊かの本に、目を通し始めている。この本を見つけた経緯は忘れたけど、久しぶりに本の読み方について考えたかった。 印象に残ったのは、本の読み方は様々あってよく、決して通読せず部分的に読み飛ばすような形でもOKという考え方。(「ザッピング読み」という単語を本人は使っている。)こうすると、読み方によってそれに適した本があるということになり、興味深い。自分も無意識的にやっている。もう少し意識的にザッピング読みをすると、読書の幅が広がっていくのかもしれない。 ザッピング読み候補 老子・荘子 枕の草紙 あと、いくつか読みたい本も見つけたのでログに残しておいた
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「教養のための50冊」といったタイトルの本に紹介されている本を片っ端から読破しても、「自分の教養」は身につかない。 と言われつつも、落合さんのおススメする27冊に片っ端から手を付けたい気分に一瞬でもなったのは、私だけではないはず。笑 脳死でそう思ったわけではないですよ、落合さんの...
「教養のための50冊」といったタイトルの本に紹介されている本を片っ端から読破しても、「自分の教養」は身につかない。 と言われつつも、落合さんのおススメする27冊に片っ端から手を付けたい気分に一瞬でもなったのは、私だけではないはず。笑 脳死でそう思ったわけではないですよ、落合さんのおススメの仕方が上手なんです。と言い訳してみる。 全体的な多読の効用、教養として自身の血肉とするためには、的なお話も非常に面白かったですが、 個人的には第二章(忘れるために、本を読む)で触れられた多読・精読・ザッピング読み・通読するか否かといった読み分けや、積読・電子書籍などの本の管理の話が興味深く、参考になりました。 沢山読むとイチイチ覚えてられないから、必要な要素を残してあとは忘れる。本によって緩急つけるような読み方で、ヨサソウ。まねっこしてみたいです。
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難しすぎてはまらなかった。著者のお父さんはニーチェを読んでいない人とは会話をしたくないと子供に話していた。そうだ。ニーチェを読んでみたくなった。本の内容なんか少し引っかかる位でちょうどいいんだ。忘れてもいいんだと語ってくれた。著者の言葉が多くの読書家の救いになるのかもしれない。
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読書は抽象化する事で教養が鍛えられる、これからの時代に必要な物事を抽象化して捉え、時代の流れを見越して、自分自身の文脈に落とし込める教養を備えていなければならない、と読みとった。アートに生きていくために参考となる本の紹介もあり、勉強になった。
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本を読む意義や読み方をユルめに指南してくれる一冊。 いま本を読む意義とは、思考体力と気づく力をつけること、歴史判断を学び今との差分を認識することにあるというのは納得。 本の内容は忘れていい。頭にフックがかかった状態になっていれば、詳細は後から読み直すか検索すればいい。 世阿弥の風...
本を読む意義や読み方をユルめに指南してくれる一冊。 いま本を読む意義とは、思考体力と気づく力をつけること、歴史判断を学び今との差分を認識することにあるというのは納得。 本の内容は忘れていい。頭にフックがかかった状態になっていれば、詳細は後から読み直すか検索すればいい。 世阿弥の風姿花伝は一度読んでみたいと思った。落合さんがいうように、まずタイトルが美しい。 当時中学生だった落合さんに「ニーチェを読んだことの無いヤツと話をする気は無い」と言い放ったお父様がすごい。
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まず、表紙がいい(笑)。沢山の書物に囲まれて本を片手にこちらに視線を投げかける落合陽一先生。タイトルも素敵。ま、きっちり自分の腑で消化吸収する事が大事という事。面白かった。 本の中で紹介されていた本、ほとんど積読になってるので、読んでみようかな。。
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この本を読んで、思考の解像度が上がったような気がします。今まで、ギリシャ哲学や、ニーチェ、鈴木大拙など深く読んだことがなかったが、古典を読み込んだ著者の理解度、解像度が高く感銘した。改めて自分自身の読解力の無さを感じざる終えなかった。もう一度、本に向き合ってみたいと思いました。
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新書コーナーの棚をサーっと見て、面白そうと思い読んだ とにかく、読書を通じて今の自分の周囲から離れた世界を知ることが大切。特に過去の歴史については今まで興味を全く抱いてこなかったが、歴史から学ぶことをしなければならない。過去の教訓を知らずして、未来の予測なんてできないんだろうな...
新書コーナーの棚をサーっと見て、面白そうと思い読んだ とにかく、読書を通じて今の自分の周囲から離れた世界を知ることが大切。特に過去の歴史については今まで興味を全く抱いてこなかったが、歴史から学ぶことをしなければならない。過去の教訓を知らずして、未来の予測なんてできないんだろうなぁと強く思った とっつきやすい幕末や近代史あたりから色々本を読んでみよう
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