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武士とは何か の商品レビュー

3.5

5件のお客様レビュー

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2023/04/09

序文を読み流したため、本書が良くある歴史人物の 名言集から導く歴史テーマの解説と思い退屈気味に 時間をかけて(飽きて)読んだが、最終章を読んで 言葉(虚実併せて)から内面を問う武士の本質を紐 解く一書だと分かる 昨日知った藤木久志先生が説く「自立の村」に通じ る自立救済が中世初期...

序文を読み流したため、本書が良くある歴史人物の 名言集から導く歴史テーマの解説と思い退屈気味に 時間をかけて(飽きて)読んだが、最終章を読んで 言葉(虚実併せて)から内面を問う武士の本質を紐 解く一書だと分かる 昨日知った藤木久志先生が説く「自立の村」に通じ る自立救済が中世初期の武士の発想の根源だったが やがて暴力の社会にも秩序が生まれ「喧嘩両成敗」 という「秩序」らしき慣習になり、戦国大名という 組織が利用して戦の世のルールとなる やられたらやり返すが家臣たちの中で乱発すること は組織崩壊になるので、理由の如何を問わず喧嘩を したら双方死をもって償う、(自力救済)報復を我 慢して仰いだ者に勝訴という利益も与える(´・ω・`) この感覚を知ったのは時代を理解するのに有難い (清水克行先生の喧嘩両成敗の誕生読んだのにw)

Posted byブクログ

2023/03/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

筆者曰く、「武士発生論は手詰まりの状況にある」。荘園内の有力農民が自衛のために武士になった、という説明は今では完全に否定されている。 本書は、有力武士の発言をなぞりながら、「武士とは何か」を描きだす。 一言で言えば、独立心の強さが武士の本質だろうか。鎌倉時代以降の中世社会における正当な武士は、貴族上がりの都の武士ではない。東国の武士に代表される、「傍流ないしセミ・プロ」の武士たちである。土地を与えてくれない上司に対して、軍役でもって貢献する必要はない。主君に仕える必要はないのである。主君に忠誠心を以て仕えるという武士像は、特に1660年以後の太平の世において、武士が仕える先が主君ではないくて家となった、いわばサラリーマン化した時代以降のものにすぎない。

Posted byブクログ

2023/02/11

平安後期から戦国時代までの様々な武士(例外あり)の発言を読み解いた小篇をまとめた一冊。そこから浮かぶ武士の心性の面からアプローチした武士論が終章となっている。それらの虚構性についても論じられており、各時代認識の点でも面白い。

Posted byブクログ

2022/12/08

江戸時代の武士は本来の一所懸命の武士からは変質した。自分の領地を持ち、それを守ろうとすることが武士の原点である。領地のために懸命になるから一所懸命である。領地の御恩があるから主君に奉公する。これが承久の乱で朝廷を打ち破った鎌倉武士の原動力であった。

Posted byブクログ

2022/11/28

<目次> 略 <内容> 元は共同通信の12話完結の「名ぜりふで読み解く日本史」。これを利用して、武士の名せりふ、名言を元に「武士」をひも解こうとしたもの。ただし、うまくいったかは?どうも呉座さんの言い回しが私には響かないんだなぁ…。さまざまな学者の説を分析しながら解いていくのだ...

<目次> 略 <内容> 元は共同通信の12話完結の「名ぜりふで読み解く日本史」。これを利用して、武士の名せりふ、名言を元に「武士」をひも解こうとしたもの。ただし、うまくいったかは?どうも呉座さんの言い回しが私には響かないんだなぁ…。さまざまな学者の説を分析しながら解いていくのだが、否定的な発言が多く、武士の姿は見えてこなかった。

Posted byブクログ