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月の立つ林で の商品レビュー

4.3

807件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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    96

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2024/11/12

どれも良かった。 登場人物の繋がりを読み解くのが楽しい。 実際にタケトリ・オキナの配信を日課にして聴いていたい。 一見、自分に関連しない分野でも、影響を与えてくれるのだなと、自分の世界を自分で狭めていてはいけないな、と感じる。

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2024/11/08

ポッドキャストを共通として、いろんな人の人生が描かれていた。どの人の人生も、苦しいところがあったとしても、ほんの少しでもあったかい瞬間があって、それがよかった。

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2024/10/27

前向きになれる素敵な物語でした。 著者の本はいつも、サクサクした心を穏やかにして、明日に向かっての一歩を踏み出させてくれる。本当にありがたい。 窓を開けて夜空に浮かぶ月を眺めてみたくなりました。

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2024/10/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

青山美智子作品は4冊目かな?! 私的にはコレが一番好きだったかも 某BS番組で中学入試に一番よく出題されている(出版されている全ての作品が問題として採用されている)作家として紹介されていたけど、なるほどなぁ〜と妙に納得 文章の読み易さやそれぞれの章の繋がり、途中辛くても必ず光や救いが見えるラスト、安心して読める穏やかな短編集でした

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2024/10/14

不器用な人達が『月』に関連して物語が始まってゆきます。 挫折を味わったり、他人を祝うのに抵抗を感じたり……いかにも、人間味溢れる良い話だと思います。 (短編) 人生がうまくいかないときに読むとやさしい気持ちになれるかもしれません。

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2024/10/11

どの話も、 苦しい気持ちから 暖かくて優しい気持ちにさせてくれる。 人と人との繋がりがあって それが互いにいい影響を 与えているのがとても良かった。 心にグッとくるし、元気がもらえた。

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2024/10/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

優しさに満ち溢れている話だった。この小説を読むと世界に、いや、名もない誰かに優しくなれる気持ちが湧いてくる。ツキない話というラジオを中心に巻き起こる、1〜5章に連なる短編集だった。短編だが、全ての話は繋がっており、綺麗にまとまった話だった。5章の中に出てくる登場人物が廻り回って誰かへの救いへとなっているのが読んでいて心が温まった。特に1章と5章の主人公がお互い名前すら知らないがお互いを助け合ってるとわかったシーンは非常に胸が震えた。自分にとってたいしたことのないような微力だとしても、それは時としてその人に絶大な安心と希望を呼び起こさせてくれるのではないかと思わせてくれた。我々人間は時に優しさを当たり前に受け取り、人のことを勝手に想像しそうだと決めつけて、思いやりを持つことを忘れてしまう。そうではなく、今この手に受け取っている無味無臭の優しさに感謝し、自分も受け取った思いやりを世界のどこかにいる誰かに還元することができたらいいなと思う。そんな話だった。

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2024/10/06

ポッドキャストで通じる4人の短編集。読みやすい。月の話がよく出てきて穏やかな小説。 昇進に至らなかった看護師、娘の結婚相手に不服な父親、親に反発する少女、アクセサリー販売をする主婦、どの話もネガティブな状況や考えをもつ主人公たちが前向きにたる話。最後のかぐや姫へのポッドキャストが...

ポッドキャストで通じる4人の短編集。読みやすい。月の話がよく出てきて穏やかな小説。 昇進に至らなかった看護師、娘の結婚相手に不服な父親、親に反発する少女、アクセサリー販売をする主婦、どの話もネガティブな状況や考えをもつ主人公たちが前向きにたる話。最後のかぐや姫へのポッドキャストが感動した。 考え方って大事だなって思う。 タケトリオキナです。かぐや姫は元気かな?

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2024/10/05

どの話も数珠繋ぎで、それぞれの人が関わり合いとツキない話を通して自分自身が気づかなかったことに気づき成長していく物語だった。 個人的には女子高生の最後とアクセサリー作家の最後が心に残った。 自分が避けられてると思っていたが、本当は先に自分が嫌われたくないから避けていたり、人間上手...

どの話も数珠繋ぎで、それぞれの人が関わり合いとツキない話を通して自分自身が気づかなかったことに気づき成長していく物語だった。 個人的には女子高生の最後とアクセサリー作家の最後が心に残った。 自分が避けられてると思っていたが、本当は先に自分が嫌われたくないから避けていたり、人間上手くいくとすぐに人を下に見てしまい、自分の感情だけを他の人にぶつけていることだ。何も言わない人の優しさに気づかない自分の愚かさを思い出した。 新月は味気ない日だっと思っていたが、何もないからこと始まりの日と思うと、悪い日なんて無いように感じれて、この本を読み、次の日人に優しくなれそうだと思えた。

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2024/09/30
  • ネタバレ

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この世界でもがいているのは自分だけじゃないと、やさしく教えてくれる1冊。作中に月に関するpodcastがでてきて、なんか似てる2つだなって思った。平等にそこにあって、物質的には同じなんだけど、受け取り手がそれぞれ人生を重ねて、いろんな解釈をしていく感じ。青山美智子さんの世界観は、1人ずつ丁寧に輪に入れてくれる雰囲気があって、あったかいな。 ・体を寄せ合うと安心すること。問題が解決するわけじゃなくても、奇跡がおこるわけじゃなくても、ただ自分はここにいていいんだと温かく満たされること。病院でお母さんに抱きしめられたとき、思い出した。わたしはそれが欲しかったんだ。 ・遠く離れているから、わからないから、良い想像だけで夢見ることができるっていうところもあるのかもしれませんね。

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