神主はつらいよ の商品レビュー
P217 「陰徳を積む」※ 「人に知られることなく、 良い行いを重ねて行うこと」 先日父の神式の葬儀で、 司会者と(参拝者側に座った)親族の 礼の仕方に意見の相違があった。 親族なのに初めに前席親族に一礼するいうのだ。 前に出たらまず参拝者に振り返って挨拶するのが 筋ではないか...
P217 「陰徳を積む」※ 「人に知られることなく、 良い行いを重ねて行うこと」 先日父の神式の葬儀で、 司会者と(参拝者側に座った)親族の 礼の仕方に意見の相違があった。 親族なのに初めに前席親族に一礼するいうのだ。 前に出たらまず参拝者に振り返って挨拶するのが 筋ではないかと言ったら、前言のやり方が良いのだ と言われ、結局それで通した。 確かにスムーズに流れたが、 その根拠はそれだけでかったことに気づいた。 それは「神社では常に神様ファーストで」(P144)。 P146 「どうして宮司は、お祭りの席で参拝者に 礼をしないのか?しつれじゃないのか?」 と聞かれたことがあります。 その理由は、神様ファーストだからです。 決して参拝者ファーストではないのです。… 宮司が参拝者に礼をすると、どうなるでしょうか。 そうです。宮司は後ろを向くことになり、 結果として、神様に背を向けることになります。 これでは、神様に対してあまりに失礼です。 なるほどな、と思った。 こういう意味もあったのかと思った。 さらに神饌を目の高さまで上げる理由は、 「神様がお召し上がりになるお供えに、 人間が吐く息を吹きかけることは恐れ多いから」。 「玉串を持つとき、左手は下から支え、 右手は親指とほかの4本の指で挟む」のも、 「美しくみえるので、神様に敬意を払っていると される」からだという。 ここまで考え抜いているのかと感心した。
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一気に読んでしまえるライトな本ですが、面白かったです。 また、神社に行きたいな、地域の神社ってどんなところだっけと、思いながら読みました。 このあと散歩で神社に行ってみよう!
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日本人と神様のつながりには歴史がある。 地元の氏神様から皇室まで繋がる大きなものだ。 神道は宗教というより、日本人の生活そのものに根付いているものだと思っている。 本書を通して、現代人と神様との関わり、神職に就く著者の苦労も伝わってきた。 マンションやビルなどは、建設前に地鎮祭...
日本人と神様のつながりには歴史がある。 地元の氏神様から皇室まで繋がる大きなものだ。 神道は宗教というより、日本人の生活そのものに根付いているものだと思っている。 本書を通して、現代人と神様との関わり、神職に就く著者の苦労も伝わってきた。 マンションやビルなどは、建設前に地鎮祭をしているのを見るが、分譲住宅はもちろん地鎮祭をしない家も近所では増えている。神棚のない家は当たり前のようになってしまった。 私は、世の中が変わっていっても、神様とのつながりを大切にしていきたいと思っている。
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日本中にある小さい神社が、どのように運営されているかがよく分かる本。基本的には地域の人々に支えられているんですね。あと、神主さんの後継者問題が深刻。所得が低く、他の職業と兼業しなければやっていけないとのことだか、それでもやり甲斐を感じて神主になりたいと思う人はいるはず。今のように...
日本中にある小さい神社が、どのように運営されているかがよく分かる本。基本的には地域の人々に支えられているんですね。あと、神主さんの後継者問題が深刻。所得が低く、他の職業と兼業しなければやっていけないとのことだか、それでもやり甲斐を感じて神主になりたいと思う人はいるはず。今のように、後継者が神主の親族にほぼ限定されているようでは、神社業界自体が更に衰退していくのでは。当然業界内で危機意識は共有されているとは思うが、もっとオープンに変革していってほしい。
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(借.新宿区立図書館) 中小神社の神主あるあるを描いた本。まあ現状はその通りなんでしょうね。親が倒れてやむを得ずとか総代さんとの関係とかその辺はいかにも。 ただ、この本を読んでじゃあ神社に参拝してお賽銭を、とはならないような気もする。あえて問題点を上げれば、イラストがカタい。表紙...
(借.新宿区立図書館) 中小神社の神主あるあるを描いた本。まあ現状はその通りなんでしょうね。親が倒れてやむを得ずとか総代さんとの関係とかその辺はいかにも。 ただ、この本を読んでじゃあ神社に参拝してお賽銭を、とはならないような気もする。あえて問題点を上げれば、イラストがカタい。表紙はじめ各所にイラストを入れるのはいいんだけれど、もう少し顔の表情とかなんとかならなかったのか。柔らかくするとかデフォルメしてコミカルにするとか。まあ基本真面目な方なんでしょうね。神道に対する考えも神社本庁推奨の通り。もうすこし考え方に余裕がほしいかな。ま、その辺も神主さんらしいといえばらしいのかも。
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仕事関係で小さな神社にお世話になっている。社長である宮司さんは日々どんなことをしているのだろう。タイトルを見る限り大変そうな日常だが、どんなツラさがあるのだろう #神主はつらいよ #新井俊邦 22/10/26出版 #読書好きな人と繋がりたい #読書 #本好き #読みたい本 ...
仕事関係で小さな神社にお世話になっている。社長である宮司さんは日々どんなことをしているのだろう。タイトルを見る限り大変そうな日常だが、どんなツラさがあるのだろう #神主はつらいよ #新井俊邦 22/10/26出版 #読書好きな人と繋がりたい #読書 #本好き #読みたい本 https://amzn.to/3jQZXZY
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著者は、会社員から神社の神主になった方で、そのご苦労を綴ったのが本書である。 本書を読む前に著者のプロフィールを見て、副業までして商魂たくましい神主さんだなと失礼ながら思ってしまった。 しかし、そこまでしないと生活が成り立たないくらい神主の収入というのは少なく、それにもかかわらず...
著者は、会社員から神社の神主になった方で、そのご苦労を綴ったのが本書である。 本書を読む前に著者のプロフィールを見て、副業までして商魂たくましい神主さんだなと失礼ながら思ってしまった。 しかし、そこまでしないと生活が成り立たないくらい神主の収入というのは少なく、それにもかかわらず激務なのだそう。私生活でも周りの目を気にする必要があったりと、それなりの緊張感があるようだ。 今まで神社を参拝する位で、神職の方と関わる機会もなかったので、本書を読んで初めて気づかされた事や大変さが分かった。 言われてみれば、枝のおみくじもいつか誰かが取り外さないといけないのだが、その作業を行っている方々の存在を今まで気にも留めてなかった。(結構大変な作業らしい) 日常生活を円滑に送るために、様々な人が陰ながら仕事をしてくれているのだと、改めて気づかされた。
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神社で起こるあれやそれ、地鎮祭をやらずに家を建てること、メルカリでお守りを出品、落札すること…。信仰心が薄れた現代、神主は驚きの連続。興味深く読了。ラストの今の日本は無縁社会だけど、神社で神様と縁を築くことが出来るという言葉が印象的でした。
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14社の宮司を兼務して、年収230-300万円程度というのは厳しそう。氏子からの会費の3分の1程度が宮司の手に入る。
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