日本の伸びしろ 悲観を成長に変える思考力 の商品レビュー
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最後は「とにかく若い世代は選挙に行くのが肝要」とのメッセージだった。 外国人留学生についての箇所が学びが多かった。 「留学生の受け入れには外貨を稼ぐ側面がある。アメリカでは、留学生がアメリカの大学、衣食住で1人につき年間1000万円使ってる。留学生がアメリカにもたらす経済効果はおよそ10兆円」という発想はなかった。 「外国人の優秀な移民はいいが、チープレイバーはよくない。10代のころに日本に来てもらって、日本を第二の故郷に思ってもらう」という発想もなるほどなと思った。私の住んでいる町も留学生(ベトナム、ミャンマー?)が非常に多く、正直外国人ばかりで嫌に思うこともあったのだが、日本に興味をもって来てくれていると思うので、元々住む日本人としても来てくれてる外国人には日本を好きになってもらって、お金を使うなりまた来てもらったりする方が、経済的にも国の発展にもメリットが大きいのだなと思った。 少子化の原因も色々かかれていたが、私は少子化における当事者(30代二児の母、3人目迷い中)であるので、出口さんの考える少子化の原因とは少し違う意見である。 ①長時間労働 核家族で、夫が長時間労働で妻が(働いてても働かなくても)ワンオペ家事育児。夫婦ともに疲弊して、「これ以上子どもがいたらキャパオーバー」と思ってしまう。 ②金銭的問題 学費(とくに塾と大学)に金かかりすぎてキャパオーバー。 夫婦別姓は関係ないのでは?と思う。 あと、第3号を廃止せよとのことだったが、廃止する前に、子育て中でも仕事ができるように制度をもっと整えないと、それこそ子供を産み控える人が増えると思う。 パート、アルバイトに厚生年金を、という意見は賛成です。
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悲観を成長に変える思考力で、日本の将来についてプラス思考で捉え、絶望せずに現在の日本が抱える問題・課題を解決するというのは大切な考え方だと思います。 移民に関しても個人的には著者の考え方に近いです。
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政治、政治家、選挙、投票する人達が、変わらないので、変わりようがない。国民を成長させないように、してきたから。どうにもならない。 自分の意見、考えがある人が少ない。
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少子化、経済の停滞、膨らむ国の借金・・。この国の行く末はなかなかタイヘンであると漠然と認識していた折、本書に出会う。著者の莫大な知識に基づいたポジティブ思考に明るくさせられる。働き方に関する章では、自己反省しきり。昭和の働き方を改めて、生産性を上げるべく頑張ろう。
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最大の伸びしろは選挙にあり。 世襲議員、無能な政治家の高収入、まやかし的な高学力主義が日本の成長に歯止めをかけているのかもしれません。
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出口さんの新著です。 この方の前向き思考はいつも参考になります。 あまり状況は良くないものの、悲観しすぎるのも良くない。 前向きに考えることで実行力に繋げるところの考え方が年末年始に読む本として最高です。 過去にもいくつか日本の課題についての本を書かれてますが、本著も基本的には課題は大きく変わってはいないと思います。その中でも日本の成長を促進する観点で、以下のテーマに絞って掘り下げた意見が書かれてます。 1「教育」 2「少子化対策」 3「労働生産性」 4「社会保障」 5「民主主義」 特に私の意識が変えられたのが、ドイツのシュレーダー首相が国民に血が流れるのを承知でゾンビ企業を退場させた決断。(欧州の有力国も日本と同じく苦しんでたが大きく変えた)そして、少子高齢化による年金破綻問題の対策で、これからの時代は「ヤングサポートオールド」ではなく「オールサポートオール」(富める人が貧しい人を救う)だという発想。(大いに賛同。若者を苦しめるのはやめよう) あと1点知りたいのが、安倍首相も提言していた道州制導入(地方自治促進)は伸び代にならないのかが気がかりなところです。人が足りず、高給取りな割に議会で寝ている議員を生かす代わりに、判断を各自治に任すというのも活性化の一手かもしれないですね。 また新著が出たら引き続き読みたいと思います。
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勝手に私がメンターとして仰いでいる出口治明さんの著書です。 ここでいう「伸びしろ」というのはいわゆる「解決可能な課題」ということになるのですが、この本の中で私が特に感銘をうけているのは「働き方を変えれば生産性は上がる」の章です。 日本の労働生産性は低い、というのはこれまでも言...
勝手に私がメンターとして仰いでいる出口治明さんの著書です。 ここでいう「伸びしろ」というのはいわゆる「解決可能な課題」ということになるのですが、この本の中で私が特に感銘をうけているのは「働き方を変えれば生産性は上がる」の章です。 日本の労働生産性は低い、というのはこれまでも言われ続けていることですが、心あるワーカーは生産性を上げ、プライベートも充実させたいのです。そして、その方法はすでに言われている通り、会議であれば「無駄な会議を減らす仕掛けを考える」「会議時には事前に資料に目を通し、通さずに来た人は即刻退出させる」など、解決策が見つかっています。 私も「発表者は事前に資料を配布する、参加者はそれを必ず読む」というのをルール化するだけで生産性は格段に上がるのではないかと思いますが、残念ながら得てしてポジションの高い人は自分で資料を読み込む能力が低い人も多く、「自分で読んでも頭に入らないから人に読んでほしい」と感じるようで…。 とはいえ、今できることとして、自分が影響を及ぼせる範囲でスタッフに生産性の高い仕事をしてもらいとは思いますし、そういった意味で反面教師にできる人は反面教師とし、出口さんの言葉の意味もまた考えていきたいと思います。 また、この本はコンパクトにまとめられていますが、さらに多くの課題について深堀りし、頭を動かしたい方は、同じく出口さんの「自分の頭で考える日本の論点 (幻冬舎新書)」もお勧めです。
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出口さんお得意の本、人、旅と数字、ファクト、ロジックで日本の課題と対策をわかりやすくまとめた良書。繰り返し読んで中身を自分の血と肉にしたい。
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