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運動しても痩せないのはなぜか の商品レビュー

3.8

18件のお客様レビュー

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2023/07/01
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内容は興味深いが、むずかしめ。 運動したら、その分お腹が減って、その分食べてないか。 また運動して疲れたから、家でゆっくり過ごして、カロリーが減る。 運動している時と普段の時で、消費されるカロリーはあまりかわらない?ということ。

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2023/05/26
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二重標識水法という新しい計測方法で消費エネルギーを計測すると、狩猟採集民も現代人も、どれだけ運動量が違えど1日あたりのエネルギー消費量は同程度だった。(制限的日次カロリーという) 代謝システムは、制限的日次カロリーにおいて、消費カロリーを一定に保つ。運動をして消費すれば 空腹感を刺激して食べるように促すし、逆も然り。 したがって、運動しても痩せないのは、制限的日次カロリーであるから。 面白いのは、糖質制限も高炭水化物食も、痩せるのは摂取カロリーが消費カロリーを下回るから、ということ。狩猟採集民は、実は炭水化物を多く摂っており、高脂肪食だったのはエスキモーなどの寒い地域の話だった。 パレオダイエットの元になった論文で扱われてるデータは不完全で偏ったものである、という主張もなるほどだった。 要は、議論の元になってるファクトとされてるものは、本当にファクトなのか?を疑うことで、新しいことを発見したのだ。それは二重標識水法もそう。

Posted byブクログ

2023/05/11
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おっしゃることはごもっとも。身も蓋もないとはこのことか。 進化の成り行き上人間は運動した方がハッピーだし健康になるが、運動しても痩せない。超加工食品を避け、素炒りのナッツ、果物、新鮮な野菜、植物性食品を基本とする混食にすして少ないカロリーで満腹感を得る。外食はおいしくて高カロリーなのでなるべく自炊。ストレスを減らす。ダイエット法はどれもカロリー摂取が減れば痩せる、特にどれがいいということはない。サプリも疑問。寝不足を解消する。>これはなかなか難しい。

Posted byブクログ

2023/04/23
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とても興味深い内容だった。 運動しても痩せない が、落ちた体重を維持するのには有効。 一見体重の増減だけみるなら、がっかりする内容だが、運動が健康に寄与することは間違いない。 カロリー消費の面からも運動は重要変化をもたらすことを示していた。この7章では、運動によりカロリーが消費されることで、体内のカロリー消費分配が変わり、生殖など生きるにさほど重要でない箇所へのカロリー分配が抑えられる。 (ネズミの場合は逆で、生命活動に十分なカロリーが供給されないと、生殖にカロリーを回す。これは短命なネズミがいかに子孫を残すかに対応しているためと考えられていて、寿命の長い人族とは違ったカロリー消費変動になっている) ハッザ族の生活について書かれていておもしろかった。 はちみつを取るのに、口笛を吹き鳥にハチの巣の場所を教えてもらう。 肉が数日たっていても気にせず食べる。 距離の換算は歩いて何日かかるかで判断する。 よく歩く。 楽観的。 ザ。 ハムナ・シダ。←この言葉、座右の銘にしたいw 行動調査で5分おきに行動を記録する。 永遠に”歩行”の記録にうんざりした時、先輩のやり方を知り、愕然とする。このシーンで爆笑w、そうか!そんなやり方がw 現代人の消費カロリーと、ハッザ族のような原始的な生活をする人々の消費カロリーは、同じである(体格などの数値を補正してもだ)。 これはおかしいと直感的に思うが(一日何キロも歩くハッザ族のほうが、座ってばかりの現代人より消費カロリーは多いいはず)。事実そうなっている。 是は人体の消費カロリーの分配調節がされているようだ。 ここではトライアストンのような高強度負荷がかかるスポーツ選手についても調べられており面白かった。(8章) 人類の進化の過程における、分配・道具の利用について、摂取・消費カロリーにどう影響したかも面白かった。 パレオダイエットの根幹部分、原始人は肉を主食に~は最新研究より否定されており、根拠としては不十分。でも糖質制限で結果が出る理由も書かれていた。興味深い 人は雑食で、定住地の状況に合わせて食生活を変化されてきた。また環境に応じて遺伝子も変化し、食生活に適した消化システムになっている。この点もう少しほかの資料に当たってみたい。 また読み直そう

Posted byブクログ

2023/04/13

タイトルを見て、興味深く為になりそうな本だと思い購入。Amazonで新品2970円と高いが好奇心が勝ち購入!がっ、、面白くない(汗) とにかく読みづらい!てか読めん。普段ミステリーばかり読んでるからなのか?? お金がもったいないので、メルカリで売る!

Posted byブクログ

2023/01/10

食事を少なく、運動しても痩せない。トレーニングや運動は体重増加抑制になっても運動量の分減るとは限らない。 運動をしないと死亡リスクなど考えるとした方が圧倒的に良い! 食べるものはなるべく加工されたものではなく、加工されていないものを選択した方が太りにくい

Posted byブクログ

2022/12/15
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 興味を持って図書館から借り出したが、タイトルからして、そもそも読む気が失せるというか、これまで何のために運動してきたのだろうと暗澹たる気持ちになる。ということで、なかなかページを繰る速度があがらなかった一冊(著者の筆致によるところも大きいとは思う)。  主旨としては、タイトルの如し、「運動しても1日の総消費カロリーに変化はない」ということ。それが、近年の人類学的研究で明らかなになったという、その研究発表だ。ハッザ族という、アフリカでいまだに狩猟採集を行う少数民族を通じ、エネルギー摂取と代謝のメカニズムを解明した。  解明できたのは、動物の1日の消費カロリーを正確に測定することが出来るようになったこと(「二重標識水法」という新手法らしい)、それによって、われわれ先進国に暮らす人間と、ハッザ族のような狩猟採集民、さらにはオランウータンやチンパンジーなどの類人猿の消費カロリーを測定した。その結果が、“運動しても痩せない”だ!!!(涙)  いや、それだけが研究の成果ではないのだけど、もう、右に行ったり左に行ったり、ハッザ族とのたわいもない日常の描写に明け暮れて、ほんと、ページが進まない。 いやいや、読み手の興味がそれ以降続かない(苦笑)  ともかく、その結論だけではなく、その研究によって導き出されるさまざまな発見も開陳されているのだが ― 例えばハッザ族には、糖尿病、肥満、高血圧と言った成人病が発症しないとか、分配と代謝率の向上で集団が生まれ抗争が勃発したとか、単なるダイエット論争に終止符を打つだけではなく、スポーツ科学や人類学についても、衝撃的な事実が述べられている。  では、運動することは無駄なのか!?  でもないらしいところが、さらに本書のもどかしいところ。運動してもしなくても1日の消費カロリーは変わらないとなれば、もう運動やめちゃおうかと思うが、摂取した上に、運動にも使われなかったカロリーは、不必要な「炎症」を起こし、現代病の原因になるという。余ったカロリーの使い道の際たるものが「炎症」だとか。アレルギーや関節炎、動脈疾患のほか、さまざまな「現代病」の原因となっているのだそうな。  故に、運動すれば、余ったカロリーが消費され、ムダな炎症が抑えられる。つまり、健康が維持される。  要するに、喰ったら走れ!ということだ。  ・・・ いや、その前に、もう少し食べる量減らせよ、ってことなのかもしれない。  つか、読まなくても分かってる話か、それって!?  (いやいや、こうした研究がなされ、科学的に証明されたというありがたい書なのだ)

Posted byブクログ

2022/12/08
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ヒトは動物界のはみ出し者。一生がゆっくり。 類人猿で単独で暮らすのはウランウータンだけ。オランウータンは代謝がゆっくり=エネルギー消費が少ない。代謝率を下げるにはライフサイクルをゆっくりするしかない。 霊長類の代謝は哺乳類に比べて半分。しかし、基礎代謝は同じくらい。脳が大量のエネルギーを使うから。 人間は、他の類人猿に比べて脳にエネルギーを回すため、消化管へのエネルギーを減らした。 カロリーの燃焼とはATPをつくること。 速度が上がると歩くより走るほうが楽。そのほうがエネルギーコストが最小になる。走るほうが距離当たりの消費カロリーは高い。一流のランナーでも同じ程度に消費する。 一日の活動レベルは、一日の消費カロリーとはほとんど関係がない。減量プログラムの前提が間違っている。 哺乳類は、小惑星の衝突で恐竜を含む大量絶滅の隙間に反映した。 霊長類はそのころから、代謝が遅く、成長が遅く長生きした。長期に生殖が可能。成長が遅いと学習できる。 ハッザ族=分け合う民、の意味。ハッザ族には、糖尿病、心臓病、肥満、高血圧はない。 ヒトは分け合うことで成功した。分け合いが代謝革命を起こした。分け合うことで摂取カロリーが増加し、代謝が向上した。チンパンジーも脳を使うが、分け合わない。ホモ属は持久走で獲物が疲れたところを捕まえた。 分配と代謝率の向上で、集団と抗争が生まれた。 数百世代前までは狩猟採集民族だった。活動量が多いがエネルギー消費は、現代人と同じだった。 制限的日次カロリー消費=活動量が多いと基礎代謝を減らす。カロリー消費量を増やして痩せることは難しいが、運動は体にいい。運動をするとカロリー消費が増えた分だけ摂取量も増えることもある。 運動による減量の研究は、長期になると予想通り減量しない。 基礎代謝と運動によるカロリー消費は、体重の変化に反応して変わる。 代謝を上げることはできない。活動レベルに応じて変わる ハッザ族の主要な食べ物ははちみつと地下茎。狩猟採集民族が肉食だったとは限らない。手に入りやすいものを食べている。北極圏の人が肉を食べるのは野菜がないから。 脂肪の割合は少ない。心臓病になりにくい。 牧畜民は、7000年ほど前に変異してラクターゼを消化できるようになった。 穀物を食べていると、アミラーゼが増える。 イヌイットはケトン体を作らないように変化している。 スーパーフードは根拠がない。代謝を上げる食物はない。 低炭水化物食と低脂肪食はダイエットに関しては同じ。 ただ糖類は取りすぎる傾向にある。 一つの食品だけを食べるのは飽きて摂取量が減るから。 食事のカロリー制限と、絶食は同じ効果。 食べ物が多いと肥満になりやすい、というだけ。 たんぱく質と食物繊維が多いものは満足感が持続する。糖類は報酬系が働き満足するまでの量が多い。 ナッツ、果物、新鮮な野菜を食べれば、少ないカロリーで満腹感を感じられる。 類人猿は怠惰なのに病気にならない。運動を必要とするヒトが特殊。狩猟採集民族になった以降、活動量が増えた。運動によってカロリー消費は増えなくても、カロリーをどう使うかは変えられる。運動が多くなると、余計な仕事が減らされる。炎症、ストレス反応、生殖、生殖系のがん、など。 一日5時間体を動かす、そのうち1時間は心拍数を上げる。運動は多いほどいい。 運動で減量は達成できないが、体重管理には有効。 基礎代謝の2.5倍以上の運動は、体脂肪を使う=原料になる。これ以上早く消化吸収できない。 出産も、母親の代謝の限界に近づくと引き金になる。

Posted byブクログ