吉原と外 の商品レビュー
大店の主人に身請けされた元花魁の美晴と女中のお照。最初は探り合う仲だったものの、やがてお互いを頼り合う。 美晴はお照より年下ではあれ、肝はどんと据わっている。 美晴に振り回されてバタバタするお照とのコンビが良い。 最後の意外な展開にはちょっとびっくりだね。
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美春の頭の良さとお照の素直さが面白い前半と親子の難しさと因縁を感じる後半ととても読みやすく面白かった。 二人の暮らしのこれからとか野々吉とか美雲花魁とか魅力的なキャラクターなので続編があればいいなと思う。
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元花魁とその見張りとして雇われた女中。2人のぎこちない主従関係が最後に強い絆で結ばれる。それまでのミステリーを解くかのような復讐や意趣返し、そして極め付けの刃傷沙汰、メリハリのある文章と魅力的な登場人物、鬼に因んだ章だてなど楽しめましたまs。
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初読みの作家さん。タイトルは「吉原」を「なか」と読ませ「なかとそと」となる。吉原の花魁だった美晴を世話するお照を主人公とした6話から成る連作長篇だ。 最初の2話を読んで同じパターンの繰り返しなのかと思ったが、次第に様子が変わってくる。徐々に明らかになる美晴が遊女となった理由や、郭...
初読みの作家さん。タイトルは「吉原」を「なか」と読ませ「なかとそと」となる。吉原の花魁だった美晴を世話するお照を主人公とした6話から成る連作長篇だ。 最初の2話を読んで同じパターンの繰り返しなのかと思ったが、次第に様子が変わってくる。徐々に明らかになる美晴が遊女となった理由や、郭での暮らし振りに胸が塞がる。お照もまた、実父亡き後の苦労が明かされる。いつの時代も毒親に子は難儀するということか。この2人のキャラクターが対照的でユーモラスだった。 重苦しい内容の時代小説なのだが、とても読みやすく重さを感じなかった。
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大店の主人に落籍された花魁、美晴。その花魁が浮気しないようにと見張り役として女中奉公する事になったお照。女二人の真実を隠したままの暮らしが始まる。 皆が見惚れる美女ではんなりとしているものの、本当は気の強い美晴と、親から捨てるように女中奉公に出された行き遅れのお照。正反対のような...
大店の主人に落籍された花魁、美晴。その花魁が浮気しないようにと見張り役として女中奉公する事になったお照。女二人の真実を隠したままの暮らしが始まる。 皆が見惚れる美女ではんなりとしているものの、本当は気の強い美晴と、親から捨てるように女中奉公に出された行き遅れのお照。正反対のような二人が丁々発止しながら暮らしていく模様が描かれている。 はっきりと物言う美晴と、意外にも世間の裏側を知らないお照の対比が面白かった。 最後には思いもよらなかった真実が明らかになる。 二人の今後が楽しいものになるようなラストで読後感もよかった。
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美晴花魁の千里眼ぶりを頻繁に書かれると、そんなに上手くいくかな、、と思ってしまう。二人とも悲しい境遇で、今後の生活にエールを送りたい。
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元花魁と女中との生活を通して起こる事件、江戸時代の生き抜く生活の知恵や吉原で生き抜いた花魁と外で育った人の考え方の違いなどなかなか味があって面白い。
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