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ガリバー旅行記 の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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2024/03/29

当時のスウィフトや時代の考え方、物の見方が感じられて面白かった。やはりこのような古い名作を読んでいかないとと思った。

Posted byブクログ

2024/03/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

思ってたより書かれた時代が前。今では異世界転生めちゃくちゃあるけど、そういうお決まり一切ない時代にできた異世界生活の話。目次見てまずびっくりした。大体書いてあるじゃん! 解説が充実してる。痒いところに手が届くって感じで無かったら得られる情報半分以下になってたかも。黒後家蜘蛛の会読んでからアイザックアシモフを知り合いだと思ってるので、アシモフの注釈を引用してくれるの嬉しい。一緒に読んでる気分になる。 どこの国行ってもイギリスの腐敗した政治を人間代表みたいに語るのやめてほしい。他に漂着する人滅多にいなさそうだから、多分今でもめちゃくちゃな世界として伝えられてると思う。流石に仕組みはもうちょっと進化してる。 日本に来るくだり短いけど面白かった。この本自体が古すぎて日本がまだ江戸時代っていうので既に面白い。やっぱ踏み絵嫌なんだ。 どの国行っても影響されすぎじゃないかと思うけどそういうギャグ助かる。最後、完全に自分をフウイヌム側だと思って、妻子まで汚らしいヤフー呼ばわりしてた。こんな分厚い本なのに終わらせ方そんな感じ?笑

Posted byブクログ

2024/03/21

子供用に借りてきたら予想外にボリュームあってびっくり。 こんな政治風刺の効いた話だとは知らなかった…多分子供向きの要約した絵本みたいなのしか読んだことなかったのかな。 返却期限があってじっくり読めなかったので、いずれまた再チャレンジしたい。

Posted byブクログ

2023/09/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

期待通りの面白さ! 旅行記なので物語というより、不思議な国に行った記録のような書き方。当時の習慣や歴史的背景の知識について、ページの端っこに補足があるのがうれしい。それも事細かではなくて、知ってると面白くなる程度の軽い内容で書かれているのでストーリーを読むときの邪魔にはならない。 当時の常識なので今さら批判しても仕方ないけれど、妻の社会的地位は圧倒的に夫より低かったんだなあと分かる。好きな時にフラッと妻子を置き去りにして数年間旅行にでかけて、帰ってきても再会を喜ぶどころか頭がおかしくなってる旦那を、それでも献身的に出迎えないと生きていけない妻。金持ちの旦那でお金には不自由してないみたいだから、当時の女性としては良い暮らしだったのかな?他にも他国民への偏見もかなり痛烈に書かれている。そのあたりは物語の本質ではないので、当時はそんな感じだったんだ〜と雑学的知識として興味深く読んだ。 複数の不思議な国を旅して、最初は道徳心や愛国心あふれる男だったけど、最後は人間嫌いになって終わったのは意外だった。他の世界を見て自分の視野を広げていくほど、人間という生き物の醜さが際立つ、ということかな。 それとも多くの世界を知れば知るだけ、周りよりも卓越した視野を持ってしまうから、それまで満足していた世界が急に物足りないちっぽけな存在に見えて大切に出来なくなってしまうということ?

Posted byブクログ

2023/06/10

ガリバー旅行記は、子供のころの 絵本でしか読んだことがなかったです。 小人の国だけの話ではなかったのが 驚きました。 ただ、少し読みづらいというか、何がいいたいのか わからない感じの内容です。 最後の馬の国はなかなか面白かったです。

Posted byブクログ

2023/01/27

子供の頃に絵本で読んだ一部分から、浅はかな想像をしていたが、良い意味で裏切ってくれた小説だった。 ファンタジーではあるが、著者スウィフトの政治や人に関する思想が色濃く反映されている。注釈・解説を見ればそれがより顕著。 人間とは姿形や思想の異なる様々な生き物が支配する摩訶不思議な...

子供の頃に絵本で読んだ一部分から、浅はかな想像をしていたが、良い意味で裏切ってくれた小説だった。 ファンタジーではあるが、著者スウィフトの政治や人に関する思想が色濃く反映されている。注釈・解説を見ればそれがより顕著。 人間とは姿形や思想の異なる様々な生き物が支配する摩訶不思議な国に流れ着くガリバー。そういった、実在しない、奇想天外の国への旅行記と見せつつ、当時の英国に関するさまざまなリアルが散りばめられている。

Posted byブクログ

2023/01/20

何より面白かった 訳者のセンスある注釈で説明される皮肉とか暗喩が楽しくて楽しくて 人にフォーカスしてその感情描写を精緻にするみたいな文学感をいい意味で感じなかったので勢いで読めた

Posted byブクログ

2022/12/19

第一部と日本編と第四部のみ読書 リリパット、巨人、馬、ヤフーなどを借りて人類や文明の批評、また帝国主義はてはグローバリゼーション批判をしている古典。 「へきなー・でぃーぐる」リリパットたちが最初に叫んだ言葉24 リリパットと人間の比率は1対12 25 リリパットは文字を斜めに...

第一部と日本編と第四部のみ読書 リリパット、巨人、馬、ヤフーなどを借りて人類や文明の批評、また帝国主義はてはグローバリゼーション批判をしている古典。 「へきなー・でぃーぐる」リリパットたちが最初に叫んだ言葉24 リリパットと人間の比率は1対12 25 リリパットは文字を斜めに書く82 「ザモスキという漁港」ガリヴァーが到着したのは下総か、神奈川の観音崎が有力333 フウイヌム国(理性馬の国)では「悪」を意味する言葉が無いので「ヤフー」を悪の意味に使う425

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2022/10/30

朝日新聞で連載されていた翻訳の単行本化。連載で読むのはもったいなくて、書籍になるのを待っていた。 注釈が多いので、読むのが大変だなと連載時には思ったが、世相や権力への皮肉が込められている内容が多く、注釈がなければ意味が分からないところも多い。この本には、青空文庫では得られない喜...

朝日新聞で連載されていた翻訳の単行本化。連載で読むのはもったいなくて、書籍になるのを待っていた。 注釈が多いので、読むのが大変だなと連載時には思ったが、世相や権力への皮肉が込められている内容が多く、注釈がなければ意味が分からないところも多い。この本には、青空文庫では得られない喜びがある。 ガリバーはどの国に行っても王、帝から寵愛を受ける。まあ、そうしないと生き抜いていけないわけで、ストーリー上困るからだろうが。 しかし、何度も難破したりして訳の分からないところに流れ着いて、その度えらい目にあうのに、まったく家に居つけないガリバーは異常だ。こんな亭主を持ったら、大変である。 最後は嘘をついたり人を騙したりするという概念のない馬が高い知能で統治する(というか我々人間のように君臨する)「猿の惑星」の馬版みたいな国で、その馬に感化されてしまう。イギリスに戻ってもヤフー(馬の国にいた野蛮な人類、イギリスの家族もこれに含まれてしまった)と席を同じくできなくなってしまい、こんな亭主追い出したらいいのにとも思ってしまった。 第3の国で開陳される、奇妙奇天烈な研究描がやたらおかしい。数学院でウエハースに命題と証明が書かれ、これを消化して命題が頭に上る、という研究が出てくるが、これって「暗記パン」じゃないかと驚いた。 そして、ヤフーは沼正三『家畜人ヤプー』と繋がる。翻訳者柴田元幸は「正当な末裔」と解説で書いている。 日本で言うと江戸時代より前に書かれた書ということを忘れてしまう、素晴らしい小説である。

Posted byブクログ