君のクイズ の商品レビュー

小川哲(著者)

2024/07/27

出題されたクイズと解答者の人生が重なる様子が、スラムドッグ$ミリオネアを彷彿させる。「ママ　クリーニング小野田よ」は実在するお店だと言うことを初めて知りました。

2024/07/27

クイズを押す過程がよくわかる本だった。期待しすぎていたこともありそこまで衝撃は受けなかったが面白かった。彼にとってはクイズと共に人生があるのだなと思った。

2024/07/26

とあるクイズ番組。決勝で戦う2名の男。
6-6でポイントを取り合い、後1点取った方が優勝という状況。
問題文が読まれる前に一方が正解を述べる。優勝が決まる。
クイズ番組を舞台にした、何故最後の一問を問題文が読まれる前に正解出来たのかをクイズ番組という視点から解き明かして行くストーリー。
めっちゃ読みやすくて、一気に読み切ってしまった。
本屋大賞にノミネートされていたので、期待が上がってしまった部分があり、それを超えては来なかったのが正直な所。

2024/07/24

クイズプレイヤーの答えを確信する瞬間を知れた気がした。
押し方ひとつでもこんなに色々あるとは。
奥が深い。
それにしても、結末がけっこう衝撃だった

2024/07/22

クイズが進むにつれて物語が進んでいく展開はとても読みやすく、情景のイメージがし易い内容でした。小説を読みながらクイズが学べるとは、、一石二鳥を超えてきました、、。クイズにおける心理戦や、戦略の面白さが存分に詰まっていてとても学びの多い小説。

2024/07/21

ただ『クイズプレイヤーがどうやって問題を解いているか』ということが書かれている本でした。それに興味がない私には全く刺さらなかった。

2024/07/19

普段と趣の違う小説を読んでみた。
評価が高かったから。
やっぱりわくわくしなかった。
クイズする人の頭の中に、私は興味がないんだ。

結末には「そうくるか」とちょっと心が動いた。　　

クイズ、同じことでも人によって向き合い方は違うんだよね。良いも悪いもないよね。

2024/07/17

とにかく書き出しのストーリーが秀逸です。一気に引き込まれました。
伏線を回収していくような展開で、読者である私もクイズの解答者になっているような不思議な感覚で読み進めました。

2024/07/16

生放送クイズ番組の決勝戦にて対戦相手が問題文が読まれる前に回答し見事正解、そして優勝。彼は何故正解することができたのかを解き明かしていく物語。

ライバルがなぜ優勝できたのか、なぜあの問いに回答できたのかを思索する主人公の視点を辿っていくことで実態がよく知られていないクイズプレイヤーという界隈についてより共感することができる構成になっている。ラストは読者の予想の斜め上、でも実際そんなもんかもと思わされてしまう人を喰ったような結末。それまでの人物描写が丁寧だから対照的な二人の主人公行先にも思いを馳せられる。読んでいて実に楽しかった。

2024/07/15

結構練り込まれた作品なので、それを加味して☆3かな。
クイズの答えは人生の中にあったと振り返りながら展開していくのは『スラムドッグ$ミリオネア』の構成ですね。
最大の謎である、「問題が読まれる前に答えて正解する」ことに対して、ヤラせ以外の可能性があるという道筋はむしろ困難なストーリーなので、そこを丁寧に紡いでいくのと、くどくなり過ぎ、のギリギリの間で構成されているのはなかなか見事かなと。
そういう物語が帰結する時、主人公の「クイズとは人生だ」という答えとタイトルの「君のクイズ」が俄然輝きを増します。