タフラブ 絆を手放す生き方 の商品レビュー
まず、思ってた(求めていた)内容と違った。 SNSで「パートナーや自助グループなど他者と繋がって回復していくと言われてるけど、その相手がいない人はどうしたらいいの?」という書き込みに「寂しさと共存するタフラブという生き方があります」とコメントがあったのをみて気になり本を購入 こ...
まず、思ってた(求めていた)内容と違った。 SNSで「パートナーや自助グループなど他者と繋がって回復していくと言われてるけど、その相手がいない人はどうしたらいいの?」という書き込みに「寂しさと共存するタフラブという生き方があります」とコメントがあったのをみて気になり本を購入 ここのコメントから、パートナーや家族も失い、完全に孤立し、自助グループやその他のつながりもしんどいという人の生き方を示しているのがタフラブというものなのかな?と思ったのだけど この本で言ってるのは、「共依存になるなよ」ってこと。見捨てないで、入り込まないし、入らせない関係性をタフラブと呼んでいる。なので問題ある人のパートナーや家族の人が対象になっている。正直、タフラブと名称をつけたがやっていることは共依存の対処法としてオーソドックスな感じがした。(ただ昔書かれてから時代が経ち、認知が進んだだけなのかも) あと個人的に今までも信田さよ子さんの本は読んでいて、なんかもやもやする感じがある。主語がでかい感じ、世の中ってこうでしょ?という信田さんの主観がすごいかんじ、カウンセリングやってて問題のある人たちばかりに関わって信田さんの認識に偏りがありそうと思った。 正直、最後の方の第四章でやっとタフラブについて具体的な行動の例などがでてきた。それまでの章はこういう問題あるよね?とかなんかもやもやとした例とか信田さんの感じてることとかで、何のために書いてるのかよくわからなかった。雑誌のコラムみたいな、かんじ わたしがこういうの苦手なだけかもだけど
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367.3 自分を好きになろうなんてどうでもいい むしろ大切な人、疎ましく思う人とどう関係性を築くか その時出る言葉がタフラブ
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絆、という言葉の耳障りの良さに釣られてしまいがちな自分がいる。自分の問題と自分以外の問題を区別すること、なかなかに難しそうだ。 精神的な臍の緒を握りしめて離さない様な母親とその第一子長女、という関係なので、信田さんのご著書を読む機会は何度かあって、物理的に距離を取る、という形で何...
絆、という言葉の耳障りの良さに釣られてしまいがちな自分がいる。自分の問題と自分以外の問題を区別すること、なかなかに難しそうだ。 精神的な臍の緒を握りしめて離さない様な母親とその第一子長女、という関係なので、信田さんのご著書を読む機会は何度かあって、物理的に距離を取る、という形で何とか衝突はしないでここまで来た感はあるけれど、母親も、っていうか父親がすっかり老け込んで、単純に距離だけ取っている訳にはいかない状況。母を助けに行くのか、どこまでが母の問題で何が自分の問題なのか、冷静になってタフに考えようと思う。
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私は文学者でもなく、大学の研究者でもない。この日本で家族を営んでいる人たちが直面するさまざまな問題を、カウンセリングで解決するのが私の仕事。 「これ以上のむと死ぬよ」と酒を取り上げたり、「このまま飲み続けるんだったら別れる」と脅したりすることは、結果的に夫がもっと酒を飲むことにつながる。、むしろ「飲むか飲まないかは、あなたの問題です」と距離を、とった言い方をして、飲んでいる夫を家に残し、自分はアラノンのミーティングに出ることを続ける。このような対応が積み重なった結果、酒をやめる夫があらわれた。 本人の責任を本人に返し、責任をとるように要求すること。これが、タフラブである。 妻や母になるということは、「人」ではなくなることなのだろうか。 じつは、息子が世間に誇れるような人間に育たないことで、父親自身が傷ついたのではないだろうか。 かつては「親はなくとも子は育つ」と言われていたが、今は「両親がそろっているのに、こんなにいい子に育った」、それがカウンセリングを通しての実感だ。 その妊娠はだれの妊娠か、産むか産まないかはだれが決めることなのか、その点をはっきりさせなくてはいけない。成人した娘に対して、それは大原則だ。まず、娘の問題に入り込んで自分の問題にしてしまっている母親をカウンセリングのターゲットにする必要がある。 「あなたの問題」と「私の問題」を切り分けられないと、問題は解決しない。 子どもの問題では、もっとも犯人にされやすいのが母親である。 まず自分の頭の中で、誰の問題かを見極め、切り分け、各々の箱にそれらを収めていくこと。これが家族問題解決の基本である。 仕事から帰ってきた相手を見て、 「今日は機嫌が悪そうだな、何か嫌なことでもあったのかな」 と感じたら、そのことを自分からは聞かない。相手に話して解決できるものなら話すだろうが、どうなるものでもないから話さないのだ。 こんなときは、「わかってあげよう」よりも、「お疲れさま」のひとこととともに、さりげなくビールやお茶を差し出してくれるほうが、ずっといい。
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大人としての適切な人間関係の距離感を保とう、ということだと思うし、健全な関係性に必要なことだと思う。それが近い関係だからこそ、理解はできても実践が難しくなることが多いのだろう。
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タフラブ(tough love)は、手放す愛、見守る愛のこと。 私の問題、家族の問題、友人の問題、と課題を切り離すこと。切り分けるコツは、相手がどう反応するかより、自分が苦しいことを優先させること!そして、正直に自分の現在の状態を、主語を私にして相手に伝えること。 ごめんなさ...
タフラブ(tough love)は、手放す愛、見守る愛のこと。 私の問題、家族の問題、友人の問題、と課題を切り離すこと。切り分けるコツは、相手がどう反応するかより、自分が苦しいことを優先させること!そして、正直に自分の現在の状態を、主語を私にして相手に伝えること。 ごめんなさいね、これ以上あなたの話を聞くことはできません。私も専門家ではないので、苦しくなってしまうんです、とスッパリ言うこと。 タフに生きることは、寂しさに耐えることではない。寂しさとともに生きることだ。
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タフラブは相手にわかってもらおう、相手にわからせようとすることのない愛といえる。また、わかってあげようとはしない愛でもある。 本書を読めばこの意味を理解できるのだが、頭ではわかっていても実際にできるかどうかはむずかしい。
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2009年に発刊された『タフラブという快刀』の再編集改訂版だ。 フラブとは相手が生きていけるように、手を出さない、手を貸さないということだ。p035 (1)手を出したり、手を貸したりすることでどういう問題が起きているかということ、(2)手を出したり、手を貸したりすることが有効であ...
2009年に発刊された『タフラブという快刀』の再編集改訂版だ。 フラブとは相手が生きていけるように、手を出さない、手を貸さないということだ。p035 (1)手を出したり、手を貸したりすることでどういう問題が起きているかということ、(2)手を出したり、手を貸したりすることが有効であると考えるのはどういう誤解に基づいているのかということ、(3)具体的にどういう方法:相手に対する言葉のかけ方など、はどういう風にするのがいいのかということが明らかにされる。(60%ぐらいは理解できただろうか。)
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