ウクライナ戦争の200日 の商品レビュー
ウクライナ戦争開戦後に、ロシア軍事の専門家が本職の同志イズムィコによる対談集。 軍事専門家から、作家まで多岐にわたる対談相手により、ロシアによるウクライナ侵略戦争の歪さと、コレを歪と思い込んでしまうバイアスについて興味深い示唆を受けとることができる。特に、ヤマザキマリ(イタリア)...
ウクライナ戦争開戦後に、ロシア軍事の専門家が本職の同志イズムィコによる対談集。 軍事専門家から、作家まで多岐にわたる対談相手により、ロシアによるウクライナ侵略戦争の歪さと、コレを歪と思い込んでしまうバイアスについて興味深い示唆を受けとることができる。特に、ヤマザキマリ(イタリア)、マライ・メントライン(ドイツ)、安田峰俊(中国)などの異なるバックボーンからの支店を得ることができるのは有益である。 それにしても、国民性が「ヒャッハー」に最適化されているロシアって…
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対談モノでテンポよく読めました ニュースでは得られない情報もあり、複眼的に理解できたと思います シベリアの掟は機会があれば読んでみたいですね
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学びが深いです。 国際政治チャンネルをみている時にも思うのですが、対談方式でしか出てこないニュアンス的なものについては言うまでもなくあります。 個人的にはドイツ、中国における雰囲気を知れたのはとても学びが深かったです。
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大変読み応えがあった。対談ごとに、違ったアプローチから今回のウクライナ戦争の背景を知る事ができる。深刻な内容ながら、時にユーモラスになる対談になるのが、小泉氏の真骨頂。
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混迷が続くロシアとウクライナの戦争。本書はロシア軍事研究の第一人者である小泉悠と各分野の識者が、様々な角度から現在までの情勢を見つめた対談集である。 戦争や軍事関係の識者以外にも東浩紀やヤマザキマリ等の対談も収録。しかしこうして他分野の視点を用いることで、今回の戦争を俯瞰して見...
混迷が続くロシアとウクライナの戦争。本書はロシア軍事研究の第一人者である小泉悠と各分野の識者が、様々な角度から現在までの情勢を見つめた対談集である。 戦争や軍事関係の識者以外にも東浩紀やヤマザキマリ等の対談も収録。しかしこうして他分野の視点を用いることで、今回の戦争を俯瞰して見ることができ、より全体像を把握しやすくなっていると思った。 すでに古くなった情報もあるが、日本に住む私たちがこの200日間でどのように戦況をキャッチし、その時々でどのように感じていたのか。今年2月に始まったウクライナ戦争の現在までの流れをつかむという意味で価値のある本だと言える。小泉悠のバランスの取れた視点と、たまに出る軍事オタクとしての暴走が本書の肝。 以下、特に読み応えのあった対談について。 小説家であり元自衛隊員である砂川文次との対談では、戦術論や兵器についてのマニアックな応酬が面白かった。というか良くも悪くもただの軍事オタクの会話になってる箇所も。だがそうした観点からの情報も有効だろう。非対称戦争とその戦法として有効な戦術、ゲリラ戦術を上手く活用しているウクライナ、非合理な戦争等々…。元自衛隊員の話って意外と聞く機会がないので新鮮だった。 防衛省に勤め、軍事戦略や日米関係の識者である高橋杉雄との対談では、100日目時点の振り返りを行う。開戦当初のロシア側の作戦のバラツキ、連携の不具合、指揮系統の変化が実際の戦況に及ぼしている影響等々。 やはりロシア側には開戦初期は上手く機能していない部分があった模様。例えばミサイル兵器「ジャベリン」は、本来であれば80時間の講習が必要にも関わらず、いきなり実践投入されて兵士が混乱したとか。さらにそれら武器取り扱い説明の為のカスタマーセンターがあるとのこと。こういう焦点があたりづらい話って興味深い。 真面目な話のなか、小泉氏の人柄が出ている箇所もちらほら。例えば片渕須直との対談では、映画『トップガン』の話になると急にテンションが上がるのは笑った。なんでも50回は見たのだとか。あと小泉氏がちょいちょいドストエフスキーの小説をラノベ扱いしてて可笑しかった。 戦争や軍事の第一人者同志の対談だけではないからこそ、多くの人が読みやすい書籍になっていると思う。開戦から時間が経ち、心が離れ始めている人にこそ手に取ってもらいたい。
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ロシア連邦軍は、してはならないことを平気でしてきた。過去にロシア連邦軍が占領して撤退したブチャなどでは虐殺や拉致、拷問、レイプ、略奪が明らかになった。イジューム撤退後も同じことが明らかになるだろう。
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【戦争の虚と実。世界はどこへ向かうのか?】時々刻々移りゆく戦況を睨みながら、ロシアによるウクライナ侵攻の背景、戦争のある日常、今後の世界秩序の行方を立体的に眼差す。
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