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わたしが消える の商品レビュー

3.9

14件のお客様レビュー

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2024/10/23

奥深い内容で真実を追う姿に乗り移るように早く知りたいという衝動で読み進めた。認知障碍というものが珍しい病気でないと分かってきている現在だけれど実際に診断されたらどんな気持ちで残る人生を送らなくてはならないのか。そして実際に診断された主人公が身元調査を始めて巻き込まれていく事態は想...

奥深い内容で真実を追う姿に乗り移るように早く知りたいという衝動で読み進めた。認知障碍というものが珍しい病気でないと分かってきている現在だけれど実際に診断されたらどんな気持ちで残る人生を送らなくてはならないのか。そして実際に診断された主人公が身元調査を始めて巻き込まれていく事態は想像の上をいく。

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2024/09/06

面白かった。さすがは乱歩賞受賞作。 と、同時に既視感。私の好きな佐々木譲氏や伊岡瞬氏を彷彿とさせるか。まぁ題材もよく練られているとはいえどっかで読んだなとモヤってしまった。 けなしてないんです。他の作品も読んでみたいな、好きな作家が増えて良かったと思っているし。 おじさんが...

面白かった。さすがは乱歩賞受賞作。 と、同時に既視感。私の好きな佐々木譲氏や伊岡瞬氏を彷彿とさせるか。まぁ題材もよく練られているとはいえどっかで読んだなとモヤってしまった。 けなしてないんです。他の作品も読んでみたいな、好きな作家が増えて良かったと思っているし。 おじさんが義憤する話っていいよね。

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2024/08/20

とても読みやすくて面白かった! 最後は感動(涙)3人で一緒にたくさん話をすればノートもいらないね。 最後に残る記憶…自分なら何だろう。素敵なものであってほしい。 ちょうどお盆中に作中でもお盆のところを読んで、しかも偶然にも作中の曜日が今年と同じだった。 さらに、名前を少しだけ変...

とても読みやすくて面白かった! 最後は感動(涙)3人で一緒にたくさん話をすればノートもいらないね。 最後に残る記憶…自分なら何だろう。素敵なものであってほしい。 ちょうどお盆中に作中でもお盆のところを読んで、しかも偶然にも作中の曜日が今年と同じだった。 さらに、名前を少しだけ変えているけど場所的にももしかして母校のことじゃないかなーとか。 なんか読んでいて嬉しくなるポイントあって嬉しかった。 表紙が何かに似てるなーと思ってて、自分の本棚見てたら一発で分かったw

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2024/08/05

介護施設で働く娘の依頼により、認知症を患う"門前さん"(施設の門の前に放置されていた)の身元を調査することになった父。 ただの身元調査だったはずが、いつの間にか警察組織の闇に迫っていき、公安や暴力団なども絡んだ大きな渦に飲み込まれていくーという展開にハラハラさ...

介護施設で働く娘の依頼により、認知症を患う"門前さん"(施設の門の前に放置されていた)の身元を調査することになった父。 ただの身元調査だったはずが、いつの間にか警察組織の闇に迫っていき、公安や暴力団なども絡んだ大きな渦に飲み込まれていくーという展開にハラハラさせられました。 なぜ"門前さん"は、自分を偽って生きてこなければならなかったのか。 真実が明らかになったとき、彼の辛さや悔しさを想像すると胸が詰まりました。 認知症の症状が進行し、過去の記憶が消えていってしまうなか、、、最後まで残された記憶は、どうか幸せなものでありますように。 切なさが残る作品です。

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2024/06/01

元刑事の藤巻は、介護施設に保護された認知症患者の身元調査依頼を引き受け、老人男性の生きた証を探し始めると、次々と見つかる不穏な物証。この老人は一体何者なのか。自分の過去の事件も絡んで危険な目にも遭遇するが、最後はスッキリと解決。 読みやすい文章に、この身元探しがどう展開していくの...

元刑事の藤巻は、介護施設に保護された認知症患者の身元調査依頼を引き受け、老人男性の生きた証を探し始めると、次々と見つかる不穏な物証。この老人は一体何者なのか。自分の過去の事件も絡んで危険な目にも遭遇するが、最後はスッキリと解決。 読みやすい文章に、この身元探しがどう展開していくのか適度な不穏感、一気読みで楽しめました。久々に江戸川乱歩賞作品で満足しました。

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2024/05/06

元刑事の藤巻は、事故をきっかけに認知障碍だと伝えられる。 そんな矢先に、介護施設でボランティアをしている娘から、認知症の患者さんで身元のわからない人がいるので、その身元を調べて欲しいと頼まれる。 しかし、それが何か大きな事件に繋がっていたのか、妨害や脅迫を受けることになる。 ただ...

元刑事の藤巻は、事故をきっかけに認知障碍だと伝えられる。 そんな矢先に、介護施設でボランティアをしている娘から、認知症の患者さんで身元のわからない人がいるので、その身元を調べて欲しいと頼まれる。 しかし、それが何か大きな事件に繋がっていたのか、妨害や脅迫を受けることになる。 ただ、元刑事ということも手伝って、真相を知るまでやめる気にはならなかった。 ただ、事態は悪くなるばかり…一体この認知症の患者は何者なのか… 読み応えあり。 2024.5.6

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2023/12/25

第66回江戸川乱歩賞受賞作品。軽度認知障碍を患った元刑事の藤巻が身元不明人「門前」の過去に迫るうちに徐々に恐るべき真相が炙り出される。人間ドラマ・サスペンスものとしては面白いが展開の風呂敷を広げすぎ真相が飛躍しすぎたように感じる。主人公の認知症の設定ももう少し深みを持たせてほしか...

第66回江戸川乱歩賞受賞作品。軽度認知障碍を患った元刑事の藤巻が身元不明人「門前」の過去に迫るうちに徐々に恐るべき真相が炙り出される。人間ドラマ・サスペンスものとしては面白いが展開の風呂敷を広げすぎ真相が飛躍しすぎたように感じる。主人公の認知症の設定ももう少し深みを持たせてほしかったように思う。

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2023/06/11

マンションの管理人で、元刑事の主人公の藤巻は認知障碍の宣告を受ける。先の不安を思いながら、大学生の娘の研修先である介護施設で保護されている認知症患者の身元調査の依頼を引き受けることに。妨害や脅迫と事件が動いて行く。その裏に隠された真実とは…。 江戸川乱歩賞受賞作ということで手に...

マンションの管理人で、元刑事の主人公の藤巻は認知障碍の宣告を受ける。先の不安を思いながら、大学生の娘の研修先である介護施設で保護されている認知症患者の身元調査の依頼を引き受けることに。妨害や脅迫と事件が動いて行く。その裏に隠された真実とは…。 江戸川乱歩賞受賞作ということで手に取った作品。 まずは読みやすかった。どんどん話に引き込まれていきました。 藤巻と警察との確執、家族との関係、認知症への恐れなど、いろいろと絡みあって進んでいきます。 記憶がポロポロとこぼれ落ちていってしまい、なにもわからなくなる直前、最後に残される記憶は、いったい何だろうか…人生を奪われた男性が記したノートの言葉が印象深かった。 もっと暗くなるのかなと思ったけど、読後感は良かったです。 前日譚にあたる短編「春の旅」はほっこりでした。

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2023/06/06

主人公が軽度認知障がいと診断されたところから開始するが、もっと重度の認知症患者が登場し正体を探る。もう認知症関係なく、身元調査がどんどん壮大にハードボイルド感も溢れる展開に。ジャケ買いしたことを忘れて2冊買ってしまった。

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2023/05/26

第66回江戸川乱歩賞受賞作 元刑事の藤巻は、事故でケガをした際軽度の認知障碍を宣言される。 離婚した妻はすでに亡くなり、大学の娘はいるが迷惑はかけられないと思っていた。 娘の実習先の施設に身元がわからない認知症の人がいるので調べて欲しいと頼まれ、事件に巻き込まれる。 緩やかに...

第66回江戸川乱歩賞受賞作 元刑事の藤巻は、事故でケガをした際軽度の認知障碍を宣言される。 離婚した妻はすでに亡くなり、大学の娘はいるが迷惑はかけられないと思っていた。 娘の実習先の施設に身元がわからない認知症の人がいるので調べて欲しいと頼まれ、事件に巻き込まれる。 緩やかに始まるが次第に引きつけられてゆく。 自分の記憶がどこまで…という不安もありながらも認知症の人が気になるのはなんとも言えない。 調査を続ける藤巻の姿に元刑事としての矜持も感じつつ、胸にせまるものも感じてしまう。 そして、父と娘の揺るがない信頼関係もことばにできないほど。

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