脳の外で考える の商品レビュー
THE EXTENDED MIND: The Power of Thinking Outside the Brain https://www.diamond.co.jp/book/9784478114971.html
Posted by
元々、社内で共有されていて読みたいと思っていた。なかなか手をつけられず、年末年始になってようやく読み始めたが、結果として今読んでよかったと思っている。 最近は業務でLLMを使うことが多く、「コンテキストエンジニアリング」や「プロンプトエンジニアリング」、「Skills」など、複...
元々、社内で共有されていて読みたいと思っていた。なかなか手をつけられず、年末年始になってようやく読み始めたが、結果として今読んでよかったと思っている。 最近は業務でLLMを使うことが多く、「コンテキストエンジニアリング」や「プロンプトエンジニアリング」、「Skills」など、複数の手法を使ってLLMの力を引き出そうと努力している。この本は、それの「自分の脳」バージョンの活用本だと言える。 LLMは万能の願望機ではなく、目標の難しさによっては使う人のスキルを必要とする。また、コンテキストといった環境要因によって精度が落ちたり上がったりする。人間も同じなのだ。 気づきだが、LLMの登場によって、人間の脳が、「特定のタスクに必要な知的リソース」として抽象化され、より有効に扱おうという願望が自分の中に生まれた気がしている。この本はそれに対する答えになる。しかも、具体的な行動を提案してくれるので、すぐに活用できる。 また、社内の制度だったり、周りの空間、建築物などの自分が置かれている環境が、実は自分の脳に良く、もしくは悪く作用していたという気づきがあった。自分の環境に対する納得度が上がったり、「もっとこうした方がいいのでは」という気づきが生まれたりした。 このように、自分の行動や心理面に対していい影響を及ぼす本だと感じた。
Posted by
ものすごく、自分が仕事で困っていた時期に読んだ本。この感想は、読み終わって3年くらいたってから書いている。たぶん、仕事の仕方が大きく変わって、そして楽になったのは、この本を読んでからだった。どれほど「自分だけ」で考えていたか、思い知った。
Posted by
やっぱり翻訳物は読みづらく時間がかかってしまった。脳の働きの向上には、身体の動きが不可欠なのだとわかった。自然にふれることや環境の改善などさまざまなアプローチが紹介されていたので、自分なりに出来そうなことを見つけ出してみようと思う。
Posted by
近年最も影響を受けている本。咀嚼に時間がかかるのでまだ途中だけど、勉強会のアイディアとかがたくさん出てきているくらいには読み込んでる。
Posted by
脳以外の活用できる手段を用いて、考えを深める方法を学ぶことができた。 私が活用したいと思ったのは、体、空間、社会、習慣、チームを使うことだ。 体の例で言うと、かなり激しい運動を比較的長い時間行うと、クリエイティブな思考の助けになるそうだ。この本で初めて知ったのだが、村上春樹さ...
脳以外の活用できる手段を用いて、考えを深める方法を学ぶことができた。 私が活用したいと思ったのは、体、空間、社会、習慣、チームを使うことだ。 体の例で言うと、かなり激しい運動を比較的長い時間行うと、クリエイティブな思考の助けになるそうだ。この本で初めて知ったのだが、村上春樹さんはかなりのランナーだそうで、走っている空白のときにアイディアが浮かぶことがあるそうだ。これを聞いて、一気にランニングしたい熱が高まり、お陰で運動大嫌いだった私がかれこれ3週間ほど定期的なランニングを続けられている。 他にも、自然は薬と考えられ、キャンプがいいこと、天井が高いところにいると思考が広がること、情報は頭の中から外に出してメモしたり、世の中に向けて出すのがいい等、具体的に取り入れられそうな方法が色々あった。 また、体内の状態に気づく内受感覚を高くして、無意識の知識を活用したり、スタンディングデスクで生産性を上げたり、コーヒーブレイクを体を動かすブレイクにしたり、脳と体が密接に関わっていることがわかった。 思考力を改善するためにとれる手段が色々あることを知ったので、取り入れられることを少しでも増やして、より深く考えられるようになりたいと思った。
Posted by
ヒトは外側にある環境や影響で、ものごとをかんがえるってこと。 それを進化の過程と多くの実験から解説してくれてる。 AI、AIって言われてるだけに、便利になると失いがちな自然、運動、仲間との会話とか、AIにないヒトらしいことって大事だね
Posted by
神経中心主義主義的な「頭(脳)を使う」という考え方を超えて、「体を使う+環境を使う+人々を使う」という考え方をすると知的活動の効率が上がるよという話。 オープンオフィスの盲点についての記載など、心当たりのあるような様々なtipsが論文の引用とともにまとめられており、色々と参考にな...
神経中心主義主義的な「頭(脳)を使う」という考え方を超えて、「体を使う+環境を使う+人々を使う」という考え方をすると知的活動の効率が上がるよという話。 オープンオフィスの盲点についての記載など、心当たりのあるような様々なtipsが論文の引用とともにまとめられており、色々と参考になった。
Posted by
内受容感覚は鍛えることができる。座るか横になり、呼吸を整えて意識を落ち着かせた後、足の爪先から順に体の各箇所に意識を移動させて、体の中から湧き上がる感情にできるだけ細かくラベル付けする。これによって、感覚が身体的方向舵として効果的に機能するようになり、日々の生活で下す多くの決断を...
内受容感覚は鍛えることができる。座るか横になり、呼吸を整えて意識を落ち着かせた後、足の爪先から順に体の各箇所に意識を移動させて、体の中から湧き上がる感情にできるだけ細かくラベル付けする。これによって、感覚が身体的方向舵として効果的に機能するようになり、日々の生活で下す多くの決断を機敏に舵取りできるようになる。 動きながら思考すると、人間が持つすべての能力を発揮することができるため、知的能力が必要な作業をする前に、活発に体を動かすとよい。情報を動きに関連付けると、同じ動きを再現することによって思い出しやすくなる。 人間の脳や体は屋外で生き生きと活動するように進化してきたため、自然の景観は心を活気付ける。観葉植物も注意力や記憶力を向上させ、生産性を上げる。自然の光の微妙な変化は注意力の維持に役立つ。 人間は社会的に思考している時が一番深く考えることができる。第一子は、弟や妹と比べてIQが平均で2.3ポイント高い。家庭生活において下の子供に教える経験が反映されていると考えられる。 人間は、他人から騙されたりしないように進化してきたため、自分の主張よりも他人の主張に対して批判的な分析を行うことができる。人が互いに尊重し合いながら口論する時、深い学びと堅実な判断、革新的な解決法が生まれることが多くの研究によって示されている。議論に参加すると、自分の主張を組み立てるだけでなく、相手の主張を評価する立場の立場にもなるため、利己的な確証バイアスに曇らされることのない客観的に分析ができる。 人間は説明的な文章よりも物語の形で示された時の方が、そのストーリーを自分の身に起きていることのように経験できるため、注意深く耳を傾け、理解し、より正確に覚えることができる。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
内受容感覚 意識だけに頼らない。マインドフルネスで鍛えられる。緊張は、ワクワク、と捉えなおす。 身体を動かす ゆっくりウォーキングしながらのほうが脳が冴える=画像からがんを発見する率が上がった。 動くことを許された子供の方が成績が良い。 そぞろ歩きをしながらのほうが思考が進む。スピードを上げない。 隙間時間は歩いて考察する。ランチ休憩、コーヒーブレイクなど。体を動かすブレイクタイム ランニング中は、一過性前頭葉機能低下=脳の空白 ソローは一日4時間のんびり歩く。足が動くと思考も流れ始める。 手のジェスチャー 口ではなく手で会話している。高収入の家庭の子供のほうがじジェスチャーを使う。 自然空間 食べ物が多そうで安全な空間を好む。草原で木々があり水場が近いところ。美しいと思うのは食べ物がありそうで休憩ができそうなところ。 最短距離を探すのではなく自然が多い道を通る。 自然のフラクタル構造が落ち着かせる。絵画「ナンバー14」 植物があると集中力が高まる 何時間でも自然を見ると集中力や注意力が高まる=長短時間の回復機会=窓の外を見る 建物の空間 壁に囲まれた空間は心を拡張する画期的なツール=周囲を気にする必要がなくなった。 コーヒーハウスは逆の空間 修道院はアクティビティスペースと扉のついた防音の読書室、の両方がある。 自分のアイデンティティや所属団体を表す何かがあるとパフォーマンスが上がる。自分の役割を強化する。 アイデアの空間 人間は場所と感情を紐づけて記憶する。 空間と関連付ければ記憶力は倍になる。 ディスプレイは、大きいほどいい。小さいと知的能力が枯渇する。ディスプレイへは、PCよりも投資は効率的。 メモを取ると深く処理できる。DNAのらせん構造も手を動かさなければ生まれなかった。 専門家の心 徒弟制度は、学校制度よりも技術の継承に優れている。専門家の思考を見て学ぶ。模倣の効用。ビジネスも真似から始まる。素早い二番手が成功する。とはいえ、うまく模倣するには圧倒的な想像力が必要。 ジョブスもゼロックスの真似をした。 法律文書をかけるようになるには、サンプルを写すところから始める。 仲間と思考 人は人間関係について考えると賢くなる。人間関係を考えることは得意。 教えると深く学べる=教える行為は社会的行為だから。 物語があると正確に理解できる。 集団で思考 軍隊の行進は一体感と興奮を呼ぶ=筋肉の絆=ミツバチスイッチをオンにする。人としての結びつきが密接な集団では、個人との考えとは違う考え方になる。よりしっかり考えられる。チームで書いた論文が増えている。
Posted by
- 1
- 2
