雲を紡ぐ の商品レビュー
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星4に近い星3。 最初の登場人物が揃いも揃って自分勝手でだいぶイライラさせられました。 特に母方の祖母の見当違いな正義感と押しの強さには、身近にそっくりな人物がいる為余計に辟易しました。自分からの手紙を読めば帰って来る、孫の事を救えるのは自分だと信じて疑わない傲慢さ。何から何までその人にそっくりで思い出すだけでも身震いします。 一方、その状況から救ってくれたおじいちゃん。 博識で且つ読み取って欲しいところをスッと察してくれる頭の良さには、本当に救われました。 そして盛岡のなんと魅力的なこと! ちょうど南海キャンディーズの山里さんが福田パンをゲットしたツイートをしており、なんとタイムリーな!と驚きましたが、それと同時に物語に出てくる岩手の色々は実在してるものと知り、非常に興味を持ちました。いつか盛岡を散策したいです。 物語はこれ以上ない円満な着地点で『めでたしめでたし』と思います。こんなにあっさり良い方向に流れるのは出来過ぎかもしれないけれども、理想的な形がここにあるのは似た状況にある自分にとっては一服の清涼剤になりました。
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ホームスパン、知らなかった。 ずーっとうっすら涙ぐみながら読んでたけど最後の方は普通に泣きながら読んでた。 暖かい。みんな一生懸命生きててよかった。 こういう本を読むと工芸品を見に行って手にしたくなる〜。 あとお祖父ちゃんカッコ良すぎる。。 五感を使って体を動かすお仕事ってやっぱり素敵だよね。身近にやってる人がいないとなかなか目にすることはないけど旅行に行ってその土地の職人技見に行こう。 暖かい気持ち。
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「風待ちの人」で伊吹さんと作品にハマり、翌週図書館で一気借り。帰り道に最初に手に取ったこれを読み始めたら、もうすでにこの家族のことが気になって読む手を止められず。 今回も伊吹さんとの読者を物語にズルズル引きづりこむ力に勝てず。 ラストに山を持ってくる感じがなくて読了感が薄かった...
「風待ちの人」で伊吹さんと作品にハマり、翌週図書館で一気借り。帰り道に最初に手に取ったこれを読み始めたら、もうすでにこの家族のことが気になって読む手を止められず。 今回も伊吹さんとの読者を物語にズルズル引きづりこむ力に勝てず。 ラストに山を持ってくる感じがなくて読了感が薄かった。故に続編希望します。
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去年盛岡に行ったから情景が湧いてとってもよかった。 不器用なひとたちばかりだけど なんか愛らしくて、応援したくなる! 手仕事ってすごいなぁと。 自分のこと、なかなかわからないし 口に出せないし うすら笑いして誤魔化しちゃう感じとか すごくわかるなぁと思った、 つよがって、大丈...
去年盛岡に行ったから情景が湧いてとってもよかった。 不器用なひとたちばかりだけど なんか愛らしくて、応援したくなる! 手仕事ってすごいなぁと。 自分のこと、なかなかわからないし 口に出せないし うすら笑いして誤魔化しちゃう感じとか すごくわかるなぁと思った、 つよがって、大丈夫、とばかり言ってしまう 口角上げてることしかできない、みたいな。 すこしずつ自分の色を見つけて、彩っていきたいなぁ
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美緒とお母さんの関係にハラハラしながら、どちらの気持ちもよくわかるなぁと苦笑いして読んだ。親を困らせたくないけど動けなくなって自分でもどうしたらいいかわからない美緒。どうにかしてあげたい母親。 お爺ちゃんのところに家出ができてよかった。このお爺ちゃんがまたいい。仙人なの?ってくらい達観してる。美緒のことをわかってくれて、導いてくれる。間違いなくこの物語のキーパーソン。 話し合いと説得は違う。一人ひとり考え方は違う。昔の私はきっと、「こうでなければ!」と言う考えて、相手を追い詰めていたかもしれない。そう言う時は初心にかえって、ちゃんと話し合いたいと思う。そして私が何を好きなのか、自分と向き合っていきたいと思った。学びが多い本だった。
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多感な時期に皆と同じ色に染められることが良しと思っていたのに、結局それは自分の心が受け付けてくれなかった 果たして自分の本当の色って? 祖父、紘治郎の無骨だけれども温かな言葉の一つ一つがとても胸に染み入る。 一生懸命もがいて、苦しんで、でも自分しかない自分の色を見つけて手に...
多感な時期に皆と同じ色に染められることが良しと思っていたのに、結局それは自分の心が受け付けてくれなかった 果たして自分の本当の色って? 祖父、紘治郎の無骨だけれども温かな言葉の一つ一つがとても胸に染み入る。 一生懸命もがいて、苦しんで、でも自分しかない自分の色を見つけて手に入れるー 岩手の美しい風景とそこの美味しい食べ物にもとても惹かれる
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初めて読む作家さんだけど、とても良かった。 ストーリー展開は、読んでてなんとなく想像できてしまうような、そんなに奇想天外はないけど、登場人物がみんな魅力的だった。 唯一悪者の母方の祖母についても、この人のせいで悪い展開になってしまう事を最後には、なんとなく気が付いてくれたようだし...
初めて読む作家さんだけど、とても良かった。 ストーリー展開は、読んでてなんとなく想像できてしまうような、そんなに奇想天外はないけど、登場人物がみんな魅力的だった。 唯一悪者の母方の祖母についても、この人のせいで悪い展開になってしまう事を最後には、なんとなく気が付いてくれたようだし。 盛岡の風景や、おしゃれな小物、古いものを大切にする文化など、風景が浮かんできて、とても良い感じだった。 巻末にたくさんの参考資料を並べている小説は、やはり良い作品になるなと改めて思った次第です。
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p.140の 「本当に自分のことを知っているか?何が好きだ?どんな色、どんな感触、どんな味や音、香りが好きなんだ?何をするとお前の心は喜ぶ?心の底からわくわくするものは何だ」 自分にも問いかけられてるような気になりました。 おじいちゃんが言ってくれる言葉たちは、美緒だけでなく...
p.140の 「本当に自分のことを知っているか?何が好きだ?どんな色、どんな感触、どんな味や音、香りが好きなんだ?何をするとお前の心は喜ぶ?心の底からわくわくするものは何だ」 自分にも問いかけられてるような気になりました。 おじいちゃんが言ってくれる言葉たちは、美緒だけでなく私のことも勇気づけられているような気がして、読んでいて心が温かくなりました。 そして、この本に出てくる盛岡のカフェなど巡ってみたいです!!
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山崎美緒 高校二年生。ゴールデンウィーク後、学校に行けなくなった。 山崎真紀 美緒の母。都内の私立中学で英語の教師をしている。 山崎広志。 美緒の父。神奈川県にある電機メーカーの研究所で働いている。 美緒の祖母 横浜に住んでいる。退職しているが、母と同じく英語の教師で、長年、中学校で教育指導をしていた。 山崎絃治郎 父方の祖父。山崎染織工房を営んでいる。先代から継いだホームスパンの工房を主宰する傍ら、国内外の染織品の蒐集と研究をしており、東京の文化人とも交流が深い。 山崎香代 母方の祖母。美緒の生後一ヶ月の初宮参りのときにショールを作った。十七年たっても赤は色褪せず、手触りはたいそう柔らかい。初宮参りの半年後に世を去っている。 川北太一 美緒の父の従姉の息子で盛岡市内の大学に通っている。 川北裕子 美緒の父より七歳年上の従姉。太一の母親。工房の実務を継いでいる。
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父親が、大人になって初めて親の心を知る瞬間の描写がとても素敵やった。 岩手が育んだ自然の息吹きが感じられるようなお話でした。とてもよい!
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