ベストSF2022 の商品レビュー
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百年文通のみ読了 不思議な机の引き出しを介して令和時代のイチルと大正時代の静の文通 大震災がでてくるかと思ったら、コロナとスペイン風邪。 最後は静かに幕を閉じるかと思ったら発展していってたので意外だった
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SFをタイムマシンとか華氏451度以来に読んだ気がする 奇想こそSFの肝であるというところを存分に浴びることができて楽しい本だった よかったなと思った作品 もふとん 西島伝法 今のSFってこんなゆるいのもOKなんだ、と思ってびっくりした。かわいくて無害でうれしい ゆるい 本屋にふらっと入ってこの作品をを立ち読みして「これは今の自分の価値観を塗り替える可能性の高い本だ、通読せねば」と思って買った カタル、ハナル、キユ 入れ墨が楽譜になっていて葬式で演奏するという耽美な世界が明かされて震え それをゼロから作って描ききっていることに感銘を受ける これもまたSFってこういうのありなんだと思った 架空記? 電信柱より しばらく街を歩く時に思い出すのだろうなという作品だった 日常に寄り添った作品はうれしい 百年文通 現代に生きる我々だからこそ読んで嬉しい作品で最高だった SF道具自体はよくありそうなものだけれどキャラクターが立ちまくっていてオタク的に嬉しい
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2024-02-22 現代日本SFの成果である短編10本。ゴリゴリのハードSFがほとんどないと言うのも日本らしい。もちろんその分余計に想像力はたけり狂っている。 SF冬の時代があった事すら忘れそう。
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「もふとん」 異なる生命体との出会いと依存。ただ、ふかふか布団に疲れ切った身体を委ねる快楽は、誰もが至福と経験したことであると思うので、物語世界が変化してゆく様が、恐怖よりも納得・共感で成立してしまった。もふとん以前の生活が過酷すぎるのもある。異常な環境を当たり前と認識してしまっ...
「もふとん」 異なる生命体との出会いと依存。ただ、ふかふか布団に疲れ切った身体を委ねる快楽は、誰もが至福と経験したことであると思うので、物語世界が変化してゆく様が、恐怖よりも納得・共感で成立してしまった。もふとん以前の生活が過酷すぎるのもある。異常な環境を当たり前と認識してしまっている怖さがあります。もふとん以後も異常ではあるのだけども。幸福と出会えて最高、という結末でないのが嫌な感じですが、感覚が鈍化しているように受け入れてしまうのは、ふかふかなもふとんの余韻にこちらも浸っているからかもしれない。 「電信柱より」 自分勝手な愛情という印象。良かれと思った行動の結果が、望んでなかった状況を招いてしまう。妻もリサも。悪意はないから余計に冷たさというか、情熱が冷めてしまった時の無関心というか。こうであってほしい、こうしてあげたい、という自分が作り上げたものが、実際にはずれてしまった時の感情の冷たさが刺さる話だと思いました。齟齬なく理解しあうことの難しさ、かな。 避けられない死をなんとかして回避したいけども、そういう形で生きていて欲しいのではないんだ、という感情がリサにあったのかな、と思っているのですが。 スッキリも納得もしづらいけども、頷かざるを得ないような感覚がある。愛でているであろうことが書かれているからかなぁ。 「百年文通」 多分、嫌いな人はいないんじゃないかな。歴史改変IF物語。主人公二人のキャラもいいし、二人の立場が相似であるというのが明かされるのも爽快感があっていい。 ただただ、物語に引っ張られて熱量が上がっているので、興奮状態の読後でした。 小さなネタだと思うのですが、おじいさんの古時計からタイムスリップするのが好きです。有名な童謡のあれを思い出して、ニヤニヤしてしまいました。100年というキーワードから思いついたのでしょうね。机の引き出しでタイムスリップというのも、何から引っ張ってきたのかは、わかりやすいし。 そんな小ネタがおそらく多く散りばめられているのではないか、と思います。 二人の少女の友情と奮闘。わくわくハラハラドキドキの冒険譚。こういうの大好きです。 ベストSF2023で印象に残った3編。
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十三不塔「絶笑世界」がよかった。お笑い系ではドラマ「だが情熱はある」に通じるものがある。中編の伴名練「百年文通」は流石。日向静香さん、お会いしたい。アニメ化して! 他、知らない作家が多いですね。異常論文系はわざと難解にしているので、ついていけない。 〇酉島伝法「もふとん」 ▲吉羽...
十三不塔「絶笑世界」がよかった。お笑い系ではドラマ「だが情熱はある」に通じるものがある。中編の伴名練「百年文通」は流石。日向静香さん、お会いしたい。アニメ化して! 他、知らない作家が多いですね。異常論文系はわざと難解にしているので、ついていけない。 〇酉島伝法「もふとん」 ▲吉羽善「或ルチュパカブラ」 ▲溝渕久美子「神の豚」 ▲高木ケイ「進化し損ねた猿たち ×津原泰水「カタル、ハナル、キユ」 ◎十三不塔「絶笑世界」 ×円城塔「墓の書」 ×鈴木一平+山本浩貴(いぬのせなか座)「無断と土」 〇坂崎かおる「電信柱より」 ◎伴名練「百年文通」
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よかった。が、ちとピーキーかなぁとは思う。「無断と土」はすごい。すごいんだけど、ちょっと読むのはしんどい。まぁ異常論文に載ってるやつだし「そういうもの」ではある。 気に入ったのは、「電柱柱より」。なんだかふざけているようだが、真剣に電柱との恋愛を丁寧に描きとっているのが素晴らしい...
よかった。が、ちとピーキーかなぁとは思う。「無断と土」はすごい。すごいんだけど、ちょっと読むのはしんどい。まぁ異常論文に載ってるやつだし「そういうもの」ではある。 気に入ったのは、「電柱柱より」。なんだかふざけているようだが、真剣に電柱との恋愛を丁寧に描きとっているのが素晴らしい。「百年文通」は、良いよね、姉妹百合と嫉妬……。 満足な作品集ではありました。人にはちと勧めづらい。
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残念ながら面白くなかった SFって時間とか宇宙とかファーストコンタクトとかロボットだと思ってるからかな。どれもイマイチ馴染めず、流し読みに近いまま終わった。
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『ベストSF2022』読了。今年はあんまり刺さるのないなぁなどと思っていたら最後の最後で伴名練「百年文通」に持ってかれた。これぞガール・ミーツ・ガールのヤングアダルト小説って感じで中高生の頃に(自分と同年代だけど)伴名練に出会いたかった気持ちでいっぱいになった。
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伴名練の百年文通がとてつもなく面白いです。 百合と時間SFをミックスさせて、現在の社会状況まで練り込んでいます。これを読むためだけに買って良いと思います。しかし、電子書籍限定ですが、百年文通はイラスト付きで配信されているのでそちらを買った方が良いです。 ぶっちゃけ百年文通以外に収...
伴名練の百年文通がとてつもなく面白いです。 百合と時間SFをミックスさせて、現在の社会状況まで練り込んでいます。これを読むためだけに買って良いと思います。しかし、電子書籍限定ですが、百年文通はイラスト付きで配信されているのでそちらを買った方が良いです。 ぶっちゃけ百年文通以外に収録されている話はほぼハズレです。もふとんはまあ面白いけど、総じてオチが弱くてエンタメがない話ばかりです。SFの面白さはエンタメだけではないけれど、もうちょいあるでしょ…
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王道的なSFは少ない。 新しいと言えば良いのか、今までより広い範囲のSFと言えば良いのか。 『百年文通』はSFらしくて良かった。
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