invert[インヴァート](Ⅱ) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
少しずつ翡翠と真の背景が見えてきたシリーズ3作目。『覗き窓の死角』は凄く良い作品だと感じた。 明らかになったトリックは分かってしまえば至極単純な方法であったが、そこに至るまでの展開は緊迫感もあり論理的でもあった。 翡翠が抱えている闇みたいなものも少しずつ語られており、真とのべったりし過ぎない信頼関係も中々良い塩梅である。次作も期待できると思う
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今回は虐待されてる男の子と復讐のお話。痛かったり苦しかったり、未来が少し明るく感じたり。1話目の子のお話は、後日談としてミステリではなくても読みたい。2話目の復讐は…。うん。どちらの気持ちも分かる気がして辛い。翡翠ちゃんもまた1つ成長しました。
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今作も引き続き面白かった! 趣の異なる2編が収録されてますがどちらも甲乙付け難いですね……またもやひっくり返された気分です しかし城塚翡翠まわりの謎は深まるばかり……続編楽しみにしてます(^^)
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スピリチュアルカウンセラーの翡翠さんと、家政婦兼探偵の真さんとの掛け合い。第一話と二話の別物語の構成になっており、いずれも面白いが、やはり二話の売れっ子カメラマンとの真剣勝負が面白い。 犯人が分かっていて、倒叙スタイルであっても、アリバイが崩れずどうなるか?という展開が良く、ま...
スピリチュアルカウンセラーの翡翠さんと、家政婦兼探偵の真さんとの掛け合い。第一話と二話の別物語の構成になっており、いずれも面白いが、やはり二話の売れっ子カメラマンとの真剣勝負が面白い。 犯人が分かっていて、倒叙スタイルであっても、アリバイが崩れずどうなるか?という展開が良く、また友達の少ない翡翠さんが唯一と言って良いほど、心の許せるようになった友達を追い詰めなければならないのも面白く、翡翠さんの感情の揺れ動きもまた良かった。
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シリーズ3作目 1作目でハマってドラマでトドメを刺されたシリーズなので、今回も楽しみにしてました シリーズが進むにつれて、翡翠が抱えているものを少しづつ匂わされているので、一概にあざといウザキャラとも思えず、今回は彼女の葛藤に苦しさすら感じました 翡翠の過去や真ちゃんとの関係...
シリーズ3作目 1作目でハマってドラマでトドメを刺されたシリーズなので、今回も楽しみにしてました シリーズが進むにつれて、翡翠が抱えているものを少しづつ匂わされているので、一概にあざといウザキャラとも思えず、今回は彼女の葛藤に苦しさすら感じました 翡翠の過去や真ちゃんとの関係性も今後明かされていくんだろうなぁ〜と続編を心待ちにしつつの読了でした
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城塚翡翠と千和崎真の関係性、キャラの作り込みがとても好き。叙述小説だとしても「思考を止めないで」と、読者に考える間を与えてくれるのも好き。推理はほとんど当たらないが、立ち止まって考えた分の気付きがあって面白い。
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話は読みやすく、思ったよりもさくさく進んだ。 結末はすっきりしていて読後感は良い。 レビューを見るとあざといのが耐えられないとか、イライラするとかあるけれど、古畑任三郎を見てる感じとほぼ変わらないのでそこまで気にならない。 正直、古畑任三郎もイライラするしひやひやするし、この人め...
話は読みやすく、思ったよりもさくさく進んだ。 結末はすっきりしていて読後感は良い。 レビューを見るとあざといのが耐えられないとか、イライラするとかあるけれど、古畑任三郎を見てる感じとほぼ変わらないのでそこまで気にならない。 正直、古畑任三郎もイライラするしひやひやするし、この人めんどくさとか思うし。それが面白いところなんだよ。 私の脳内キャストの詢子は吉田羊(年齢が合ってないけど、、、)、真ちゃんはドラマのまま、翡翠はドラマではなくマンガのほうが近いかな。 ラストは真ちゃんが蘭姉ちゃんに、、、(笑) 続編あるのかなー楽しみ。
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「城塚翡翠シリーズ」の第3作、前作に引き続き、予め読者に犯人を明かした状態で、主人公の城塚翡翠が犯行トリックを解明する倒叙ミステリ。「生者言伝」と「覗き窓の死角」の中編2部構成。「生者の言伝」夏木蒼汰は友人の家族が所有する別荘でその母親を殺害してしまう。慌てる蒼汰の元に、豪雨で車...
「城塚翡翠シリーズ」の第3作、前作に引き続き、予め読者に犯人を明かした状態で、主人公の城塚翡翠が犯行トリックを解明する倒叙ミステリ。「生者言伝」と「覗き窓の死角」の中編2部構成。「生者の言伝」夏木蒼汰は友人の家族が所有する別荘でその母親を殺害してしまう。慌てる蒼汰の元に、豪雨で車が運転できないと翡翠と千和崎が助けを求め現れる。別荘の住人を装う蒼汰であったが、翡翠の問いかけや要求に、殺人を隠すため誤魔化しながら対応していくが・・・・「覗き窓の死角」写真家江刺詢子は、妹を自殺に追いやった藤島花音を殺害。その完璧なるアリバイの証人は他でもない城塚翡翠その人であった。友人と思っていた詢子が藤島殺害の容疑者に浮かび上がり、翡翠は詢子のアリバイ崩しの要請に葛藤する・・・翡翠シリーズではmediumが人気なんでしょうが、私は今作が一番好きでした。「生者の言伝」では予期せず友達の母親を殺害してしまった少年の後悔と苦悩と葛藤が描かれており、倒叙ミステリーにも関わらず最後は読者をも騙す真実が明らかになります。「覗き窓の死角」は個人的には翡翠シリーズ最高傑作と思う内容で、殺害時刻に犯人は翡翠と行動を共にしていた、その完璧なアリバイトリックとは?大変良くできた内容となっています。さらに今まであまり描かれてこなかった、翡翠の過去や内面、千和崎さんとの友情にも触れており、今後の展開に大いに期待がもてる内容となっています。可愛い翡翠にばかり見とれていると大事な事を見落としてしまいますよ・・・・私は意外と千和崎派
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ドラマ化されてるから 頭の中で映像化できやすく すらすら読めた 最初の話はドラマをながら見してたし。 二つめの話はドラマ化されてないから 今後してほしいなぁ 詢子役は、私の頭の中では 菜々緒だったけど… 松本若菜さんとか良くない? 知り合う人達が、毎回殺人に 関わるから翡翠...
ドラマ化されてるから 頭の中で映像化できやすく すらすら読めた 最初の話はドラマをながら見してたし。 二つめの話はドラマ化されてないから 今後してほしいなぁ 詢子役は、私の頭の中では 菜々緒だったけど… 松本若菜さんとか良くない? 知り合う人達が、毎回殺人に 関わるから翡翠の切なさが 染みる話やった 表紙の絵は詢子さんの撮った写真よね かなり綺麗で切ない 真ちゃんがいて良かったね
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城塚翡翠シリーズ第3弾で倒叙ミステリの中編2つ収録。 車の故障で嵐の山荘を訪れたり、友人になったばかりの女性のアリバイ工作に使われたり、今回は偶然事件に巻き込まれるパターンである。表題作は容疑者が友人なので翡翠の揺れる心情が描かれているところが新鮮。相変わらず倒叙なのにサプライズ...
城塚翡翠シリーズ第3弾で倒叙ミステリの中編2つ収録。 車の故障で嵐の山荘を訪れたり、友人になったばかりの女性のアリバイ工作に使われたり、今回は偶然事件に巻き込まれるパターンである。表題作は容疑者が友人なので翡翠の揺れる心情が描かれているところが新鮮。相変わらず倒叙なのにサプライズがあるところもいい。
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