ゼレンスキーの素顔 の商品レビュー
技術者の父親らとともに、モンゴル北部の町で幼少期を過ごしたゼレンスキー。大学では、即興コメディコンテストの番組『KVN』に出場する友人や将来の伴侶オレナとの出会いと恋、そして制作会社「第九五街区」でドラマ制作へと邁進する日々。主人公を務めたドラマ『国民の僕』が社会現象となり、同名...
技術者の父親らとともに、モンゴル北部の町で幼少期を過ごしたゼレンスキー。大学では、即興コメディコンテストの番組『KVN』に出場する友人や将来の伴侶オレナとの出会いと恋、そして制作会社「第九五街区」でドラマ制作へと邁進する日々。主人公を務めたドラマ『国民の僕』が社会現象となり、同名の政党をつくり、大統領選挙で泡沫候補から主役の座に躍り出たゼレンスキーが、大統領の椅子にたどり着いた先に見たものとは? 恐ろしいロシアのウクライナに対する侵略戦争が始まって以来、ゼレンスキー大統領の姿をTV越しに見ない日はありませんでしたし、そのスピーチに心を打たれた一人です。以前の大統領がどんなポリシーだったのか、全然知らないまま読み始めて、ポピュリストな一面があったと知りました。でも、そんな彼がどうして戦争を境にここまで変われたのか(筆者はどちらかというと、ゼレンスキーが変わったのではなく民意が全面抵抗を選んだから彼もそうしたと考えているようだが、そんなことであんな危険な地位に居座れるほど甘くないと思う。自分の命が大事なら即刻ロシアに阿ればいいのだから)気になる。そして、戦争に勝ってからの復興まで、彼がウクライナの顔として為すべきことを為してくれるんじゃないかと期待している。全てがいいことのわけはないのだけれど、とにかく時系列がめちゃくちゃで読みづらい。違う伝記も読んでみたいな。
Posted by
ロシアの攻撃に逃げも隠れもしないウクライナのリーダー。 その人物像を知りたかったのですが、出演作品の内容などイメージし難く、今の現実どう結びつくのかまで行く前に途中で読むのを諦めました。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ゼレンスキーの半生を様々なトピックから語り、芸能人時代はさておき、侵攻以前は独裁者の気配を見せるダメ政治家だったという印象を与える内容である。表現がローカルな時事風俗に大いに依存しているため、ウクライナの事情に詳しくないものが読んでもいまいちピンとこないところがある。 原著はウクライナ侵攻から二か月以内の発刊らしく、本文中ではかなり辛辣に行状を記していたにも関わらず、その時点で踏みとどまっているゼレンスキーを肯定する表現で終わっている。 解説のアンドリー・グレンコ氏はゼレンスキーに全く好意的ではなく、「大統領が踏みとどまったからウクライナは戦っている」のではなく、「国民が戦うことを選んだからゼレンスキーが踏みとどまった」と言い切っている。 手っ取り早く分かれる内容ではないが、事情を理解する一助にはなかった。
Posted by
普段このような本は読まないのですが、ゼレンスキー大統領を見ていて感じる違和感はなんなのかなという疑問から手に取ってみました。 多方面に渡って知識がとぼしい私ですので、一読で本書を読み解くことは難しいのですが、私が感じていた違和感の正体がわかったように思いました。 まず、私が感じた...
普段このような本は読まないのですが、ゼレンスキー大統領を見ていて感じる違和感はなんなのかなという疑問から手に取ってみました。 多方面に渡って知識がとぼしい私ですので、一読で本書を読み解くことは難しいのですが、私が感じていた違和感の正体がわかったように思いました。 まず、私が感じた違和感の元は言葉で表すと ❶常に演じているように見えること ❷言葉が高圧的に感じること でした。 ❶は、本書で知ったゼレンスキー大統領が元々俳優であったこと ❷は解説文に書いてあった外交の素人であるという文章で、納得できるものがありました。
Posted by
- 1