湖上の空 の商品レビュー
熱い人だな❗人を巻き込む力のある人と感じた。文書から人となりがにじみ出てくる。今度は作品を読んでみよう☺️
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直木賞作家今村将吾のエッセー。自身の半生を振り返り、ダンスインストラクターから小説家と転身に至った動機やきっかけなどが描かれている。単純にこう書くとサクセスストーリーで、華麗なる転身と思われがちであるが、まだこのエッセーですら、何処かその行間に苦労や葛藤がだいぶ抑えられているよ...
直木賞作家今村将吾のエッセー。自身の半生を振り返り、ダンスインストラクターから小説家と転身に至った動機やきっかけなどが描かれている。単純にこう書くとサクセスストーリーで、華麗なる転身と思われがちであるが、まだこのエッセーですら、何処かその行間に苦労や葛藤がだいぶ抑えられているように思うのは、サラッとした文体のためか。 多少自身の作品の宣伝が多いと、ツッコミを入れたくなるが、解説自体は大いに助かる。 また午前7時に起きて、翌午前2時まで移動までの数分も無駄にせず文章を書いていくというスタイルには、やはり直木賞を獲るともなると、ここまでしなくてはならないかと驚愕である。
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作家の素性と半生をかなり赤裸々に描いており、なかなか勇気を持って書いてあると思う。 生い立ちがなかなかハードで、執筆に影響されてるだろうことも理解できた。 作者の昔からのドリームストーリーだけではなく、滋賀の魅力や影響を受けた作家のことも書かれている。
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今村翔吾さんの作品は今まで読んだことがないのですが、作品からの先入観なく作家さんが何を考え、どんなことをしているのか知りたかったのでこの本を手に取りました。 それに、歴史作家といえば、年上で年配の方というイメージだったので、自分より若い、歴史小説を書く方にとても興味がありました。...
今村翔吾さんの作品は今まで読んだことがないのですが、作品からの先入観なく作家さんが何を考え、どんなことをしているのか知りたかったのでこの本を手に取りました。 それに、歴史作家といえば、年上で年配の方というイメージだったので、自分より若い、歴史小説を書く方にとても興味がありました。 本との出会い。 作家になるきっかけ。 賞を目指す気持ち。 直木賞にノミネートされること。 直木賞を受賞すること。 他の作家さんとの交流。 執筆について。 膨大な歴史の知識。 好きな本のこと。 作家としての今村さんがとてもよくわかり、楽しかったです。 全国的に書店の数が減っていることに関して、 「毎日数多くの本が出版され、書店員さんも多忙を極める。それでも夜なべしてポップを作ったりしてくれる書店員さんがいるのは、やはり皆本が好きだからだろうし、本の可能性を信じているからではないか。この業界に足を踏み入れらそれは本に携わる全ての人の思いであると感じている。そんな中、一作家の私に何が出来るだろうかと考えた時、詰まるところ、これからも良い本を書いていくことが一番なのだろう。」 本好きとしてはとても嬉しい言葉で、本に携わり、良い物を届けようとしている人たちのためにも、やっぱり私は本を買い、本を読み続けようと思います。
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主に今村さんの生い立ちや作家への転身について語られたエッセイ集。あちこちに掲載されたもののまとめなので、繰り返しは多い。彼がどういう人かは全く知らなかったので、なかなか興味深かった。加茂台で育って、中高は奈良で、今は滋賀のどっかですか。近いやん!
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今村翔吾氏がなぜ小説を書き始めたか、彼の根底には何があるのか。 今村翔吾氏の著書で時代小説にハマったのもあって、初めてのエッセイを読みましたが面白かったです。 作家さんのことを知ると、より小説が楽しくなるのを実感しました。 まだまだ、読んでいない今村翔吾氏の小説は沢山あるので、楽...
今村翔吾氏がなぜ小説を書き始めたか、彼の根底には何があるのか。 今村翔吾氏の著書で時代小説にハマったのもあって、初めてのエッセイを読みましたが面白かったです。 作家さんのことを知ると、より小説が楽しくなるのを実感しました。 まだまだ、読んでいない今村翔吾氏の小説は沢山あるので、楽しみたいと思います。
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歴史・時代小説作家、今村翔吾先生のエッセイ本 本との出会い、小説を書き始めるまでの経験、そして直木賞受賞までが赤裸々に綴られていて、なお一層気を引き締めて、著書の一言一句に込められた想いを読みとりたくなりました コレは今村ファンは絶対読むといいと思うのに、あまり書店で見かけな...
歴史・時代小説作家、今村翔吾先生のエッセイ本 本との出会い、小説を書き始めるまでの経験、そして直木賞受賞までが赤裸々に綴られていて、なお一層気を引き締めて、著書の一言一句に込められた想いを読みとりたくなりました コレは今村ファンは絶対読むといいと思うのに、あまり書店で見かけないのと、時代小説とエッセイ本がリンクしなさすぎて見逃されやすそう 本屋さんで、ぼろ鳶組シリーズ等の文庫と一緒に棚に置いて欲しいな
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今村先生、滋賀が大好きなんやなというのが伝わった。 今村翔吾についてちょっと詳しくなった。 先生は太陽みたいな人だなあと改めて感じ入った。 これで今村先生単独で出されている本コンプした。やったぜ。
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この作家さんが好きでいろいろ読んだし、この本を読んで内容に触れた箇所を読むと思い出せるくらい。ただ内容は重厚なだけに一気読みするにも気合いがいるというか。。今回のエッセイ(?)は読みやすい。 152冊目読了。
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先日滋賀にプライベートで初上陸した。今村氏の居住地であるということと歴史的に興味深い街ということで大津を中心に回ったが実に心地よい街だった。その旅の中で本作を購入(実際に買ったのは京都だが…)。 エッセイはあまり読んでこなかったが、至る所に滋賀の香りがして旅の後の作品としてはピ...
先日滋賀にプライベートで初上陸した。今村氏の居住地であるということと歴史的に興味深い街ということで大津を中心に回ったが実に心地よい街だった。その旅の中で本作を購入(実際に買ったのは京都だが…)。 エッセイはあまり読んでこなかったが、至る所に滋賀の香りがして旅の後の作品としてはピッタリだった。脚色もあるのだろうが過去も現在も物語のような人生を歩んでいるなと感じた。なるべくして作家になったという感じ。今村氏が作家を始めた歳が今の私くらいの年齢だが、これを読んで私でも出来るとは残念ながらならなかった。 ここ2年間で一番読んでいる作家であり、まだまだ未読も多い。今後も面白い作品を書くだろうというのは疑わないし、非常に楽しみ。
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