殺意 の商品レビュー
井上靖文学忌、あすなろ忌 今年は、「しろばんば」読む予定だったのですが 図書館検索に新しい井上靖、しかもサスペンスを見つけてしまい今年はこちらを 1950年代前半に発表された著者のサスペンス小説を独自に編集、中公文庫オリジナルとのこと 短編9編 解説は米澤穂信氏で かなり井上作...
井上靖文学忌、あすなろ忌 今年は、「しろばんば」読む予定だったのですが 図書館検索に新しい井上靖、しかもサスペンスを見つけてしまい今年はこちらを 1950年代前半に発表された著者のサスペンス小説を独自に編集、中公文庫オリジナルとのこと 短編9編 解説は米澤穂信氏で かなり井上作品を読み込んでいるようです 「傍観者」 確かに惹かれあっていた若い二人は戦争で離される 女は男を待たずに結婚する 男は学問に生き 女は醜態を繰り返す 「ある偽作家の生涯」 贋作者がたどり着いた花火制作 の2作が米澤穂信さん推し 「二つの秘密」 自分の娘を妻の不倫の子と思い 自分は他の女に息子を産ませ その子供二人が惹かれ合うという 一度の不貞の子を隠し切った妻と それを受け入れて初めて通じ合った夫婦 これが 私の好みです 多くの作品が 沼津〜三島〜伊豆 というところが井上作品らしい これらのあと 歴史作家としての大作が続きます
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- ネタバレ
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短編ですが、どれも読み応えがあります。舞台は昭和のはじめ頃ですが、読みにくくはありません。「ある偽作家の生涯」で、岡山の和気や西大寺が出てきて驚きました。
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戦中戦後の混乱期を背景とした昭和サスペンスの至宝。表題作ほか、「傍観者」「雷雨」「ある偽作家の生涯」など全九篇。文庫オリジナル。〈解説〉米澤穂信
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