「羅生門」55の論点 の商品レビュー
『羅生門』の、すばらしい授業実践の記録。 まさに、主体的で対話的な授業です。 授業準備にも役立ったし、グループ学習やレポート課題にも使える視点が満載。
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つまみ読みだけれど、羅生門の定番の発問から、「これま盲点だった!」と思える発問まであって、まだまだ『羅生門』は読み込めるし、解釈の余地のある作品だと思わされました。 55の視点は、それぞれ独立して語られ、生徒たちの解釈も紹介されています。 しかし、その視点を繋ぎ合わせると、この...
つまみ読みだけれど、羅生門の定番の発問から、「これま盲点だった!」と思える発問まであって、まだまだ『羅生門』は読み込めるし、解釈の余地のある作品だと思わされました。 55の視点は、それぞれ独立して語られ、生徒たちの解釈も紹介されています。 しかし、その視点を繋ぎ合わせると、この作品のテーマ性にも迫っていけるようになっています。 文学を読むことは答えのない問いに向き合い、そして自らの答えを言語化するという創作的な行為になります。 文学の面白さを伝えつつ、「国語って何を教えたらいいの?」と悩む全国の国語の先生の大いなる助けになる一冊。
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これは、高校の国語の先生が、授業で「羅生門」をやった際、生徒たちと細かく読み解いていった記録です。 たとえば、この門の名前は本当は“羅城門”なのに、なぜ、芥川は羅生門に変えたのか? とか、久しぶりに、ちゃんと読解をしている本でした。 芥川は本当にこういいことには向いてる作家です。...
これは、高校の国語の先生が、授業で「羅生門」をやった際、生徒たちと細かく読み解いていった記録です。 たとえば、この門の名前は本当は“羅城門”なのに、なぜ、芥川は羅生門に変えたのか? とか、久しぶりに、ちゃんと読解をしている本でした。 芥川は本当にこういいことには向いてる作家です。 ひっかかりが多い多い……。 というわけで万人向けではありませんが、興味のある人にはとても楽しい一冊だと思います。 2023/01/27 更新
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高等学校の国語教科書の定番、芥川龍之介「羅生門」。高校生が疑問に思った55の論点ついて、「これはどういうことか」「なぜか」「なぜ作者は(語り手は)こう書いた(語った)のか」などなどと、高校生自身が何人かのグループで検討し発表した内容、教師たちの勉強会で出た意見を元にまとめてある。...
高等学校の国語教科書の定番、芥川龍之介「羅生門」。高校生が疑問に思った55の論点ついて、「これはどういうことか」「なぜか」「なぜ作者は(語り手は)こう書いた(語った)のか」などなどと、高校生自身が何人かのグループで検討し発表した内容、教師たちの勉強会で出た意見を元にまとめてある。文学テクストは色んな読みが楽しめ、いろんな解釈がありうるのだということを教えてくれる。
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