1,800円以上の注文で送料無料

流れる星をつかまえに の商品レビュー

3.5

20件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    7

  3. 3つ

    9

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2026/01/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

青春映画な小説だった。 プロム開催に奔走する女子高生達と周りの大人達。 これはこれで羨ましく、そしてかなり眩しい。 だが、暴走する女子高生達に共感出来ないのは、プロム開催を思い付く動機がぼんやりしてるから、なんだろうな。校長への直談判の台詞は立派で良かったが。 同じ理由でチアガールもうーん?となっている。もう少し心情に切り込んだものを期待していたが、短編なので深掘り出来なかったという事だろうか。 ただ逆にその短さによって暗い話になりそうな題材が、この表紙のような明るさを保っていると感じた。 表面は明るく、しかしそれぞれ闇はあり、それが様々な青として表現されているのかなと思う。 個人的には甘利くんの母が一番心配だな。彼女のあの孤独感は世の既婚者に結構あると思うが、彼女の場合それが赤ちゃんを育てたい欲求に変貌を遂げていて、メンタルの曲がり方がかなり怖い。将来孫が犠牲になるパターンは回避されそうでそこは良かったが、それはそれできっと彼女は今度こそ崩壊してしまうのではないだろうか。 ……でも、それもこれも短編なのでね。 闇の入り口をちょっと見せて読者に想像を委ねる作戦は成功していると思います。

Posted byブクログ

2026/01/19

青春のきらきらふわふわした感じとそれだけじゃなさの感じが好きだった 自分のアイデンティティに対して思うことあるなあ、悩むよなあと登場人物に薄く共感できた 大人の描かれ方も好きだった

Posted byブクログ

2025/04/30

中日新聞でコラム連載してるから名古屋人なのは知ってたけれど、ぶちかまされた感じ。私もこのまま名古屋でオバさんになっていくのかも知らないけれど……、一生青春してーよ!!!

Posted byブクログ

2024/09/29

チアダンスチームを作って周りに冷ややかに言われようとも日々練習に励む主婦。 15才のときに在日韓国人だと告げられて、戸惑いながらも韓国の文化に触れていく女性。 母子家庭で映画館が唯一の居場所だと感じていた男子高生が、同級生たちと好きな映画を通じて芽生えた気持ち。 手術するこ...

チアダンスチームを作って周りに冷ややかに言われようとも日々練習に励む主婦。 15才のときに在日韓国人だと告げられて、戸惑いながらも韓国の文化に触れていく女性。 母子家庭で映画館が唯一の居場所だと感じていた男子高生が、同級生たちと好きな映画を通じて芽生えた気持ち。 手術することになり、子供を授かれなかったことや養子で迎えた高校生の息子のこと、お見舞いに来てくれたチア仲間と、自分が周囲にしてあげられること。 高校の卒業式でプロムをやりたいという女子高生たちの熱意に圧倒される教師。 自分が在日であることへの拒絶感と、青春を謳歌する女子高生たちを見て思うこと。 卒業式でアメリカ映画で観るようなプロムをやるために学校に働きかけた女子高生。 コロナというウイルスによってかなわなかった悔しさと、友達と先生と過ごした最後の高校生活の終わり。 自分の気持ちと周囲の反応への不安。 みんなつながっている登場人物たち。

Posted byブクログ

2024/05/21

モヤモヤを抱えた人たちが日々葛藤しながらも、ほんの少し前進する、前向きになれる連作短編集。 舞台が名古屋で、実在する地名や名古屋弁が出てきたり。学生時代に名古屋に住んでいたのでより物語に入り込めた。 後半よりも前半のお話の方が、自分的には想像して噛み砕きやすかったかなぁ。

Posted byブクログ

2024/05/12

柚木麻子さんの推薦文に惹かれて、吉川トリコさんの作品に初めて手を伸ばした。 前半は引き込まれてぐいぐい読み進めていたが、最終話のプロムに関する熱い気持ちがピンと来なくて、そこに至るまでの情熱の理由もあまり描かれておらず、結果としてオムニバスとしての面白さがかなり薄れてしまった。

Posted byブクログ

2024/04/05

図書館で面陳列されてた作品で、名古屋の作家さんだったりでした。ねっとり名古屋色濃い連作短編なんですが、中日新聞にドラゴンズ、鶴舞公園に庄内川とドストライクな名古屋弁もでてきて同病相憐れむって感じで軽いコンプレックスに浸れました。名古屋って保守的な土地柄なんですよね。 まわりと比較...

図書館で面陳列されてた作品で、名古屋の作家さんだったりでした。ねっとり名古屋色濃い連作短編なんですが、中日新聞にドラゴンズ、鶴舞公園に庄内川とドストライクな名古屋弁もでてきて同病相憐れむって感じで軽いコンプレックスに浸れました。名古屋って保守的な土地柄なんですよね。 まわりと比較しながら、うじうじ生きてる主婦や高校生の話にミニシアターで上映されるコアな映画の話題とか、歳なのにチアしてみたいとか、在日韓国人3世の姉妹の話とか、性的マイノリティとか、養子縁組の親子の話とか、どことなく触れてはいけない雰囲気を醸し出す自意識過剰が逆に他人と自分を区別する逆差別だったり。偏見と差別とか扱ってるけどヘイトに重いものにならずに恥じらいにも似たライトなものに昇華しているとこもよかったです。 「ナード」って言葉しらなかったけどそんな感じに社交的スキルが疎くなってる人をいうみたいでした。 そして、プロムの開催を求める女子高生。 ちなみに私はアメリカ映画や韓国映画に詳しくないのでいまいち響いてこなかったのですが、ネガテティブに堕ちることなくそれぞれのカミングアウトが適度に明るさを増してシュピレヒコールの渦となってなだれ込んできました。 アカデミー賞の「ムーンライト」と韓国映画の「子猫をお願い」観てみたくおもいました。

Posted byブクログ

2023/12/12

 なぜか、いまいちだった。ごめんなさい。面白い感じなのだけど、あんまり入ってこなかった。私の今の忙しくせわしない環境のせいたろう。

Posted byブクログ

2023/10/22

友情というより互助会。納得! 40代でチアダンスを始めたママチームと、その子供たち、学校の先生の連作短編。 前向き元気パワーをもらえる1冊。 映画をたくさん知ってたらもっと楽しめたのかな。

Posted byブクログ

2023/05/31

一見「普通」に見える人たちでも、何らかの葛藤を抱えて生きている。 そんな人たちが、なにか大事なものをみつけて、それを掴もうと一生懸命になる物語り。 「時代のサイクルが日毎に速くなって、どこもかしこもものや情報であふれているのに、なにか大事なものをつかみそこねているような不安がつ...

一見「普通」に見える人たちでも、何らかの葛藤を抱えて生きている。 そんな人たちが、なにか大事なものをみつけて、それを掴もうと一生懸命になる物語り。 「時代のサイクルが日毎に速くなって、どこもかしこもものや情報であふれているのに、なにか大事なものをつかみそこねているような不安がつねにうっすら貼りついている。[...] だから私もせっせと映画館に通っている。浜辺の砂からひとつぶの光る石を拾いあげるみたいに、虫取り網を天高く掲げて流れ星を追いかけるみたいに」。(197~198ページ)

Posted byブクログ