ブレス(1) の商品レビュー

園山ゆきの(著者)

2024/11/02

展開が早い。もう少し、導入をじっくりして欲しい。あと、対戦相手（？）を下げ、主人公に下駄を履かせた感じがするのがちと嫌。

2024/09/13

　メイクの話。と聞けば取っつきにくいと思うかも知れません。
　が、私自身男で職業も肉体労働系の技術職、加えてメイクなんて人生で一度も経験しておらず、唯一見るのは母親か友人の外出準備のみという状況で見事にハマりました。

　専門用語なんて解りません。メイクの道具や良し悪しなんて解りません。それでもこちらに伝わるのは、何よりも熱が込められているからでしょうか。

　無論絵の良さも大いにありますが、主人公アイアがイメージを固めた時、その言動と彼の作品に心からカッコいい、美しいと思い興奮してしまう。
　そんな魅力があります。

　私も、今は趣味程度ですが創作をしています。
　この作品は創作で行き詰まった時に私に熱を与え意欲を掻き立て、何時でも何度でもどうしようもなく書きたい衝動を与えてくれる。そんな作品です。

2024/08/25

ゲオで最新刊の表紙を見て惹かれたので借りてみた。
元々芸能や芸術関連の高校なんだね…？

ほんと地方と都心の差は大きい。「熱意さえあれば」何とでもならないのが現実。そもそも機会が無かったり、時間がかかったり、情報が入るのが遅い。
周りの環境って才能以上に影響を及ぼすものだから、恵まれてることに無自覚な人にはまさに分からないことなんだろうな。
そして炭崎さん、勝手に内気な女の子だと思ってた。全然そんなこと無かった。

2024/07/13

諦めていじけていて、その時間を後悔して。
脆くて凹まされたり削られたりしても
それで自分がどんな形になるか見てみたい
と言える炭崎さんは、まだ挫折を知らないから
ではあるのだろうが強くて正にひまわりだ。

どうしようもない理由で叶わなかった夢を
本気で好きじゃなかった、と思おうとするのはきつい。
だから東京に来た、ではなくて
いずれ自分がいる場所を最先端にする
という代々木の夢は思ったより壮大でロマンチックだった。
対して、アイアは人を祝福するメイクがしたいと。
やっと夢に向かい、目標を言語化したところでのタイトル回収が熱い。

2023/12/07

ファッション関係のマンガはどうしても「わかってる」感の演出が過剰になりがちで、読者が置いてけぼりになりやすい印象。この作品も若干そういうところがあるのだが、気持ちの変化が表情に現れるといった基本的なところを押さえているので、そこまで嫌な感じがしないで読める。

2023/06/07

ネットで数コマ宣伝が流れてきて、買ってしまったんだけど、自分に自信のない長身の女の子とメイクのプロの話かと思ったら、そうじゃなかった。主人公はむしろ、自信はないけど、メイクを仕事にしたくてしょうがない男の子だった。おもしろかった。

2023/02/19

メイクアップアーティストになりたい宇田川アイアとモデルになりたい炭崎純を主人公に話は展開していく。
本作の素晴らしさは、メイクアップアーティストの舞台裏やキャリアの解像度の高さと、主人公が自分の夢を追い求める中での心情描写だと思う。
メイクアップアーティストについてそこまで知らなくても、漫画の展開を追うだけで、登場人物ごとにメイクの特徴が違うことも分かる。
内面の心情描写は胸に迫るものがある。高校生がプロのメイクアップアーティストになるという、職業選択としては少数派の話ではあるが、自分の在りたい姿を真剣に追求することで失敗を恐れてしまったり、周囲の期待に沿うように生きようとする主人公は、社会人のわたしも考えさせられた。
1巻では主人公が自分の夢を追求する覚悟を決める話だが、2巻以降はより具体的なメイクアップアーティストの世界へ飛び込んで行くのだと思うが、これからの展開が非常に楽しみだ

2023/01/22

Twitterで見かけてずっと気になっていた漫画。
メイク動画を見たりするのが好きなので、メイク系の内容に惹き付けられました。
葵祭の純ちゃんが素顔を出すシーンで鳥肌たちました。
カラーで読みたい漫画です。

2022/09/18

Twitterで話題になってたやつ。うおー熱いー！
こーいうひとつの事に熱中して夢に向かって成長するスポコン漫画すき。しかもそれが「メイク」てのが新しい。自分に自信のないDKがクラスメイトにメイクをしたことで楽しさを覚えるがほんとに彼の息づかいとか気持ちの高鳴りが伝わるくらい表現力が高かった。