パンダのうんこはいい匂い の商品レビュー
一編が短く文章も軽快ですごく読みやすいし面白かった。パンダのうんこってさわやかないい香りなんだとか、キリスト祭りのこととか、首くくり栲象さんのこととか、うっすら存在は知ってた話がたくさん出てきて面白かったし、みなみさんの義理の両親、とくに義母との関わり方がすごいな〜と思った。文化...
一編が短く文章も軽快ですごく読みやすいし面白かった。パンダのうんこってさわやかないい香りなんだとか、キリスト祭りのこととか、首くくり栲象さんのこととか、うっすら存在は知ってた話がたくさん出てきて面白かったし、みなみさんの義理の両親、とくに義母との関わり方がすごいな〜と思った。文化の違いもそうだけど、そもそも他人は異文化なので葛藤もたくさんあるだろうけど異文化との関わり方がなんかいいなって思った。 こんな軽妙な文章が書けたらいいなって思うくらい好きな文体でした。
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「異文化とは線を引くものではなく、身体を使って行き来するものだと思う」 そんな著者の「異文化」の経験を記したエッセイ。 2022年出版の本で、書かれていた当時は30歳前半。 本当に小さい子どものころから学生、大人になってからのことなど、 失敗談や悲劇的なものもたくさん出てくるのですが、こうしてネタにする強さ。 すべてにちゃんとオチがあって、ほんとうに最後まで飽きないし、お話が上手なんだろうなーと思って読んでいました。自分の過去をこんなに面白く語れるのか、と思うほどに感心します。 しかもほんとうに切羽詰まった状況とか、居苦しい状況、当時は絶対にネタにするとか、そんなことを考えるような年代でもない、、、でもそんな印象的な状況だったからこそ、ずっと今まで記憶として鮮明に残っていて、それ自体がネタになってしまうのかも。 心の余裕をもって、そして繊細な感性をもって、自分の過去も、未来も、他者も、目の前の現実も、認識してかかわっていく術の魅力を感じました。 また、著者の日常の異文化への意識、新しいことや他者への好奇心が印象的でした。 旅に出る、異国に行く、というのは分かりやすい異文化体験ですが、それだけではなく。 __私は卵からひよこが生まれるということを、この瞬間まで本当の意味では知らなかったのだと思った。146 __声を上げなければそこにいない。触れなければ世界がない。だから今後はもっと積極的に世界をつかみにいきたい… 153 __世の中のことがなんとなくわかった気になった大人が植物を育てる。言葉ではない言葉で、世界をもう一度教えてくれる。170 … 自分の常識の世界から一歩外に出るには、ただ体験するだけではなく、どういう世界間の中で他の生き物や他者が存在しているのか、生きているのか、という視点を自ら考えに行く必要があるのだと、学びました。 「異なるということを意識しつつも、私もそうであったかもしれない、という感覚を手放したくはない」 同じ体験をしていても、著者のような豊かな想像力と繊細な省察があるかないかで、その経験を通して得られる印象も、認識も、学びも、異なる幅のものになるのだろうと思いました。 言葉、記号、情報に溢れる現代だからこそ、特に意識的に大事にしたい視点です。そして同時に、身体を通して経験することの重みを再確認する本でもありました。
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とにかく文章が軽妙で何度も笑ってしまった。反面、多様性や異文化交流の経験談、重たいテーマには説得力がある。パンダに関するものはほとんどないけど、パンダ好きの我子に読ませたいエッセイ。
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タイトルも珍妙さと表紙の可愛らしさだけで思わず購入してしまったのだが、軽やかなのにぎゅっと何かが詰まった内容だった。 異文化、多様性、そして自分という存在を正面から受け止めているかのようで、ずいぶんとストロングスタイルな文章だなと思った。経験に基づく独特な感性をユーモラスな言葉で飾り付けているが、骨太な主義信条が垣間見えるため、浅薄な印象はまるでない。哲学書を読んだような気さえした。 マーシャルでの上映会を記した「弾みながら島に着く」という章を「そこには待ち望んでいた出会いと、対話があった」と締めくくっているが、この言葉に一番心を揺さぶられた。対話の重要性をもう少し考えていきたいと思った。
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異文化と言ってしまうとどんなに距離を縮めても境界がなくならない。そのことを意識しながら異文化に飛び込んでいって、眺めるだけではなく自分の内側に取り込んだうえで理解しようとする。というような、好奇心だけではなく相手の目線に立って関わろうとする藤岡さんの謙虚さを見習わなければならない...
異文化と言ってしまうとどんなに距離を縮めても境界がなくならない。そのことを意識しながら異文化に飛び込んでいって、眺めるだけではなく自分の内側に取り込んだうえで理解しようとする。というような、好奇心だけではなく相手の目線に立って関わろうとする藤岡さんの謙虚さを見習わなければならないと思いました。 また、異文化を知ることの動機とか意味についても考えさせられた。前提として藤岡さんが好奇心を大事にされていることがあるけど、それを満たすためだけの異文化体験という感じでもなく、相手のことを知ることで世の中のネガティブな境界をなくそうと志向されている雰囲気が感じられ、大事なことだなと思った。
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藤岡みなみさんの感性が好きだ。 素直で興味深くて、独特なのに飾ってない。 『ふやすミニマリスト』の時にもそう思った。 人生を楽しくおもしろくする能力があるんだと思う。 そして、優しい人だと思う。 映像バリアフリーガイドという仕事があるのを知って、その仕事に興味を持ったし、ことば...
藤岡みなみさんの感性が好きだ。 素直で興味深くて、独特なのに飾ってない。 『ふやすミニマリスト』の時にもそう思った。 人生を楽しくおもしろくする能力があるんだと思う。 そして、優しい人だと思う。 映像バリアフリーガイドという仕事があるのを知って、その仕事に興味を持ったし、ことばが好きな人間として習得したいかもしれないと思って読み進めたら、ものすんごいパワハラ人格否定教師が出てきてヒエッとなった。 私はそこに書いてあるようなやりかたを「必要な厳しさ」と思えないし、教える能力のない人間のとる言動だと思うので、講座を受ける選択肢を視界から外すのにためらいはなかった。
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パンダが好きで、北海度で人気がある…ぐらいの情報しかなかったが、この本読んで、中国の方と結婚してお子さんまであると知った。 フラットであることを常に心がけてる人、という印象。そして人見知りや場所見知りを振り切って、どこにでも飛び込んでいく友人を見習い、いろんな体験、旅をしている...
パンダが好きで、北海度で人気がある…ぐらいの情報しかなかったが、この本読んで、中国の方と結婚してお子さんまであると知った。 フラットであることを常に心がけてる人、という印象。そして人見知りや場所見知りを振り切って、どこにでも飛び込んでいく友人を見習い、いろんな体験、旅をしている。 パンダは笹しか食べないから便も匂わないんだそうな。 忍者学校に入り、一回で挫折する話が無性に面白い。
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わっ このひと、好きっ となった。 文章に高慢さはないのにすごいことを沢山やってのけているし、体験したことを自分の中に蓄積して考えて取り込んでいるし、失敗談も面白いし、読んでいるだけでプラスの気持ちになる。 他の著書も読んでみたい。
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おもしろかった! 寝る前に1話ずつ読んだけど、その読書タイムが毎晩楽しみに♪ 正直、変わった人だな〜と思って読んだけれど、私がそう考えることも全然おかしいことじゃない。だって同じ日本人とはいえ、育った環境も何もかも違うんだから、そこには異文化がある。 でもその異文化を理解しよう...
おもしろかった! 寝る前に1話ずつ読んだけど、その読書タイムが毎晩楽しみに♪ 正直、変わった人だな〜と思って読んだけれど、私がそう考えることも全然おかしいことじゃない。だって同じ日本人とはいえ、育った環境も何もかも違うんだから、そこには異文化がある。 でもその異文化を理解しようとせず、ボーダーを引いてしまうことはいけなくて、積極的に異文化交流をすべき。 そんなようなことがゆるっと書いてある。 内容、書き方はゆるゆるしてて読みやすいけど、人と関わる上で大切なことや、新たな発見がたくさんあった。 1話2〜3ページなので、普段あんまり本を読まない人にもオススメです!
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わりと上手くいってないことが多いのに、新しいことに次々チャレンジする、良い意味で学ばない姿勢がすごくすてきだった。そのとき、その場ではダメだったかもしれないけど、積み重ねていくうちにこんなに面白い気づきにあふれたエッセイが書けるんだ、と思うととても元気がわく。
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