こころの葛藤はすべて私の味方だ。 の商品レビュー
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こころの葛藤とは無意識と意識、変わりたくない自分と変わりたい自分。 不安や葛藤、強い感情にはそれだけ切実な想いがある。 自分の内面に向き合い受容し、味方につけることで本当の自分を見つけられる。 意図的に自分の内面を見つめる時間を作り、感情の原因を把握し自分を自覚することで葛藤を味方にできる。 #フロイト#精神分析#防衛機制
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読みやすい。嫉妬や不安、なぜそれが起こるのか、わかりやすく優しさを持って書かれていて良かった。 近しい人に対して幻想を持って見てしまうこと、期待や自分を理解していると思い込み接するとイライラする要因だと。その通り。 自分のうちなる声をよく聞くことの大切さがわかる。 怒っている時弁護士のようにお金が発生していると思って言葉を選びなさい…は確かにそうだなと思った。 運命を変えたいのなら無意識に繰り返される性格パターンを知り、そのパターンを変えること。
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p68 ユーモアは 相手に反撃される危険性を減らし、罪悪感なく攻撃性を表現できます。 精神分析学の立場から見ると、ユーモアは抑えられていた攻撃エネルギーが解放されて、笑いという形で発散されたものです。抑圧されて消えそうになっていた攻撃性を変装させ、意識の世界に呼び起こして楽しむの...
p68 ユーモアは 相手に反撃される危険性を減らし、罪悪感なく攻撃性を表現できます。 精神分析学の立場から見ると、ユーモアは抑えられていた攻撃エネルギーが解放されて、笑いという形で発散されたものです。抑圧されて消えそうになっていた攻撃性を変装させ、意識の世界に呼び起こして楽しむのです。 原初的な攻撃エネルギーが、無意識から意識へ向かう橋の検問所を安全に通過できるように姿を変えたものがユーモアです。人がユーモアやギャグに熱狂する理由は、これらが代償行動となって、攻撃欲が満たされるからです。 p81 子供のころ、親を完全無欠の存在だと考え、何があっても自分を守ってくれると信じるのが最初の理想化です。 しかし時が過ぎれば、反動があらわれます。慕っていた人に失望して、疑問を抱く日がやってきます。すると今度は、相手を過小評価して格下げするのです。 これはおかしなことではなく、正常な反応です。それだけ自分が成長したということです。理想化した人を切り捨てるわけではなく、相手の人間的な弱点を受け入れて生きていくようになるのです。
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付け焼き刃の自己啓発本に飽きた方にお勧めです。自分の手に負えない無意識の世界へのアプローチ方法が、ほんの入り口ですがわかりやすく書かれています。自分の根本的な生きづらさの原因がこの本だけで解明される事は難しいと思いますが、精神分析家である著者の語り口は静かで穏やかで、読んでいるだ...
付け焼き刃の自己啓発本に飽きた方にお勧めです。自分の手に負えない無意識の世界へのアプローチ方法が、ほんの入り口ですがわかりやすく書かれています。自分の根本的な生きづらさの原因がこの本だけで解明される事は難しいと思いますが、精神分析家である著者の語り口は静かで穏やかで、読んでいるだけでもざわついている心を落ち着かせてくれます。
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複雑な領域に感じる精神分析を一般向けに易しく書いてあるのが素晴らしいと感じます。 何より、作者の例えが秀逸で分かりやすいです。 心に起こる葛藤は全て自分の味方である、そう考えると心の中から力が湧いてくる感じがします。
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これからも心の拠り所となってくれる1冊。 普通の人が気にならないようなことも気になって仕方がなくなること、SNSで知りたくなかった関係が見えることや見る必要のないことも見えること、自分が社会に受け入れてもらえないんじゃないかという思い、などなど。。 ちっちゃなちっちゃなことなのに...
これからも心の拠り所となってくれる1冊。 普通の人が気にならないようなことも気になって仕方がなくなること、SNSで知りたくなかった関係が見えることや見る必要のないことも見えること、自分が社会に受け入れてもらえないんじゃないかという思い、などなど。。 ちっちゃなちっちゃなことなのに、自分の中で考えを重ねるたびに大きくなる恐怖。 こんな悩みが和らいだ、生きづらさを少しずつ手放して、大切にしてくれる人を大切に。表立った魅力に惹かれるのでなく、そっと周りの人に優しくできて、かつ周りの人の優しさに気づける人でありたい。
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濃淡読み。途中から飛ばし飛ばし。はじめに、は面白かった。紙がぴんくになってるところも。でもそのピンクのところに書かれてあることから期待することは得られなかった。 もっとフロイトの精神分析についての気の利いた解説や、あるいは心の葛藤について味方になってくれるような言葉を期待していた...
濃淡読み。途中から飛ばし飛ばし。はじめに、は面白かった。紙がぴんくになってるところも。でもそのピンクのところに書かれてあることから期待することは得られなかった。 もっとフロイトの精神分析についての気の利いた解説や、あるいは心の葛藤について味方になってくれるような言葉を期待していた。
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フロイトの精神分析学は難しそうで疎遠がちだったけど、面白かった。 人間の意識の中、つまり無意識の奥深くには性的エネルギーと攻撃性エネルギーが眠っている。適度な攻撃性は生きていくのに必要らしいけど、それが自分に向けば精神病や自殺に至るし、他人に向けばいじめや攻撃に繋がる。 どんな時...
フロイトの精神分析学は難しそうで疎遠がちだったけど、面白かった。 人間の意識の中、つまり無意識の奥深くには性的エネルギーと攻撃性エネルギーが眠っている。適度な攻撃性は生きていくのに必要らしいけど、それが自分に向けば精神病や自殺に至るし、他人に向けばいじめや攻撃に繋がる。 どんな時代になっても、戦争が起きてしまうけど、無意識の中の攻撃性エネルギーがあることも影響してるんだろうな。
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タイトルに惹かれて購入。 感想としてはイマイチ。 著者の例えのセンスが無く、その例えなら出さないほうがいいのではと感じるものが沢山ある。 読み進める集中力がその都度切れてしまう。 あと全体的に解説が雑で、文章もまとまっていない感がすごい。 同一化と妬みについての章では、ジョン・レノンの銃殺事件が引き合いに出されていますが、この事件のどういった部分、犯人の事件に関する言葉や行動のどの部分が「同一化と復讐が、恐ろしいほど緻密につながっている」のか、解説をきちんと書いてほしい。 さらに同じ章で「自分の人生を美しく生きることに徹すれば、それがすなわち真の復讐になります。」とあるが、ジョンレノンを殺害した犯人に対しても、それは当てはまることなのか?と???が浮かぶ。 映画『息子の部屋』に見る許し に関しては、イタリア映画を引き合いに出しているが、「この映画に見られるように許しは他人によってもたらされるものではありません。」とあるが、これも映画を見てない人にはこの映画のどの部分にそれが見られるのか全く伝わってこない。 解説をするか、別の例えを出すかした方がいいのでは。 私が読む前に一番関心があったのは、ユーモアに隠された攻撃性についてだったが、著者の定義するユーモアとはどうやら「誰かをダシにして笑いをとる」ことのようで、かなりの違和感を覚えた。 「本当の自己」を貫く の章では、 「常に細心の注意を払い、慎重に選択しましょう。人の顔色をうかがいすぎて間違った所に流されないように、努力していく必要があります。適当に生きるよりずっと大変です。」とあり、え、しんど…となる。 それが辛くてこの手の本を手に取る人も多いのでは? さらに、「本当の自己を守るには、日常のささいな楽しみを捨てなければなりません。数人で集まって笑いながらおしゃべりするだけの時間を減らしましょう。」 ←おしゃべりの時間は噂話や他人の不幸話がつきもので心を成長させてくれないから、だそう。 ユーモアに続き決めつけが過ぎるのでは。 まだまだツッコミどころは満載ですが、私が韓国語ネイティブで原書を読んでいたならこの違和感は持たなかったのでしょうか? ただ付録には韓国での初版後に読者から寄せられたQ&Aがついてますが、最初の質問が「具体的にはどうしたらいいですか?」だったので、それが全てを物語っている気がします。 質問に対する答えも、答えになっているようでなっておらず、この本全体の印象がまさにそれでした。 タイトルはとても素敵な言葉ですが、中の文章がとっ散らかっていて、読後にタイトルを実感することはできませんでした。
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