最後の鑑定人 の商品レビュー
永遠についての証明が面白かったので他の作品もと思い今回読みました。 内容は、短編のミステリー集ですが、その多くが結末がわかる前にある程度推測できてしまうので物足りない感はあります。ただ読みやすいし、土門先生のキャラや最後の話は惹きつけられて読み終わるまで楽しめました。
Posted by
「最後の鑑定人」と呼ばれ、科捜研のエースとして「彼に鑑定できない証拠物なら、他の誰にも鑑定できない」と言わしめた男・土門誠。ある事件をきっかけに科捜研を辞めた土門は、民間の鑑定所を開設する。無駄を嫌い、余計な話は一切しないという奇人ながら、その群を抜いた能力により持ち込まれる不可...
「最後の鑑定人」と呼ばれ、科捜研のエースとして「彼に鑑定できない証拠物なら、他の誰にも鑑定できない」と言わしめた男・土門誠。ある事件をきっかけに科捜研を辞めた土門は、民間の鑑定所を開設する。無駄を嫌い、余計な話は一切しないという奇人ながら、その群を抜いた能力により持ち込まれる不可解な事件を科学の力で解決していく。『科捜研の砦』を読みたかったので先にこちらを。面白かったです。次作も楽しみ♪
Posted by
発行順と逆に、科捜研の砦→最後の鑑定人の順で。 最後の砦というか、そこの立場だったら、何とか踏みとどめられんかったか!って人が犯行をおこすので、やりきれなくなる。
Posted by
こちらで読んでいる方の評価が良かったので手に取りました。面白かったです! 鑑定は科学なので出た結果で全てが決まるかのように思ってましたが、鑑定結果は一つの要素であってそれを使うのはやはり人間で使い方を誤ることもあるんだと。 四つの短編から構成され、いずれも語り部が変わります。1作...
こちらで読んでいる方の評価が良かったので手に取りました。面白かったです! 鑑定は科学なので出た結果で全てが決まるかのように思ってましたが、鑑定結果は一つの要素であってそれを使うのはやはり人間で使い方を誤ることもあるんだと。 四つの短編から構成され、いずれも語り部が変わります。1作目は弁護人、3作目は刑事、2と4作目は鑑定事務所の助手になり、色々な立場から主人公?である鑑定人の姿が語られます。 どの語り手も魅力的だったので続編が出たら必ず読みます。
Posted by
「科学は嘘をつかない。嘘をつくのは、いつだって人間」「科学は手段に過ぎない。そこからどんな結論を導くかは人間次第」「私たちは事実を選別するべきではない」「先入観や思想は事実を見誤らせる。我々は常にそれを意識しなければならない」たまたまだけど科学関連続いてる。理想的な鑑定人。
Posted by
面白い!!! すっかり土門ファンです(〃ω〃) ブクログのおかげで少しずつ読み進めてる岩井圭也さん。ありがとうございます(^^) 岩井さんはいろんなテーマの作品を描けるのが本当にすごい!!!引き出しの多さに驚かされます。 こちらは岩井さんの中でも特に読みやすい作品だと思いま...
面白い!!! すっかり土門ファンです(〃ω〃) ブクログのおかげで少しずつ読み進めてる岩井圭也さん。ありがとうございます(^^) 岩井さんはいろんなテーマの作品を描けるのが本当にすごい!!!引き出しの多さに驚かされます。 こちらは岩井さんの中でも特に読みやすい作品だと思います(´∀`) 今回は最後の鑑定人と呼ばれた民間の鑑定士の物語。彼に鑑定できなければ、誰も鑑定できないとまで言われた実力の持ち主。ただかなりクセのある人物なのです。それが面白いんですよね〜 視点が変わりながら4編の短編で土門について語られています。 ◯遺された痕 元恋人の殺人の容疑で逮捕された男はずっと容疑を否認し続けている。証拠は揃っているが、、、 ◯愚者の炎 外国人労働者の寮代わりとなっていた建物での放火事件。その真相は、、、 ◯死者に訊け 海から引き上げられた白骨化した遺体と大量の宝飾品。事件からは十二年が経っている、、、 ◯風化した夜 土門が科捜研を離れたきっかけとなる事件 鑑定から事件を紐解いていくストーリーが面白く、専門的な鑑定内容はわからないものの、いろんな鑑定方法があることを知りました。どれも非常に興味深く、いつもとは違った角度で事件を見られるのが面白かったです 明かされた謎自体は闇を抱えたものが多く暗い気持ちになりそうなものですが、なぜだかスッキリもする読みごごち。土門の人柄がそうさせるのでしょうか。 『科学は嘘をつかない』 その言葉は土門の自身のプレフェッショナルさの表れでもあり、信頼度を高め、土門ならやってくれるという気持ちになります。 助手の高倉さんも好きです(*´-`) もっと他の事件も見たい!彼らを見たい! 続編も手元にありますヽ(´ー`) 順番通りに読めそうです♪ 楽しみですー(=^▽^)σ
Posted by
真実がわかったから幸せになるわけではないのがとてもつらい 身勝手な犯人は捕まって然るべき、当然みんなが思う事、その時は科学の力すごい!と素直に思う 誰かを守るために必死に隠そうとした真実を暴いてしまった時…同情してしまいそうになるけれど、被害者のことを忘れてはいけないと自分の仕事...
真実がわかったから幸せになるわけではないのがとてもつらい 身勝手な犯人は捕まって然るべき、当然みんなが思う事、その時は科学の力すごい!と素直に思う 誰かを守るために必死に隠そうとした真実を暴いてしまった時…同情してしまいそうになるけれど、被害者のことを忘れてはいけないと自分の仕事を貫く土門さん、過去の事件が戒めになっているのかな 忘れられないし忘れてはいけないと感じているのだろう
Posted by
【潰された痕】 元恋人へのストーキングと殺人の容疑で逮捕された北尾洋介。被害女性はロープのようなもので首を絞められた跡があり、その遺体には、死後、性行為に及んだ形跡があった。元恋人の洋介の逮捕の決め手となったのは遺体に残された精液。警視庁で行われたDNA鑑定の結果、遺留精液のDN...
【潰された痕】 元恋人へのストーキングと殺人の容疑で逮捕された北尾洋介。被害女性はロープのようなもので首を絞められた跡があり、その遺体には、死後、性行為に及んだ形跡があった。元恋人の洋介の逮捕の決め手となったのは遺体に残された精液。警視庁で行われたDNA鑑定の結果、遺留精液のDNAと合致。動機も証拠物も犯人は洋介だと明確に示しているが-。 洋介の弁護を任された弁護士の相田。慣れない刑事裁判のうえ、洋介は殺人を一貫して否認している。先輩弁護士に相談したところ、民間の鑑定人を紹介される。 土門誠。かつて科捜研に所属し、『最後の鑑定人』と呼ばれた男。土門誠に鑑定できない証拠物なら、他の誰にも鑑定出来ない。ただし人柄は相当に独特であった-。 ✎┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ その昔『科捜研の女』に憧れていました(*´-`*) 地道に鑑定作業する姿、カッコイイし面白そう!と。けど、凄惨な殺人現場や遺体を目の当たりにすることもあると知ってからは絶対無理!と思ってます。 こちらの鑑定人 土門さんは榊マリコのようなお茶目さはなく、表情からは何を考えているのかわからず取っ付き難い印象です。しかし、その仕事に対する熱意はマリコ同様。元妻には土門の仕事ぶりを「変態の所業」とまで言われております笑。 《科学は嘘をつかない。嘘をつくのは、いつだって人間です。》 《鑑定人なら、科学を裏切るようなこと真似をしてはいけない》 先入観や思想に引っ張られることなく 、着実に仕事をこなし事件の真相に近づいていく土門と 土門に振り回されるキャラとの面白さにサクサクと読み進めることができ あっという間に読了しました´▽`)ノ 4編の短編集で どの話も犯人が犯行動機と一部始終を語るシーンがあって、そのどれもが自分勝手な言い分で 都丸刑事の言葉を借りれば言いようのない不快感が肌を撫でる感じですが、その分 土門さん良くぞ解決してくれました!となります。 脇を固める登場人物である めちゃくちゃ不味いのハーブティーを出して相手の反応を伺う助手の高倉しゅうこや 土門に対抗意識燃やす科警研エースの尾藤ひろかもいい感じです。高倉のめちゃマズハーブティーをおかわりした相田もサラッと土門鑑定事務所の常連になってるし♡ うっふふー( *´艸`) めちゃくちゃ気になる土門の過去の結婚生活。続編の『科捜研の砦』で読めるっぽくてワクワク♡こちら返却期限迫ってるのでちょっ早で読もうと思いますっ!
Posted by
民間の鑑定所を開く土門。 舞い込む仕事はどれもやっかいなものばかり・・・。 「遺された痕」「愚者の炎」「死人に訊け」「風化した夜」 連作の最後で、因縁に決着がつくのがお約束なのか。 尾藤さんの登場にはにっこりしてしまう。
Posted by
面白い。犯行の動機も読みやすく、各ストーリーに納得感がある。最後のストーリーでは主人公の人間らしさが見られて大変よかった。続きがあるみたいなので早く読みたいです。
Posted by