能動的推論 の商品レビュー
自由エネルギー原理入門: 知覚・行動・コミュニケーションの計算理論と合わせて読んだ。 原理を行動に適用する能動的推論について説明。上記入門書籍より、研究者向け(少なくとも後半の第二部)に詳細が記載されていると思われるため、前半中心にななめ読み。 面白いと思ったポイントは、能動...
自由エネルギー原理入門: 知覚・行動・コミュニケーションの計算理論と合わせて読んだ。 原理を行動に適用する能動的推論について説明。上記入門書籍より、研究者向け(少なくとも後半の第二部)に詳細が記載されていると思われるため、前半中心にななめ読み。 面白いと思ったポイントは、能動的推論を、王道と常道の2つのアプローチから考え方と数理的に説明している(同じ結論になる)。 常道では、「脳や知覚の仕組み」に関する研究の視点であるヘルムホルツの無意識的推論としての知覚、もしくはカントやベイズ脳仮説を出発点としての位置づけ。(間違っているかもだが)これは従来研究である予測符号化の発展からの説明と理解した。 王道では、「統計物理学と生物行動の存在維持の仕組み」に関する視点からで、サプライズ(異常や危険)な状態を避けることを出発点とした位置づけが説明される。
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