黒野葉月は鳥籠で眠らない の商品レビュー

織守きょうや(著者)

2024/09/19

織守きょうや作品7作目。

弁護士の木村が主人公なだけあって 法律の話ばかりだから 難しいところもあったけど 4作共 読み応えがあって あっという間に読めました。

2024/08/04

木村&高塚弁護士シリーズ第一弾。4話短編。好きな人や物を手に入れるための強さと執念。法を逆手に取りそれを手中に収める。結果手に入れたものは時間の経過とともにそれは顔を変えていくかもしれない。それでも今を後悔しないための強さが響く。最後の「小田切惣太は～」は他三篇の強さや執念とちょっと違って愛する人守り抜きたい一途さが沁みた。面白かった。

2024/06/06

弁護士2年目の主人公 木村龍一が受けた4つの事件の物語。
人間の内面を深掘りし、弁護士の心情も描く。
織守きょうやさんは実際に弁護士なんだと知りました！
弁護士兼小説家って！
すごい二刀流だ！

タイトルにもなっている「黒野葉月」がすごかった。
「いつ私を好きになるの？」って伝えてくれるって。
すごいやり方で好きなひとを手に入れるのです。

木村の先輩 高塚弁護士も各物語で欠かせない人物です。

2023/09/20

新米弁護士木村×敏腕弁護士高塚 シリーズ第一弾
短編連作集

4作品とも最後には驚きがあった。

色んな愛の形。当たり前は当たり前じゃなくて
異端な事が人によっては当たり前な事もあるよね。

小田切の話が切なくて好きだなぁ。

2023/07/18

新米弁護士の木村が先輩の高塚と共に難儀な依頼を解決。鮮やかなどんでん返しと感動の結末が待ち受ける連作短篇「木村＆高塚弁護士」シリーズ第一弾が新装版で登場！（e-honより）

2023/06/23

2023/06/16 読了。

図書館から。

木村＆高塚シリーズの1作目。
短編連作集。

暁、花束の話で木村の人の良さがある意味無下に
されてしまうけれど、そこから立ち直る為に
高塚の良さがあり、木村の弁護士としての強みが出来上がっていくんだなぁと思うと。

嘘が分かるから嘘が嫌いという高塚の
嘘つくなら騙し切ってやって欲しいというのは、
そうだなぁ…とも。
優秀な弁護士だー高塚は。

でも、花束の話はそれ込みで面白かったし、
最後の話は切なかったけど、依頼人の為にできること、を最大限法律で守った形でよかったです。

2023/05/12

Audibleで。
日常ミステリーのジャンル。
設定が少し変わっていて、できる弁護士と新米弁護士のペアで、事が終わってから本質に気づくという流れ。
残酷なシーンなどなどない代わりに、犯人（？）の異常性というか執念が怖い。

2023/05/07

「絶対に欲しいものが決まっている人間が、どれだけ強くて、怖いものかを」

高塚のこの言葉に全てが集約されている。

大切な人と一緒にいること。
大切な人を守っていくこと。

どんな困難があっても
立ち向かっていける強い意志と
実行力が並大抵ではない登場人物達がどう欲しい物を手にするか。

誠実で真面目で新人弁護士の木村がどう事件の本質に気付いていくか。

両者の葛藤や戦いが面白い。
元弁護士の作家さんだからこそ書ける小説でした。勉強になるっ！！

2023/02/14

オーディオブックにて。著者様の他のお話が面白かったので。リーガル短編集で裁判とかはないけれど、法律の穴をつくお話が多かったです。
他の作品でも思いましたが、著者様の描く女の子がとても魅力的で素敵です。

『石田克志は暁に怯えない』はそれしか道がなかったのか…って気持ちとダメってわかってても、そうするしか無かったって気持ちが分かってしまってとても辛かったです。頭がいい人の合理性は全部を予見した上での行動なのですごいなって圧倒されました。

『三橋春人は花束を捨てない』は最後まで知ると、頭の奥を突っつかれたような視界が歪む感じが凄かったです( 帰ってきて語彙力 )
「絶対に欲しいものが決まっている人間が、どれだけ強くて、どれだけ怖いものかを」って言葉が、ガツンと殴られたようで身に染みました。

とても面白かったです。

2023/01/28

'23年1月27日、Amazon audibleで、聴き終えました。織守きょうやさん、三作目だっけ？四作目かな？

いやぁ、素晴らしかった！いわゆる連作短編集ですが…どれも大好きです！ビターなチョコレートのような、作品たち！僕は、大好きです！

同じ登場人物で、シリーズになっているようで…次作も、聴いてみます。