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本屋になりたい 増補 の商品レビュー

3.8

16件のお客様レビュー

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2024/04/01

沖縄好きで本好きにはたまらない面白さ もっと早くこの本に出会いたかった 今年は沖縄行ってぜひこのお店に行きたいと強く思う

Posted byブクログ

2024/03/28

沖縄で古本屋を経営する著者の、開業経緯、本屋としての在り方をゆっくりと考えていく過程を記した一冊。 想像していたより、沖縄の風土を感じるエッセイでした。

Posted byブクログ

2024/02/24

今まさに読んでいるところ。 沖縄に旅行に行った後、半月ほどして知った同じ著者の「那覇の市場で古本屋」を読んで、すっかりファンになってしまった。沖縄と本屋が好きで手に取っただけなのに、このひとの書く文章がもっと読みたい。リズムのある文体、沖縄と本と本屋に対する気持ち。「おもしろい」...

今まさに読んでいるところ。 沖縄に旅行に行った後、半月ほどして知った同じ著者の「那覇の市場で古本屋」を読んで、すっかりファンになってしまった。沖縄と本屋が好きで手に取っただけなのに、このひとの書く文章がもっと読みたい。リズムのある文体、沖縄と本と本屋に対する気持ち。「おもしろい」と思って新天地に飛び込んだ行動力も、ただただ素敵だ。 また沖縄に行く時は、必ずこの方の営む古本屋「市場の古本屋 ウララ」に足を運んで、本を買いたい。

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2024/02/16

本好きなら、一度は思ったことがある 『本屋になりたい』 を、実際に叶えた人が感じる 日常を垣間見る物語。 ▶︎読んでほしい人 何か新しいことを始めようと思っている人 ▶︎きっかけ 古本屋さんで、3冊も売っていたから。 純粋に、気になった!

Posted byブクログ

2023/12/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「本屋になりたい」の一念で、東京の巨大新刊書店の店員をやめて、沖縄の市場中央通りにある小さな古本屋を開いた著者のエッセイ。 最近通うようになった古本屋さんがあり、古本屋なのに新しい本や雑貨が置かれていたり、集まってくる本の傾向だったり値付けだったり、色々気になっていたことがよくわかって面白かった。 岩田書院という、ひとりで運営されている出版社の方への取材の話が面白かった。 「利益が薄くて他社では出せない本も、岩田書院なら出せます。大きな出版社なら社員に給料を払わなきゃいけないから、それに見合うだけの売上が必要ですが、なにしろぼくはひとりなので。ひとりだからこそ採算がとれる仕事、出せる本があるんです」 大きな規模でないと儲からないのではないかと思っていたけれど、逆だからこそできることがあるんだと、目から鱗だった。 本屋のことだけでなく、沖縄の市場の中のお店の話として、色々と知れて面白かった。

Posted byブクログ

2023/11/28

本屋という職業にぼんやりと憧れを持っていたので手に取ってみた。 著者が店主を勤めているのは、沖縄の商店街のアーケードにある、日本一?小さな古書店で、そこには観光客から地元の人まで、いろいろな人が訪れる。 沖縄というと、特別な場所であるように読み始めたときは感じたが、著者の、お客さ...

本屋という職業にぼんやりと憧れを持っていたので手に取ってみた。 著者が店主を勤めているのは、沖縄の商店街のアーケードにある、日本一?小さな古書店で、そこには観光客から地元の人まで、いろいろな人が訪れる。 沖縄というと、特別な場所であるように読み始めたときは感じたが、著者の、お客さんが読みたい本を置くこと、という姿勢は、どんな場所の本屋にも通じる普遍的なものだ。 好きな本、読んでほしい本を売りたい、という気持ちだけでは書店は成り立たない、という言葉にはグサリときた。 私がなんとなく理想的に考える書店はそういうものだったからだ。 しかし、当たり前だが、私の知らない本の中にも、素晴らしい本はごまんとあり、また、決して好きになれないような本でも、それを欲する人がいる限り、売買するのが商売なのだ。 本と読者を勝手にジャッジするような姿勢は、全く本屋としてあるべき姿ではないだろうし、本屋じゃなくとも、本にも人間にも、勝手にそんな押し付けをしてはダメだったんだ、と至極当然のことに気付かされた。 このアプリで、本の評価に星をつけることにも、ちょっと疑問に思ってしまったが、これは読んだ上でのあくまで自分個人的な評価だから…とお茶を濁しておく。

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2023/08/30

以前から読みたいと思っていたところ、増補版が出ていたのでラッキー!でした。 まずは、増補版に追加された6章から読み始めました。 7年という年月、コロナ禍、商店街の変化など、この章だけでもとても深いお話でした。そして、1章に遡って読みましたが、一見ゆるい感だけれど古本屋としての矜...

以前から読みたいと思っていたところ、増補版が出ていたのでラッキー!でした。 まずは、増補版に追加された6章から読み始めました。 7年という年月、コロナ禍、商店街の変化など、この章だけでもとても深いお話でした。そして、1章に遡って読みましたが、一見ゆるい感だけれど古本屋としての矜持、伝わりました。 本屋にはなれないけれど、本の未来に向けてこれからも何かしら出来ることがあれば、関わっていきたいと強く思いました。

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2023/05/13

色々なことが自然と整って、あるべき場所に収まる、というか。 この人は、なんだか始めから決まっていたかのように、古本屋になったような気がする。 ちくまプリマー新書で刊行されたものに、近況を加えている。 市場の建て替え、コロナ禍の中での日々など。 プリマー版も何度か読んだが、こち...

色々なことが自然と整って、あるべき場所に収まる、というか。 この人は、なんだか始めから決まっていたかのように、古本屋になったような気がする。 ちくまプリマー新書で刊行されたものに、近況を加えている。 市場の建て替え、コロナ禍の中での日々など。 プリマー版も何度か読んだが、こちらもまた読み直すような気がする。

Posted byブクログ

2023/02/03

東京の巨大新刊書店から沖縄の小さな古本屋へ。本と人の間に立ち、市場の本屋で奮闘する日々。縁。タイミング。そこで店をやる理由。そこにい続ける理由。そういうもんなんだと思う。そういうことなんだと思う。偶然で必然。

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2023/01/16

 沖縄で新刊書店の店員だった著者が、ある古本屋が閉店することを知って、「よし、古本屋をやろう」と古本屋に飛び込んで、喜び、悩み、周りの人たちにも助けられながら奮闘する日々を記したエッセイ。  元版がちくまプリマー新書なので、そもそもの本のイロハに始まり、新刊と古本の違い、本を売る...

 沖縄で新刊書店の店員だった著者が、ある古本屋が閉店することを知って、「よし、古本屋をやろう」と古本屋に飛び込んで、喜び、悩み、周りの人たちにも助けられながら奮闘する日々を記したエッセイ。  元版がちくまプリマー新書なので、そもそもの本のイロハに始まり、新刊と古本の違い、本を売るとはどういうことか、沖縄という地元出版の盛んな土地柄についてなどが平易に説明されている。  そして、元版のあとがきでは、「先のことはわからない」とされていたが、元版が出版されてから7年、著者は今も古本屋を続けているのだが、「自分も店も、市場も那覇も、沖縄も日本も世界も、それぞれに変わった」と著者は述懐する。  その部分が文庫版では、「六章 「本屋になりたい」それから」として増補された。  特に古本屋の店の側にあった公設市場の建替えに伴いアーケードが撤去されることになったことから、その再整備を求める活動に関わることとなった著者は、自分自身が当事者であることを自覚し、今ここに居ることの意味を考え、そして活動する。またコロナ禍で店を開けることのできない状態が続く中で、どうしたら良いかを著者は考え続ける。  そうした著者、宇田さんの迷いや模索が詳しく書き加えられたことによって、ある意味、人生を語る書としての厚みを増したのではないかと思う。  

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