本屋になりたい 増補 の商品レビュー

宇田智子(著者),高野文子(絵)

2023/01/12

沖縄で古本屋さんを営んでいる人の日記のような読み物。
古本屋さんを営むとはどういうことなのか、というのが個人の視点から語られる面白さに惹かれて購入。
けれど、この本の中に描かれているのはそれだけれはなくてそれがとても良い。
ZINみたいな作品だなと感じている。
最近こういう個人が書いた（職業作家ではないという意味で個人）作品によく出会えるようになった。
面白い。
いつかこの本屋さんにも行ってみたい。

2022/12/22

おすすめ文庫王国2023で紹介されていて購入。
とても良い本だった。
スッと入ってくる　語り口　と言いたくなる文体。
私は本が好きだから、本に対する語り口にひかれるのかも。
著者の人がらや心情が、嫌味さなく絶妙に感じられる。
ホッとしながらあっという間に読んだ。

いつか沖縄に行ったら必ず寄りたい古本屋さんに出会った。

※評価はすべて３にしています

2022/12/07

沖縄旅行で国際通りのあたりを散策していたら、偶然古本屋ウララを見つけました。
通り過ぎるところだったけど、こんなところに古本屋？という直感がはたらき、後ろ歩きで戻ってお店に入りました（笑）。沖縄の本や、フェミニズムの本、韓国文学など、私の関心のある分野の本が多く、悩んだ末に一番目立つところに置いてあった（はず）、こちらの本を購入しました。
私が偶然ウララを訪れ、わくわくしながら本棚を眺め、この本を買って帰り、家でこの本を読む。私の小宇宙と、店主の宇田さんの小宇宙の交わりを感じて、何か特別な体験をさせてもらったような感覚になりました。
また沖縄旅行に行った際はウララを訪れたいです。

それから、沖縄と沖縄の人たちをより一層好きになりました。他の沖縄の本も読んで思ったけど、それまでは南国のムードとか、沖縄人特有の陽気さなどで片付けてしまっていた。でもそんなんじゃなくて、今の沖縄はこれまでの沖縄の人たちが生き抜くために守り、作り上げてきた証なんだと実感しました。そのたくましさを見過ごしてはならないと思います。

2022/10/14

著者の宇田さんは、本と本屋が好きなんだなあ。

古本屋に対する見方がいいほうに変わった。
それでもやっぱり、わたしは古本が苦手…
だって、前に所有していた人がどんな手で読んでいたか分からなくて不潔だから…（同じ理由で図書館も苦手）
けどウララには行ってみたいな。新刊も扱ってるようだし。

あ、電子書籍はずっと手元に置いときたい本だけ、っていうの激しく同意でした。

2022/09/09

今自分の住んでいる、いつも行く本屋さんでこの本を見つけて気になって買った。実はブックオフで売っていないかチェックしたが。

ちょうど本屋さんの本の特集コーナーみたいなのがあって他にも面白そうなものが何冊もあった。

この本の内容も町の本屋さんとはみたいな感じで、本を通じて様々な思いが語られている。

いつも行く本屋さんの見方が変わった。

2022/09/04

沖縄の小さな古本屋さんの話。本の話で、お仕事の話。著者は、もともと新刊書の書店員で、今は結婚してお子さんもいるみたい。もう少し人となりがわかるとなお良し。