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イヴリン嬢は七回殺される の商品レビュー

3.7

17件のお客様レビュー

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2024/12/18

久しぶりに読むのがしんどかった1冊。登場人物が多く、入れ替わったり、様々な視点から見ることになるので全体を把握しづらかった。どの登場人物にも感情移入しづらく、ラストの展開もいまいち納得できないし、次作に手を伸ばすのはちょっと勇気がいるかも。

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2024/07/13

2024/7/3読了 殺人事件を解決するまで、事件が起るその日をループし続ける、しかも日が改まる度に別の人物に変わっている(しかも、その人物の知性、身体能力で主人公の思考や行動にも制限がかかる場合がある)、という、良くそんなややこしいことを考えたね、っていう設定。複数の人物の視点...

2024/7/3読了 殺人事件を解決するまで、事件が起るその日をループし続ける、しかも日が改まる度に別の人物に変わっている(しかも、その人物の知性、身体能力で主人公の思考や行動にも制限がかかる場合がある)、という、良くそんなややこしいことを考えたね、っていう設定。複数の人物の視点から得られたデータを組み合わせて解決できる事件を“一人の人格”で解決する為の方便かとも思ったが、不可解な出来事は、別人格の自分の所為だったり、“今日”の自分の働きで、“後々”の別人格の自分の振る舞いの意味合いが変わってきたり、この手の話ではあるあるなのだろうけど、話が複雑で追いかけるのが大変だったけど、楽しめた。しかし……誰がいつどうやってこのようなシステムを作ったのか、その辺りはS・キングみたいに、余り触れずにスルーしている感。

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2024/06/16

スチュアート・タートン『イヴリン嬢は七回殺される』読了。館で発生する殺人事件の真相を解明するまで同じ1日をループ、それも人格転移しながら繰り返す。人格転移により同じ1日を複数の視点で経験するための過去や未来の自人格の撒いた種が少しずつ繋がって真相に迫っていく展開が激熱。 ただ、序...

スチュアート・タートン『イヴリン嬢は七回殺される』読了。館で発生する殺人事件の真相を解明するまで同じ1日をループ、それも人格転移しながら繰り返す。人格転移により同じ1日を複数の視点で経験するための過去や未来の自人格の撒いた種が少しずつ繋がって真相に迫っていく展開が激熱。 ただ、序盤から中盤までは話の全貌が見えない状態でただただ混沌とした事象が発生しまくるので読みづらいのは事実。事態が整理できてきて解決に向かう中盤以降はぐいぐい引き込ませ頁を捲らせる。とはいえ主人公のモチベーションとなるベタとメタの階層それぞれの決着にやや物足りなさもある

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2024/01/04

館×タイムリープ×人格転移 読んだことのないタイプの特殊設定ミステリー なにはともあれ、ややこしさが勝る そして、展開を呑み込むのに一苦労……いや、七苦労くらいした ただ、それを乗り越えればページをめくる手が止まらない 細かい設定とラストの展開が少し雑に感じなくもないが、なかなか...

館×タイムリープ×人格転移 読んだことのないタイプの特殊設定ミステリー なにはともあれ、ややこしさが勝る そして、展開を呑み込むのに一苦労……いや、七苦労くらいした ただ、それを乗り越えればページをめくる手が止まらない 細かい設定とラストの展開が少し雑に感じなくもないが、なかなかスリルはあった

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2023/11/13

ミステリスクールから。これ、日本版を読みたかった…。ただでさえ登場人物が多く(しかもそれほど個性的な面々という訳でもない)、かつカタカナのせいで覚えにくいのに、しかもその人物の人格に順次侵入する、ときた。そんなもん、理解が追い付かない。せめてもの、と思って頻繁に人物表に立ち戻るん...

ミステリスクールから。これ、日本版を読みたかった…。ただでさえ登場人物が多く(しかもそれほど個性的な面々という訳でもない)、かつカタカナのせいで覚えにくいのに、しかもその人物の人格に順次侵入する、ときた。そんなもん、理解が追い付かない。せめてもの、と思って頻繁に人物表に立ち戻るんだけど、その度に、いちいち流れが途切れる。最後の最後、到達した結論部分だけは、そこだけでも話が成立することもあり理解できたけど、じゃあそこまでの紆余曲折の意味は?って感じ。再読したいほど好きでもなく、このモヤったイメージだけが残ったのであった。

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2023/11/16

☆3.5くらい 設定の面白さ、ミステリ物語としての緻密な構成は素晴らしい。だがそれを損なわせているのが文章。翻訳か原文か、どちらかがとにかくこちらの理解を曖昧なものにしてくる。するすると読めるとは言い難い。人物も多くて覚えきれず、それも分かりにくさに一役買った。誰?と思いながら読...

☆3.5くらい 設定の面白さ、ミステリ物語としての緻密な構成は素晴らしい。だがそれを損なわせているのが文章。翻訳か原文か、どちらかがとにかくこちらの理解を曖昧なものにしてくる。するすると読めるとは言い難い。人物も多くて覚えきれず、それも分かりにくさに一役買った。誰?と思いながら読むことが何度も。 ただそれでもサスペンスじみた構成力には脱帽だ。タイムループものは混乱して然るべきとも言えるし、整理しながら読めば傍観者ではなく探偵として没入し、もっと楽しめただろう。 いやそれにしても久しぶりにミステリでここまで主人公に寄って物語を読めた。大抵探偵役には早く推理聞かせてくれないかな、と思っているところがあるのだが、今回は真相を解き明かすのを応援しながら読んだ。長めの物語なうえ読みにくさがあったとはいえ、よい読書だった。

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2023/09/02

設定、あらすじ、物語ともに面白かったに違いない。 だけど、最近では読むのに一番時間がかかった。次が気になるのになかなか読み進まない。 原文ではもちろん読んでないので、原文のせいなのか翻訳なのかわからないが文章が読みにくいのだと思う・・・もったいない。。

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2023/08/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

事前情報もなく、何も考えずにタイトルと装丁に惹かれて読んだけど凄いなこれ! 人格?交代タイムループなんてもの良く思いつくな! 久しぶりに1日ぶっ通しで読んだし、興奮冷めやらぬうちにこれ書いてるのは深夜1時! ポケモンスリープに勝ったのがこちらの本です! いや、もう何も分からないまま始まって記憶喪失ものかな?と思いながら読み進めていって殺された瞬間の衝撃! 思わずページの厚み確認した。 まだこんなにあるが?? 目が覚めるたびに貴様は誰だ!と登場人物欄確認し、終いにはノートに人物整理を書き出す。 ややこしいけど楽しい! 不自然に感じたところがどんどん理由が明らかになっていく時のパズルのピースがはまっていくけど正解の絵が全然見えない浮遊感。 誰が裏切り者で殺人者か。 アナの正体を知った時のエイデンの決断。 黒死病医者の決断。 ぐるぐるぐるぐるチェス盤をひっくり返され、宿主の人格という枷をつけられ、そして不可能だと思われたアナとエイデンふたりの救済。 イヴリンの正体、本性。 扉が開けられたような結末。 凄かった。 この作家さんの他の作品も読みます。

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2023/04/13

殺人に見えない殺人事件ことイブリン嬢殺人事件の犯人捜しのために探偵役の私が八回人格転移とタイムリープをするという特殊設定ミステリー。 むちゃくちゃややこしかったし、580ページとなかなかのボリュームだったのでちょくちょく休憩挟みながらも1日で読破させる面白さのある作品。 初めて...

殺人に見えない殺人事件ことイブリン嬢殺人事件の犯人捜しのために探偵役の私が八回人格転移とタイムリープをするという特殊設定ミステリー。 むちゃくちゃややこしかったし、580ページとなかなかのボリュームだったのでちょくちょく休憩挟みながらも1日で読破させる面白さのある作品。 初めて読了後、即再読した。

Posted byブクログ

2022/12/19

読むのにものすごく時間かかった 仕掛けが多すぎて難解でした 解決編の喜びはその分味わえたけど めっちゃ難しくて複雑なパズルが解かれていくのを、感嘆しながら読み進めていく小説でした。 カニンガムが好きでした。

Posted byブクログ