超傑作選 ナンシー関 リターンズ の商品レビュー
ナンシー関は消しゴム的にも天才だし文章も天才だと思う。 評するのも申し訳ない。 その消しゴムでモリモリと間違えた何かを消してみたい。と嫉妬するぐらいすごい。 この本の評じゃなくて、ナンシー関の話になっちゃったけどさ…
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芸能界って、テレビの世界って、変なんだよな、と、ナンシー関のエッセイを読むと思う。その変なところは、テレビを見ているとつい忘れてしまうのだが、ナンシー関はそれを見逃さない。テレビにどっぷりはまっているようでいて、インサイダーにはならず冷静に突っ込む距離はとる。執筆から時間もたち、...
芸能界って、テレビの世界って、変なんだよな、と、ナンシー関のエッセイを読むと思う。その変なところは、テレビを見ているとつい忘れてしまうのだが、ナンシー関はそれを見逃さない。テレビにどっぷりはまっているようでいて、インサイダーにはならず冷静に突っ込む距離はとる。執筆から時間もたち、実際にはよくわからないネタも多いのだが、その距離感が絶妙で、読めてしまう、面白いのだ。
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一つ一つは小さな作品、短い文章だけど、相当な覚悟を持って、彫って、書いていたのだと思う。 芸能界で何か起こるたび、ナンシーが生きていたら何て言うかなーと思うのだけど、今年は特にそう感じる。
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学生時代に貪り読んでいたナンシー関の作品集をKindle unlimitedで見かけて、その偉大な存在を忘れかけていた自分を恥じました。久々に読みましたが、やはり面白い。『大食いのカタバミ』懐かしい。彼女の分析力や言語化力に影響されたことを思い出しました。影響されすぎて大学の卒論...
学生時代に貪り読んでいたナンシー関の作品集をKindle unlimitedで見かけて、その偉大な存在を忘れかけていた自分を恥じました。久々に読みましたが、やはり面白い。『大食いのカタバミ』懐かしい。彼女の分析力や言語化力に影響されたことを思い出しました。影響されすぎて大学の卒論のテーマにしたくらいですから。 ちょっとボリュームが大きくて一気に読むのは大変で、あまり面白くないコラムもそこそこ収録されていますが、それもまた今となっては貴重な遺作。 後期の消しゴム似顔絵のクオリティがすごいです。林眞須美の似顔絵で神田川俊朗を見事に表現していました。やば。 1980年〜90年代の芸能界から当時お茶の間を賑わせた事件や騒動を思い出したり、この本で改めて知ったり。(梅川照美の銀行立て籠り事件を調べてゾッとした) そういえば昔の通販って「胡散臭い(魑魅魍魎跳梁跋扈)裏世界」だったかもな〜と今との違いにハッとしました。 とにかくZ世代の方も読んでみてください。こんな日本が本当にあったんだよ。
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