裏切り(下) の商品レビュー
ロンドン警視庁の刑事ケイトの父親が自宅で無惨に惨殺されたことをきっかけに連続殺人がおこる 実はケイトの父親も元刑事で優秀な伝説的な名警部だった 物語はこの事件を追うスカボロー署の刑事たちの物語と 脚本家のクレイン一家が、仕事から距離を置くため人里離れた別荘にこもるも、そこで大変な...
ロンドン警視庁の刑事ケイトの父親が自宅で無惨に惨殺されたことをきっかけに連続殺人がおこる 実はケイトの父親も元刑事で優秀な伝説的な名警部だった 物語はこの事件を追うスカボロー署の刑事たちの物語と 脚本家のクレイン一家が、仕事から距離を置くため人里離れた別荘にこもるも、そこで大変な事態に巻き込まれてしまう物語とか並行に進んでいく! とにかくずっと不穏な空気に包まれている なぜ、信頼の厚い優秀な刑事が無惨に殺されたのか? 犯人が誰なのか? 全くわからない 終盤、急に犯人がわかるのだが、それは想定のしようもなく…(笑) でもそんなことはどうでもよく、犯人の動機にプロローグが急によみがえり、胸が苦しくなった そしてタイトルも素晴らしい 「裏切り」 とにかく登場人物の人物造形もすばらしく物語に没入してしまった 主人公のケイトには「もっと自信をもちなさいよ!」と尻を叩きたくなったが…(笑) 久しぶりに大興奮の作品で、もう次の作品を追いかけてる しばらくシャルロッテ・リンクの世界にどっぷり浸かることにします…
Posted by
事態が進むにつれてページをめくる手が止まらなくなる感じ。そして途中で事件の真相に気づいたときには思わず「あぁ、そうか!そういうことか」と声が出てました。 真相に気づけるタイミングも計算されたようなタイミングで、もちろんその後の展開も楽しめました。 決して、事件解決したからといって...
事態が進むにつれてページをめくる手が止まらなくなる感じ。そして途中で事件の真相に気づいたときには思わず「あぁ、そうか!そういうことか」と声が出てました。 真相に気づけるタイミングも計算されたようなタイミングで、もちろんその後の展開も楽しめました。 決して、事件解決したからといって万事解決したのではないけれど、それでもラストには少し希望も感じられてスッキリです。 三部作ということなので、また次の作品も読みたいと思います。
Posted by
おもしろくって、先へ先へと、はやる気持ちで読んだ。 そのため、通常の自分のペースより速く読めたので、二度目以上に登場する登場人物がどういう人物であったかを忘れてしまっていることが少なかった。とはいえ、巻頭に登場人物一覧はほしい。なぜ、ない? 予想できない真相、犯人。だからといっ...
おもしろくって、先へ先へと、はやる気持ちで読んだ。 そのため、通常の自分のペースより速く読めたので、二度目以上に登場する登場人物がどういう人物であったかを忘れてしまっていることが少なかった。とはいえ、巻頭に登場人物一覧はほしい。なぜ、ない? 予想できない真相、犯人。だからといってアンフェアだという感想はない。驚きと感心。構想も構成も優れている。 自己評価の低い主人公のケイトが、最後には前向きな態度が見られ、それが爽やかな読後感をもたらした。
Posted by
読みやすくて内容も、期待どおりの作品。主人公のケイトを含め4人の刑事が出てきますが、どの刑事も魅力的で良かったです。それぞれの刑事が抱える背景事情が、刑事を人間らしくしていて、より面白くしているように感じました。そして結末も予想外のもので、こちらもよかったです。今後のケイトの活躍...
読みやすくて内容も、期待どおりの作品。主人公のケイトを含め4人の刑事が出てきますが、どの刑事も魅力的で良かったです。それぞれの刑事が抱える背景事情が、刑事を人間らしくしていて、より面白くしているように感じました。そして結末も予想外のもので、こちらもよかったです。今後のケイトの活躍に期待したいと思うと同時に、もっとこの作家の作品を翻訳してほしいなと思いました。
Posted by
主人公の父を含む3つの殺人事件。 5才の男の子を育てる夫婦。 子どもの実の母親である若い女とその彼氏。 それぞれが重荷ををかかえている警察官の面々。 バラバラに見えていたそれぞれのエピソードが下巻できれいにまとまった。 上巻のプロローグもなるほど!の構成で 一気読みのおもしろさ...
主人公の父を含む3つの殺人事件。 5才の男の子を育てる夫婦。 子どもの実の母親である若い女とその彼氏。 それぞれが重荷ををかかえている警察官の面々。 バラバラに見えていたそれぞれのエピソードが下巻できれいにまとまった。 上巻のプロローグもなるほど!の構成で 一気読みのおもしろさだった。 キャラクターの心理面がていねいに描かれているので 共感したり心配したり、忙しかった。 シリーズ、追ってみようかな?
Posted by
父の惨殺。事件は娘の知らなかった父の一面を明かしてゆく。 スリルな展開も面白いけど、娘で刑事のケイトや事件を捜査するケイリブなど、人間の弱さを抱えた登場人物の描写が胸に響く。 普通のサスペンスと一味違う。好きな本だなあ。続編も読みたい。
Posted by
こんなヒロインを待っていた! スコットランドヤードの女性刑事ケイト・リンヴィル巡査部長。 三十九歳でいまだ独り身。夫なし、子どもなし、恋人なし、友人なし。 特別美人でもなく、髪はバサバサ、とうてい魅力的とは言えない。 周りの同僚たちは誰ひとり近寄ってはこないし、ケイトが会議で口...
こんなヒロインを待っていた! スコットランドヤードの女性刑事ケイト・リンヴィル巡査部長。 三十九歳でいまだ独り身。夫なし、子どもなし、恋人なし、友人なし。 特別美人でもなく、髪はバサバサ、とうてい魅力的とは言えない。 周りの同僚たちは誰ひとり近寄ってはこないし、ケイトが会議で口を開けば決って天を仰ぎ、間違っているとみなしていた。 なにより自分自身が自分を信用していなかった。 そんな中で彼女が敬愛する父親、伝説的な名刑事として誰からも尊敬されていた父親が何者かに惨殺される。 ケイトは父殺しの犯人を追うが、それは父の隠された別の顔を暴くことになるのだった。 もちろん最後には「生きづらさ」を抱えたケイトがひらめきと執念によって事件を解決に導き、ケイトには隠された才能があったと分かるわけですが、そこで自信回復めでたしめでたしとはならない。 人生はそんなに簡単じゃない。 そもそも本人がなぜ今回上手くいったのか半信半疑。自分を信じられないままスコットランドヤードに戻るケイトに新たな事件が待っているようで…。 次作も気になる!読まねば!
Posted by
ドイツの作家シャルロッテ・リンクの長篇ミステリ作品『裏切り〈上〉〈下〉(原題:Die Betrogene、英題:Cheated)』を読みました。 シャルロッテ・リンクの作品は、3年以上前に読んだ『失踪者』以来ですね。 -----story------------- 〈上〉 元警...
ドイツの作家シャルロッテ・リンクの長篇ミステリ作品『裏切り〈上〉〈下〉(原題:Die Betrogene、英題:Cheated)』を読みました。 シャルロッテ・リンクの作品は、3年以上前に読んだ『失踪者』以来ですね。 -----story------------- 〈上〉 元警部の父親が惨殺され打ちのめされたロンドン警視庁女性刑事の悲しみ。 最後の最後まで読者は裏切りの数々に翻弄されることになる。 スコットランド・ヤードの女性刑事ケイト・リンヴィルが休暇を取り、生家のあるヨークシャーに戻ってきたのは、父親でヨークシャー警察元警部・リチャードが何者かに自宅で惨殺されたためだった。 伝説的な名警部だった彼は、刑務所送りにした人間も数知れず、彼らの復讐の手にかかったのだろうというのが地元警察の読みだった。 すさまじい暴行を受け、殺されていた父。 ケイトが愛し尊敬してやまなかった父は、なぜ殺されなければならなかったのか? ケイトにかかってきた父について話があるという謎の女性の電話……。 ドイツ本国で160万部超の大ベストセラーとなった傑作ミステリ! 〈下〉 人里離れた農場で起きた監禁事件と、元警部殺しはどう関わるのか? 父親の元警部の死について話があるとケイトに電話をかけてきた女性の死! それはケイトと地元警察との間に軋轢を生んだ。 休暇中のケイトには捜査権はない。 その頃、ロンドンのシナリオライターが、バーンアウト寸前でヨークシャーの人里離れた農場に妻子とともにこもることになった。 そんな彼らの前に五歳になる養子の息子の生みの母が、恋人という得体の知れない男とともに現われるが、彼の正体は? 浮上するケイトの父親殺しと彼の関係。 本国で9月刊行後3か月でその年のペーパーバック年間売り上げ1位となったドイツミステリの女帝の傑作! 訳者あとがき=浅井晶子 ----------------------- 2015年(平成27年)に刊行されたスコットランド・ヤードの女性刑事ケイト・リンヴィル・シリーズの第1作です。 ヨークシャー警察の元警部リチャード・リンヴィルが自宅に侵入した男によって惨殺された……尊敬し憧れ、唯一心を許していた父の死を知ったロンドン警視庁に勤める娘・ケイトは長期休暇を取り故郷に戻った、、、 警察は、かつてリチャードが刑務所に送り込んだ連中のうちの誰かによる復讐との線で捜査を進めていくが、一番の容疑者とされる男デニス・ショーヴの行方はわからないままだった……捜査はなかなか進展せず、ケイトは苛立ちを募らせる。 捜査責任者であるケイレプ・ヘイル警部は、長い間アルコール依存症の治療のため休職しており、この事件で復帰したばかり……ケイトはケイレプの刑事としての能力に疑念を抱く、、、 そんなとき、メリッサ・クーパーという女性が、ケイトの父親のことで話があると連絡してくる……生前の父から聞いたこともない見知らぬ人物だが、ケイトは早速彼女に会う約束を取り付けるが、そこから事件は新たな展開を見せ、ケイトは衝撃的な事実を知ることになる……。 家族が死亡し、何年ぶりかで故郷に帰った主人公が事件の真相をつきとめていくというミステリの定番的な展開に、仕事で神経をすり減らし医師の勧めで2週間ほど妻子とともに人里離れたヨークシャーの農場にこもることとなった脚本家ジョナス・クレインのもとに、養子である5歳の息子サミーの生みの母テレーズ(テリー)・マライアンが現れ、思わぬ事態が巻き起こるというエピソードが、さまざまな視点人物によって描かれ、やがてひとつの物語として収斂していく展開が愉しめました……意外性とスリリングな展開も愉しめましたね、、、 裏切りの衝撃、驚愕の展開……面白かったです。 主人公が個人的に問題を抱えているところも興味深いところ、、、 スコットランド・ヤードの刑事であるケイトは39歳で独身……人付き合いが苦手で恋人も友人なく、仕事に自信が持てず、職場では周囲から疎んじられて浮いた存在、そんな振り切ったヒロイン像も良かったなー 本シリーズ、ぜひ、続篇も読んでみたいですね。
Posted by
2024年12月6日、グラビティの読書の星で紹介してる人がいた。 「『ドラゴン・タトゥーの女』『特捜部Q』の世界観が嫌いではないのならば、シャルロッテ・リンク『裏切り』もきっと気に入る。ドイツのベストセラー作家によるイングランド北部が舞台のミステリー。主な登場人物のほとんどが、...
2024年12月6日、グラビティの読書の星で紹介してる人がいた。 「『ドラゴン・タトゥーの女』『特捜部Q』の世界観が嫌いではないのならば、シャルロッテ・リンク『裏切り』もきっと気に入る。ドイツのベストセラー作家によるイングランド北部が舞台のミステリー。主な登場人物のほとんどが、孤独、トラウマ、経済的困難、家族のトラブル、依存症等のいくつか又は全てを抱えている。主人公は、ロンドン在住、スコットランドヤード(警視庁)の女性刑事。39歳で仕事も私生活も充実しているかと思うが正反対。チームプレイが苦手で出世も遅く、同僚からの評価は低い。人付き合いが苦手で自分に自信がなく、友人・恋人はいない。そんなぼっちな状況で唯一心を通わせていたのが、名刑事であった実父であるが、その父が彼女の生家で惨殺されるシーンから物語が始まる。季節は夏にも関わらず、曇り空、雨のシーンが多く、これが冬になったら、メンタルヘルスはどうなってしまうのだろうか…と心配になる。主人公がときに空回りしながらも、少しずつ前に進み始めるところが本作の魅力。シリーズ化されているので、年末年始にもおすすめ。」
Posted by
確かに意外性のある犯人設定ではあるが、そこに至るまでが長い。 結局本筋には関係のない話が多すぎて中盤は大きくダレてしまう。特にあの監禁家族のエピソードなんて全体を大きく締めているが必要だっただろうか? 文章も上手いしキャラは濃厚に描き分けられているが、どのキャラもトラウマが大...
確かに意外性のある犯人設定ではあるが、そこに至るまでが長い。 結局本筋には関係のない話が多すぎて中盤は大きくダレてしまう。特にあの監禁家族のエピソードなんて全体を大きく締めているが必要だっただろうか? 文章も上手いしキャラは濃厚に描き分けられているが、どのキャラもトラウマが大きすぎて感情移入しにくい。 シリーズ化は分かるが次回はどうなんだろう?
Posted by
