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笹森くんのスカート の商品レビュー

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27件のお客様レビュー

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2025/07/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

私もよくLGBTとか、ジェンダーレスとかよく耳にはしていた。この本を読んだきっかけはインパクトがあったからだ。笹森くん?絶対男の子だよね?みたいな。そういう固定観念があったからだろうけど。 笹森くんを通じて、普通ってなんだろうとか、スカートを履く理由・履いたらいけない理由ってなんだろうみたいな疑問が各キャラに芽生えてきて、私も一緒に考えた。 笹森くん、スカートを履くことには勇気が必要だったと思う。人のために勇気をだすってすごい。 私は遠山一花ちゃんに似ている(一花ちゃんみたいにメガネ外したら美女とかじゃない)ので一番、共感できた。 あと、ケイがすごくいいやつ。 細野未羽ちゃんの話で、「自分に足りないものを求めてしまう」みたいな内容が取り上げられてて、その話と繋がるのかは分からないけど、笹森くんも無意識のうちにケイの性格を求めてたんじゃないのかな。ケイがいたから、勇気を出せた。みたいな。 全員に認めて欲しいっていうわけではないけど、少しでも、自分の好きを、したいことを認めてくれる人がいてくれたら、もっと自由な世界が広がりそうって思った。 2025.7.22

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2025/05/17

In her shows的な体験を5つも体験できる良書。 突然制服のスカートを履いてきたクラスの男子、を中心に、クラスメイトのエピソードから最後はその彼がスカートを履くに至ったエピソードになる。 クラスメイトはみんななんかコンプレックスがあって、それとの向き合い方も人それぞれ...

In her shows的な体験を5つも体験できる良書。 突然制服のスカートを履いてきたクラスの男子、を中心に、クラスメイトのエピソードから最後はその彼がスカートを履くに至ったエピソードになる。 クラスメイトはみんななんかコンプレックスがあって、それとの向き合い方も人それぞれ。でもそれが無理ない感じなのが良い。 スカートを履いた笹森くんが1番現実的ではないかも。スカートを履くという行動ではなくて、スカートを履いても受け入れられたり、ありのままでいられる男子はそんなにいない!と思う。 でもうん、良書だ。多感な学生さんに読んで欲しい。 2025.5.17 101

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2025/03/08

自己評価、他人からの評価、コンプレックス。 自己と他者の認識の差から生まれる違和感や、自分の気持ちを勝手に察してくる相手へのモヤモヤ等、「わかる〜」が止まらない! 自分の失敗を悔い、わかったふりでなく、相手の気持ちを理解するために「スカート」を穿いてみる笹森くんは、本当にかっこ...

自己評価、他人からの評価、コンプレックス。 自己と他者の認識の差から生まれる違和感や、自分の気持ちを勝手に察してくる相手へのモヤモヤ等、「わかる〜」が止まらない! 自分の失敗を悔い、わかったふりでなく、相手の気持ちを理解するために「スカート」を穿いてみる笹森くんは、本当にかっこいい。

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2025/02/22

中学あたりで授業として男子には制服のスカートを女子には制服ズボンを履いてみる体験授業があってもいいかもと思える一冊 物語は読みやすく淡々としていていつもと変わらない周りの人、何でもない日常の中に様々な悩みはそれぞれあると再認識

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2025/01/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

(放送原稿から) 表紙には、スカートをはいた笹森君含め、制服を着た5人の男女が描かれています。 「高校1年生イケメンの部類に入る笹森ひろ くんが、夏休みが明けた日、スカートを履いてきた。」 ことからお話は始まります。 この高校では、ジェンダーフリー制服を採用していて、男子も女子も特に指定はないそうです。 とはいえ、女子のスラックスはなんとなくあたりまえだけど、男子のスカートって…えーっと? クラスメイトはざわつくも、今は多様性を認める時代。 まわりのみんなは知識として持っているLGBTQとかを意識して、なんか何も聞けない、言えない。 けれど、気にはなる。笹森君はどうしてスカートをはいているんだ? …というクラスの風景が、汗っかきなことを気にする男の子や、体形をや自分の声を気にする女子など 何人かのクラスメイトの視点から、そして最後には笹森君自身の視点から描かれます。 自分が周りからどう見られているのか、回りの目が気になるのは当たり前だけどそれが時にはしんどい。 気にしすぎ、って言われてもだから、気にしないでいられるわけじゃないよね。 笹森くんの親友がスカート姿の笹森くんを見て最初に言った言葉とか、 どうして笹森君がスカートをはいているのかを知ると、なんだか、ちょっと気持ちが明るくなりました。 スカートの謎が解けたからだけじゃなく。 アルバイトや予備校など、学校外の友人たちや、恋模様、バンドを組んで文化祭に参加する、など 青春要素もたくさんつまっています。 笹森くんが勇気を出してスカートをはいたわけ、さて、どんな訳だったでしょうか?ぜひ読んでみて下さい。

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2024/11/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2学期から突然制服のスカートを履き始めた笹森くん。 汗が気になる子、部活を辞めたら笹森くんのバンドに誘われた子、胸の中にいいなと思う人のリストを持つ子、整った顔を隠したい子、最後に笹森くんがスカートを履き始めたきっかけの章。 母校は私服校だったけど、制服がこれくらい気軽に選べるといいよね。 雪国なので中学時代、女子は冬季のみスラックスもOKだったけど、セーラー服にスラックスが似合わない制服だった。なので私はスカートでいたけど、それくらいの気軽さで男女問わず制服が選べたらいいよね。というか、もう一律で同じとか、私服でいいんじゃない? スカートを履くことで笹森くんにも見えてきたり感じられたことがあって、自分が従兄弟に対してもっとこう答えてあげればよかったって思ったからこそ、他人を気遣える振る舞いができて、それだけでもお年玉貯金を崩してスカート生活した甲斐があると思う。 笹森くんも素敵だけど、スカート姿でびっくりしながらも「イメチェンか?」と返したり、委員長の思い込みの激しい態度に怒ってくれるケイが格好いい。

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2024/11/12

笹森くんと周りの4人が語り手になった5つの短編集。ある日突然スカートを履いて登校するようになった笹森くん。どんな意図があるのか、戸惑いながらも、優しく見守るみんな。行動にはそれぞれ訳があることを忘れてはいけないと思った。

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2024/10/16

笹森くんが突然スカートをはいてきた というところから始まりました。最初は笹森くんの性格とかがわからないのですが物語が進むにつられて笹森くんの人物像がだんだん浮かび上がってきました。でも最終章の笹森目線の物語までちゃんとしたスカートをはきたい理由がわからなくてページをめくる手が止ま...

笹森くんが突然スカートをはいてきた というところから始まりました。最初は笹森くんの性格とかがわからないのですが物語が進むにつられて笹森くんの人物像がだんだん浮かび上がってきました。でも最終章の笹森目線の物語までちゃんとしたスカートをはきたい理由がわからなくてページをめくる手が止まりません。女子でスラックスをはく人は珍しくないけど男子でスカートをはく人はあまり見ないからこれから男子のスカートが増えたらいいと思いました。

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2024/09/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

娘の読書感想文用の本を拝借して読む。 タイトル的に、LGBTQだろうな~と思ったけれど、どちらかというと、それぞれの“個性”や“嗜好”として書かれていて読みやすかったし好感が持てた。 こんな風に“人”として、交流することって理想だなぁとも思う。笹森君、かっこええわ~。

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2024/08/31

新学期、クラスメイトの笹森くんがスカートを穿いて来た。明るくからりとした性格でみんなにも好かれている笹森くんのその行動に何となく心をざわつかせる生徒達がいた。 多汗症に悩む男子、ぽっちゃり体型がコンプレックスな女子、文化祭のバンドにボーカルとして誘われた女子、可愛い事が負担な女子...

新学期、クラスメイトの笹森くんがスカートを穿いて来た。明るくからりとした性格でみんなにも好かれている笹森くんのその行動に何となく心をざわつかせる生徒達がいた。 多汗症に悩む男子、ぽっちゃり体型がコンプレックスな女子、文化祭のバンドにボーカルとして誘われた女子、可愛い事が負担な女子、そして当の笹森くん。様々な生徒たちの始業式から文化祭までの学校生活がその心の動きと共に描かれている。 どこにでもいるような生徒たちのどこにでもある悩み。それでも本人たちには上手く折り合いのつかない事柄なのだという事を改めて知らされる。 中高生向きだけど大人でも面白く読める。

Posted byブクログ