EVのリアル の商品レビュー
このままEVが主流となるならば中国が自動車製造業を席巻するんだろうな。 米国はUAWのストライキでEVへの歩みが遅れそう(テスラを除き)だし、トヨタは全方位で少し回り道をしてるし…。 ヨーロッパは進んでるけど、高級車以外は中国に勝てない。このままでは日本メーカーは中国の下請けにな...
このままEVが主流となるならば中国が自動車製造業を席巻するんだろうな。 米国はUAWのストライキでEVへの歩みが遅れそう(テスラを除き)だし、トヨタは全方位で少し回り道をしてるし…。 ヨーロッパは進んでるけど、高級車以外は中国に勝てない。このままでは日本メーカーは中国の下請けになってしまう。 トヨタの全固体電池が先に開発されれば、ゲームチェンジャーになるのだが…。
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EVシフトに関して欧州を中心に中国、米国などの政策や自動車メーカーの動向がまとめられた本。EV関連書籍としては比較的新しく出た本であるため直近のリリースなども含まれていて、中国勢の台頭などは目を見張るものがあった。EV戦略が国家戦略といかに強い結びつきがあるものか、よく理解できた...
EVシフトに関して欧州を中心に中国、米国などの政策や自動車メーカーの動向がまとめられた本。EV関連書籍としては比較的新しく出た本であるため直近のリリースなども含まれていて、中国勢の台頭などは目を見張るものがあった。EV戦略が国家戦略といかに強い結びつきがあるものか、よく理解できた。
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概観がわかりやすくフラットにまとめられている。 2022年6月24日発行 第1章EVガラパゴス日本の夜明け BEV:Battery Electric Vehicle PHV/ PHEV:Plugin Hybrid (Electric )Vehicle 3つ総称してECV:El...
概観がわかりやすくフラットにまとめられている。 2022年6月24日発行 第1章EVガラパゴス日本の夜明け BEV:Battery Electric Vehicle PHV/ PHEV:Plugin Hybrid (Electric )Vehicle 3つ総称してECV:Electric Chargeable Vehicle ZEV:Zero Emission Vehicle NEV:New Energy Vehicle 第2章最先端ノルウェーの現実 ・水力豊富で燃料代がガソリン車の1/10 ・2025年新車全てゼロエミッション車 ・2021年時点EV販売率65% ・集合住宅用のスマート充電インフラ ・船舶、商用車の電動化、タクシーの非接触充電 第3章テスラを追え ◯VW:ディーゼルゲートから電動化 ・スケーラブルなEV専用車台「MEB」 ・新EV「トリニティ」開発 ※2030年まで延期 ・自動運転機能などソフトウェア重心の全グループ共通の新型プラットフォーム「SSP」開発 ・電池のクローズドループ ・ID.3 ◯ボルボ:欧州でいち早くEV化 ・21年に30年EV専業化 ・C40 ◯メルセデス:EV専業化、中国傾斜 ・EQG ◯ステランティス:世界4位 ・2030年欧州市場のEV化 ・ジープ 第4章電池の熱狂 ・IEA:EV向け電池需要、20年155GWから30年最大3200GWと推計 ・コバルト、ニッケル、リチウム価格変動 ・LFPリン酸鉄 ・スウェーデンノースボルト:水力発電でつくる電池 ・豪バルカンエナジーリソーシーズ:ライン川の地熱によるゼロエミッションリチウム ・BASFの水酸化リチウムリサイクル 第5章死角を探る ・充電インフラ、価格、CO2排出量 第6章中国の覚醒 ・10万元(150万円)以下と25万元(350万円)以下に二極化 ・上汽通用五菱汽車(SGMW):宏光MINIの農村・女性需要 ・上海蔚来汽車(NIO)、小鵬汽車(Xiaopeng)、理想汽車(Li Auto) ・比亜迪汽車(BYD)によるボリュームゾーンの投入 ・NIO、吉利汽車(Geely)のバッテリー交換式 第7章国家の覇権争い ・欧州労組も投資、人材計画要求
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これは良い本ですね。 現在の(日本以外での)EV シフトの様子がとても詳しく分かります。客観的に冷静に書いてあって、色々な人のインタビューなどもあり、とてもわかりやすい。EV 推進の人も反対の人もみんな読んで欲しい本ですね。(EV 反対の人はこんな本読まないか。笑) 先日、ついに...
これは良い本ですね。 現在の(日本以外での)EV シフトの様子がとても詳しく分かります。客観的に冷静に書いてあって、色々な人のインタビューなどもあり、とてもわかりやすい。EV 推進の人も反対の人もみんな読んで欲しい本ですね。(EV 反対の人はこんな本読まないか。笑) 先日、ついに EU 議会で 2035 年までに内燃機関の新車販売を事実上禁止する法案が採択されました。世の中はどんどん進んでいるのですよ。本の帯に「このスピードに、日本は追いつけるか?」とありますが、ホントそうです。この本でも触れてありますが、「EV 推進はトヨタ潰しの陰謀だ」とか言う人たち、EU もアメリカも日本車なんて眼中にないのですよ。警戒すべきは中国車で、EU もアメリカも中国車には絶対に負けられない、という気概を感じます。だから急いでいるんです。日本のメーカーは、ボヤボヤしてると、気がついたら日本車のシェア無くなってました、ってことになりかねません。危機感を感じてほしいものです。
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EVシフトに向けての現状が非常に分かりやすかった。日本にいると中々感じられないことが世界では着実に進んでいて、日本の中心産業である自動車の今後が少し不安に感じられたが色々な痛みを伴う為、ユーザーである我々も動向を理解しないといけないと感じました。
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日本のネットの情報では、マイナス面が目に付くEVだが、欧米メーカー、各国の状況が分かった。日本の状況に合うか否かは別だが、日本もエネルギー輸入に頼る国としては、現時点ではエネルギー政策込みでEVに向かうのが正解なのかもしれない。
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最新のヨーロッパのEV事情が程よくまとめられている。もはやEVへのシフトは必須という思いを強くした。実質で勝てないヨーロッパのルールによる土俵ずらしや、実質的には非効率なのにガソリン車で勝てないから規制でEVにシフトしようとしてるだけという意見を日本では散見するけれど、まあ実質と...
最新のヨーロッパのEV事情が程よくまとめられている。もはやEVへのシフトは必須という思いを強くした。実質で勝てないヨーロッパのルールによる土俵ずらしや、実質的には非効率なのにガソリン車で勝てないから規制でEVにシフトしようとしてるだけという意見を日本では散見するけれど、まあ実質とは関係なく進むのが世界だし、本書によれば実質的にもEVの方が効率的ということだ。 また本書では水素電池の効率の悪さも言及されていて、水素を作る時にエネルギーが失われ、動力に変換するときに再度エネルギーを失うので、変換効率からしてそもそも効率が悪いのが水素ということ。なので電気だけては問題が生じうる航空機やトラックのような超長距離に限定して使うべきというのはその通りなんだと思う。 ということでEVシフトは必須だけれど、本書では触れられていないけど、最近は電気料金の値上がりでガソリンの方が安いということも起きているようで、電気をガスに依存している地域ではしばらくこの状況は続くかもしれない。とはいえロシアを端に発生した問題を別の方法に切り替えるまでの期間な気もしており、それもこの先長くて5年ぐらいの問題なんじゃないかと思う。 本質はともかく流れができたらその方向に流れていくのが経済であり歴史なので、欧州だけでなく中国、アメリカが乗っている以上、日本だけが逆張りするのはあまりにもリスクが大きい賭けだと思うのだけれど、政府は相変わらず水素とか言っていて頭を抱える。
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日本が世界のトレンドから後れを取っている分野の一つであるEV(電気自動車)の普及。自動車産業は裾野が広い為、メーカーがEV生産に舵を切ると多くの失業者が発生する懸念や充電インフラの不足等、正に"EVのリアル"が書かれた本です。ヨーロッパ、アメリカ、中国との国際...
日本が世界のトレンドから後れを取っている分野の一つであるEV(電気自動車)の普及。自動車産業は裾野が広い為、メーカーがEV生産に舵を切ると多くの失業者が発生する懸念や充電インフラの不足等、正に"EVのリアル"が書かれた本です。ヨーロッパ、アメリカ、中国との国際政争に巻き込まれている感が拭えませんが、日本の自動車メーカーの奮起を期待したいです!
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インタビュー記事や現地取材も織り込みながら書かれており、ボリュームも絞られているので読みやすかったです。 一方、日本車メーカーへの取材をもう少し深掘りした上で、今後の日本車メーカーの生存戦略を提案されていると、より読者を深く考えさせる1冊になったのではないかと愚考します。
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