最高の老後 「死ぬまで元気」を実現する5つのM の商品レビュー
老後の健康、医療をからだ、こころ、くすり、よぼう、いきがいと5つの項目で解説。現在のエビデンスに診療で経験したことも交え、老化でよく聴く問題を素人でも分かりやすくまとめていて、「まず初めの一冊」としても良書だ思う。 ひとつ気になったというか比較検討が知りたいと思ったこと。 著者は...
老後の健康、医療をからだ、こころ、くすり、よぼう、いきがいと5つの項目で解説。現在のエビデンスに診療で経験したことも交え、老化でよく聴く問題を素人でも分かりやすくまとめていて、「まず初めの一冊」としても良書だ思う。 ひとつ気になったというか比較検討が知りたいと思ったこと。 著者はNYで医師をしているが、海外組と国内組でよくエビデンスの見解の違いを目にする。海外組では世界的に有意な論文から結論を導くのに対して国内組では日本人が永年培った体質はそれとは異なっており、日本人にあった健康や食とは少しズレている、といった対立。これを比較するような論文というか解説や本が出ることを期待。
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米国老年医学会はそれとなく製薬会社に配慮しているのだろう。どう考えてもここはMedicationsではなく「Meal」(食事)にするのが筋である。この一点だけでも信用に値しない団体であることがわかる。 https://sessendo.hatenablog.jp/entry/20...
米国老年医学会はそれとなく製薬会社に配慮しているのだろう。どう考えてもここはMedicationsではなく「Meal」(食事)にするのが筋である。この一点だけでも信用に値しない団体であることがわかる。 https://sessendo.hatenablog.jp/entry/2023/02/16/155815
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エビデンスを重視。エピソードや自説の述べ方から著者の誠実さが伝わってきます。 30、40代に予防医療の重要性を踏まえた生活をすることが、高齢になった自分への、いわば健康の貯金になることが、腹落ちしました。 まて、老化の知識を学んだことがなかった自分には、前半は学びになりました。
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健康な老後に不可欠な Mobility 体:身体機能 Mind 心:認知機能、精神状態 Medications 薬:ポリファーマシー Multicomplexity 予防:多様な疾患 Matters Most to Me 生きがい:人生の優先順位 これらを可能な限り良い状態に保...
健康な老後に不可欠な Mobility 体:身体機能 Mind 心:認知機能、精神状態 Medications 薬:ポリファーマシー Multicomplexity 予防:多様な疾患 Matters Most to Me 生きがい:人生の優先順位 これらを可能な限り良い状態に保つためには、運動の習慣をつけ、歯の健康状態を保ち、フットケアをして転倒をしない環境をつくり、7時間以上睡眠をとり(高齢者の不眠症治療には太極拳が有効だと)重なって薬を処方されないように、また別の薬の副作用で病気を引きおこさないように、かかりつけ医かかりつけ薬局をつくる。 これだけを食べていれば大丈夫というオールマイティな食べ物はないし、サプリメントもビタミン剤も不要である。健康診断を受け引っかかったら二次検診にいくこと。 目新しいことは特にないけれど、人生の残り時間の方が少なくなっている身には、改めて心していこうと思う。 唯一勧められているDASHダイエットや地中海式ダイエット。これは牛肉豚肉大好きな身にはちょっと辛い。他はまあ心していきたい。
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本を読む年齢によって感想が違うはずと思いました。 自分の親や周りに高齢者が増えてきて、この本に出てくる人達と同じ状況がなぜ、どうやって加齢と共に起きるのか、あらためて気がつきます。 また、自分が高齢者になることを前提に読み進めることができるのも良い点ですが、30代で読んでも単に...
本を読む年齢によって感想が違うはずと思いました。 自分の親や周りに高齢者が増えてきて、この本に出てくる人達と同じ状況がなぜ、どうやって加齢と共に起きるのか、あらためて気がつきます。 また、自分が高齢者になることを前提に読み進めることができるのも良い点ですが、30代で読んでも単にさっと読み終えるのではないでしょうか。やはり、老後に近くなればなるほど読んで参考になると思える本です。
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2022.11.10 5つのM からだ、こころ、くすり、よぼう、いきがい 介護の仕事をしていて色々気付かされることのある本でした。 何度も読んで今後に生かしていきたいです。
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健康寿命を伸ばして元気に暮らせるのが最高 普段は家族信託を始めとした、認知症対策に取り組んでいますが、元気に暮らせるのが一番だよなと考えていたら目に入って来たのがこの書籍! 日常的生活の中で無理なくはじめられるヒントがいっぱいです。 著者の山田悠史先生いわく、想定読者は20...
健康寿命を伸ばして元気に暮らせるのが最高 普段は家族信託を始めとした、認知症対策に取り組んでいますが、元気に暮らせるのが一番だよなと考えていたら目に入って来たのがこの書籍! 日常的生活の中で無理なくはじめられるヒントがいっぱいです。 著者の山田悠史先生いわく、想定読者は20代〜40代の方をイメージして書かれたと聞いて、自分もドンピシャの世代と感じました。 歳を重ねると、転ぶことは「それ以上」を意味するようになる。 という箇所や、転倒を防止する自宅環境の整備などは自分が接する方にも伝えていきたいと思いました。 勉強になった箇所 ・これが見直され、 現在では 年齢だけで判断せず、 フレイルの評価もしっかり行なったうえで治療法を決めていきましょうという考え方が広がりつつあります。 ・加齢により政治や社会への貢献度が高くなる ・怪我や病気により10日間 ベッド上で過ごすと、たったの10日でも筋肉量はなんと 平均約 1 kg も減少するというデータがあります 。平均的な男性での筋肉量をだいたい20 kg とすれば 10日で5%の筋肉を失うということになります。体を動かさないと、 それほど早く筋肉量というのは減っていくのです。 ・しかし 歳を重ねると、転ぶことは「それ以上」を意味するようになります ・102歳で、ステーキを食べて、元気に過ごしている。私には想像できていなかった「老後」だったからです ・コストや怪我の減少率を考慮すると、 自宅 環境の見直しは結果として コストパフォーマンスは良かったということも併せて報告されています ・高齢者の家での転倒を防止する チェックリスト ・「認知症」というのは 、これらの能力のうち一つ以上が生まれつきではなく、大人になってから障害されて後退し 日常生活を自立して送ることが難しくなった状態のことを指します ・「突然 認知症になってしまったのか」・・・(省略)、せん妄の根本的な原因が解決されることにより、その多くで改善することが期待できます ・逆に言えば 、7時間より睡眠時間が短いほど 認知症を発症するリスクは増えそうです ・地中海式ダイエットに期待する認知症予防の力 ・その中で唯一、 欠乏のケースが多く報告されているのが、 ビタミン D です ・米国のある研究によると 、外来に通院する患者さんの処方箋を調べていった結果、 65%の患者さんに不適切に処方されてる薬がひとつ以上見つかった 一方で、 64%の患者さんに持病から考えて必要と思われる薬が処方されていなかったと報告されています ・なぜオリジナルのメーカーよりも安価に抑えられるかというと、 ジェネリック医療品のメーカーは、薬の開発や宣伝に費用をかける必要がないためです ・死に勅命している人の約10人中7人は自分で意思決定ができない ・当時を振り返ると、自分は本当に無我夢中だったと思います 。ただ あの時の仕事と生活 突然の告知の狭間で揺れ動く中で 最も大切なものは何か。 H さんの生きがいに迫ることができたのは大きなポイントだったと思います ・人生 会議とは、「もしもの時のために、あなたが望む医療やケアについて 前もって 考え 、家族などや 医療ケアチーム と繰り返し話し合い 共有する取り組みのこと」です。アメリカでは「アドバンスケアプランニング(ACP)」と呼ばれており
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
Twitterでフォローしている医師の方が紹介していて、手にとった。 全体的に、一般向けにとても丁寧に書かれた本だと感じた。エビデンスもきちんと示しつつ、難しくなり過ぎないようにしているのは凄い。 本書の一つ特徴的なところは、最後の生きがいの章だと思う。患者の考え方は人それぞれ。何を重視して生きるかということは、常に頭の片隅に置いて考える必要があるとあらためて思うことができた。
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