じいちゃんの山小屋 の商品レビュー
父親と喧嘩して、四国の祖父と一緒に暮らすことになった6年生の航太。 おじいちゃんは航太を山小屋へ連れて行き、ここで暮らすという。 お風呂も、トイレもない、電気も来ていない、だからスマホも使えない。 最初は珍しさに喜んでいた航太も段々とおじいちゃんに対する不満が出てくる。 それにお...
父親と喧嘩して、四国の祖父と一緒に暮らすことになった6年生の航太。 おじいちゃんは航太を山小屋へ連れて行き、ここで暮らすという。 お風呂も、トイレもない、電気も来ていない、だからスマホも使えない。 最初は珍しさに喜んでいた航太も段々とおじいちゃんに対する不満が出てくる。 それにおじいちゃんは人付き合いが悪く、変わり者、お父さんともずっと仲違いしたまま。 都会から来た航太が全く環境の違う田舎に溶け込んでいく姿が、今どきの小学生の姿を交えながら描かれていく。 環境問題にもさりげなく触れられている。 山を相手に生きていた父を思い出しながら読んだ。
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図書館本。2023年読売こども新聞イチオシ100冊。設定としては面白いと思うのだけど、なんだか私はストーリーに引き込まれず、読み終えるのに区切って読んだせいなのか盛り上がらなかった。
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6年生の長男がおすすめしてくれたので、読んでみた。とても面白かった。 お父さんの再婚話が持ち上がり、それに耐えられず家出してきた少年を迎えてくれたおじいさんは、「アルプスの少女ハイジ」のような偏屈じいさん。一人で山にこもり、シイタケとミツバチを育てて暮らしている。 彼の住む山小屋にはトイレすらない。 学校に行ってみると、転校の手続きがとられておらず、小さな学校のクラスの人間関係はがっちりかたまっていて、入る余地もない。 こんなはずじゃなかったと思う主人公は、すぐにも帰りたくなるけれど・・・。 ミツバチ泥棒からミツバチを守るため、あかりひとつない真っ暗な森に、ひとつだけ立つ山小屋でひとり留守番したり、森を歩いていると偶然鍾乳洞を見つけたり。大量にカブトムシを捕まえては、観光客に売って小銭をかせいだり。 現代の子どもにとって、本当に起こりそうな範囲の冒険がたっぷり描かれていて、子ども目線でわくわくできる物語だった。 まわりの人間も、偏屈なじいさんを筆頭に、けっして親切とはいえないような(どちらかといえば自分勝手なところも多い)人たちも多いのだけど、そういう人たちとちゃんと仲良くなっていき、お父さんとの仲をとりもつところまでもっていけるところも、良かった。
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再婚するお父さんと喧嘩して四国の祖父の家にやってきた都会っ子の物語。 一人で寝るのも怖かったはずの主人公が洞窟を探索したり、人嫌いのじいちゃんが孫の事を不器用にも大切にしていく姿が見られていくのが爺孫の成長を描いていて好き。 初めて友達をつれてきた時のよもだなじいちゃんのおもてなしが最高に素敵だった。現実的なようで、優しい世界。友達との仲、長年疎遠だった親子の仲、行政の関わり、新しい母親への気持ち、こんな簡単な世の中だったら素敵ですよね。
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父親の再婚話が気に食わない小6の航太。(あっさり)四国の祖父の家で暮らすことになるがそこは電気もトイレもない山小屋だった。一度は帰ろうとするが次第に祖父との暮らしや自然を受け入れたくましくなっていく。友情もあり爽やかな読後感。「北の国から」を思い出した。
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お父さんの再婚話に賛成できず、喧嘩して家を飛び出す。そしてお風呂、トイレもない、もちろん携帯電話は圏外という環境の中でじいちゃん仕事を手伝いながら暮らす。山の中で一人一晩蜂の巣箱盗難防止の見張りをするとかちょっと、現実では考えられない(大人でも怖い) 箇所もあるけれど、自然の中で...
お父さんの再婚話に賛成できず、喧嘩して家を飛び出す。そしてお風呂、トイレもない、もちろん携帯電話は圏外という環境の中でじいちゃん仕事を手伝いながら暮らす。山の中で一人一晩蜂の巣箱盗難防止の見張りをするとかちょっと、現実では考えられない(大人でも怖い) 箇所もあるけれど、自然の中での暮らし、仲間との冒険、仕事体験などワクワクする内容。
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