ナゾトキ・ジパング の商品レビュー
「SAKURA」 散ったら終わり。 念のための一手だったとしても、早まることをしなければ探す時間は少し増えていただろうに。 「FUJISAN」 自首してきた者。 余命を宣告されていたからこそ犯人役に立候補したのだろうが、それは仲間のすることなのか。 「CHA」 違和感のある場...
「SAKURA」 散ったら終わり。 念のための一手だったとしても、早まることをしなければ探す時間は少し増えていただろうに。 「FUJISAN」 自首してきた者。 余命を宣告されていたからこそ犯人役に立候補したのだろうが、それは仲間のすることなのか。 「CHA」 違和感のある場。 どちらにも疲れてしまっていなければ、命を落とすことも罪を犯すこともなかったのだろうな。 「SUKIYAKI」 証人は多く必要。 ここまでしてでも会いたくないのであれば、素直に自分の想いを伝えられたら良かったのでは。 「KYOTO」 友人が追われて。 こんな器用なことが出来るというのに、最期の最後で爪が甘かったからこそ捕まえれたのだろ。
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留年した学業ダメダメ長瀬秀次と、優秀で日本オタク、アメリカからの留学生ケビン・マクリーガルが繰り広げるお笑いトークと日本蘊蓄に満ちたミステリー。とにかく会話が軽快なのと、登場人物がコミカルで楽しい。静岡の小中高からの幼馴染、母も親しい川奈理沙、大学同寮の愉快な仲間、京都出身六車良...
留年した学業ダメダメ長瀬秀次と、優秀で日本オタク、アメリカからの留学生ケビン・マクリーガルが繰り広げるお笑いトークと日本蘊蓄に満ちたミステリー。とにかく会話が軽快なのと、登場人物がコミカルで楽しい。静岡の小中高からの幼馴染、母も親しい川奈理沙、大学同寮の愉快な仲間、京都出身六車良夫(ムシオ)、富山の造り酒屋息子の大坪大吾。それに捜査一課の変なエリート女性刑事田中に浦辺。 短編集です。SAKURA、FUJISAN、CHA、SUKIYAKI、KYOTOという章にわかれています。最初に外国人が日本を紹介した英文があり、俳句や短歌などの微妙ないい間違いで軽妙トーク、ケビンが謎を解くときの決まり文句など、定型な感じが、読み切り漫画を読んでいるようで心地良かったです。本格ミステリー好きには物足りないかもしれませんが、私は★5寄りで好みでした。 殺人事件がコナンレベルで起きるのと、男女のもつれが事件に関わったりするので、中学校から。まあ、個人渡しなら今時小学生にはOKレベルかな。簡単な言い回しではあるけど、英語がちょこちょこ混ざるから普通カリキュラムで育ってるお子様にはより楽しむためにも中学で手に取るのがいいです。 続編、キャラクター忘れないうちに読もう。
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青春ライトミステリー。 短編なので少しの空き時間に読むことができました。 各タイトルは日本を象徴するもの、場所になっています。 ライトミステリーですが、トリックは今まで読んだ物の進化系(?)で、新しくもある。 けど、ライトなので登場人物にいい加減なところや配慮のないところがあり、...
青春ライトミステリー。 短編なので少しの空き時間に読むことができました。 各タイトルは日本を象徴するもの、場所になっています。 ライトミステリーですが、トリックは今まで読んだ物の進化系(?)で、新しくもある。 けど、ライトなので登場人物にいい加減なところや配慮のないところがあり、トリックの曖昧さを誤魔化すこともできている感じ。
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日本大好き留学生のケビンと 大学寮で同室になった秀次。 旧学生会館で見つかった死体を発見した 後輩が容疑者として疑われた時 そのケビンが何かの違和感に気がつく。 はたして、それは…。 5つの短編はどれもこんな感じで 日本の文化や風習が 謎を解く鍵になっている。 例えば茶室のしつ...
日本大好き留学生のケビンと 大学寮で同室になった秀次。 旧学生会館で見つかった死体を発見した 後輩が容疑者として疑われた時 そのケビンが何かの違和感に気がつく。 はたして、それは…。 5つの短編はどれもこんな感じで 日本の文化や風習が 謎を解く鍵になっている。 例えば茶室のしつらえのこととかね。 京都が舞台の5話目がおもしろかった。
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軽い推理の連作もので楽しかった。主人公の二人とヒロイン。若い時っていいね。 青柳さんは初めて読んだがなかなかいい作品でしたよ。
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自堕落な学生生活を送ってはいるが、何気に人望が厚く世話好きな秀次。秀次と同室になった米国からの留学生ケビン。ケビンは日本の文化にあこがれ日本人以上の知識を有し、2人の周りで起こる事件の謎に迫ってゆく。秀次とケビンのコンビと、敏腕刑事の田中撫子警部補のコミカルなやり取りが面白い。短...
自堕落な学生生活を送ってはいるが、何気に人望が厚く世話好きな秀次。秀次と同室になった米国からの留学生ケビン。ケビンは日本の文化にあこがれ日本人以上の知識を有し、2人の周りで起こる事件の謎に迫ってゆく。秀次とケビンのコンビと、敏腕刑事の田中撫子警部補のコミカルなやり取りが面白い。短編で読みやすく、日本の名所や文化に関する謎をモチーフにしているので、「へ~、なるほど、そうなんだ」と感心しながら読んでいた。続編でないかなぁと思っていたら8月21日に「ナゾトキ・ジパング HANABI」発売予定だそうです。
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精南大学男子寮《獅子辰寮》で長瀬秀次の新しいルームメイトになったのはアメリカからの留学生・ケビン。日本の文化が大好きなケビンを探偵役にした連作短編ミステリ。日本と言えばの、桜・富士山・茶道・すき焼き・京都に纏わる5話収録。この作品好みだった。ケビンのお茶目な言動に振り回されたりツ...
精南大学男子寮《獅子辰寮》で長瀬秀次の新しいルームメイトになったのはアメリカからの留学生・ケビン。日本の文化が大好きなケビンを探偵役にした連作短編ミステリ。日本と言えばの、桜・富士山・茶道・すき焼き・京都に纏わる5話収録。この作品好みだった。ケビンのお茶目な言動に振り回されたりツッコミを入れながら次第に彼に感化されていく秀次。2人のやり取りも面白いし、寮の仲間や秀次の幼馴染の理沙、刑事コンビの田中&浦部に至るまで読み終えるまでに好きになっていた。続編も出るようなので楽しみ。
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日本人大学生と日本好きなアメリカ人留学生…と刑事が主役の話ですかね?ミステリ✖️青春もので、とても気軽に読める作品でした。重くもなく、複雑でもなく、日本文化も学べるストーリーです。 ミョーデース!
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ニッポン大好きな留学生ケビンくんが名探偵、彼のルームメイトで寮の代表秀次くんと幼馴染の理沙ちゃんがワトソン役という、ユーモアミステリです。瀧和麻子さんや森見登美彦さんの学生もののような楽しさに、日本文化の基本のおさらいまでプラスされていて、面白かったです。春に起こった事件が中心で...
ニッポン大好きな留学生ケビンくんが名探偵、彼のルームメイトで寮の代表秀次くんと幼馴染の理沙ちゃんがワトソン役という、ユーモアミステリです。瀧和麻子さんや森見登美彦さんの学生もののような楽しさに、日本文化の基本のおさらいまでプラスされていて、面白かったです。春に起こった事件が中心でしたから、もちろん夏・秋・冬の事件が続くということですよね? 楽しみ!
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楽しい作品。大学の男子寮でっ同室となった秀次とケビン。ケビンくんは日本大好き金髪碧眼の可愛らしい青年。日本のシンボルというべき5つの題材でつなぐ連作ミステリ。めちゃめちゃ殺人事件に遭遇しながらも楽しそうに学生生活を満喫していました。
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