臼月トウコは援護りたい の商品レビュー
事件発生後、刑事が捜査中に毎回現れる女性。臼月トウコという女性は、たどたどしい言葉遣いで犯人を庇っているようで、犯人のアリバイ崩し・トリック破りに繋がる証言をしてしまうというもの。 機械を使用したトリックが多い印象。私は今ひとつ読んでも理解しきれていないものの、正直これは本当に成...
事件発生後、刑事が捜査中に毎回現れる女性。臼月トウコという女性は、たどたどしい言葉遣いで犯人を庇っているようで、犯人のアリバイ崩し・トリック破りに繋がる証言をしてしまうというもの。 機械を使用したトリックが多い印象。私は今ひとつ読んでも理解しきれていないものの、正直これは本当に成立するんだろうか。 この本自体の落ちとして、臼月トウコとは何者なのかという答えが用意されているが、前作のロボット掃除機のインパクトには勝てない気がした。正直、うーん…。
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4話連悪短編、倒叙ミステリ。完璧なアリバイを用意し殺人を犯した犯人視点で進んでいく。警察から逃れられると思った矢先、突然現れる職場の新人「臼月トウコ」。第1章がとても面白かった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2023/04/18 読了。 図書館から。 著者作初。 デビュー作が気にはなっていたんだけど、 図書館にあったのがこちらだったので。 んーいまいちハマらなかったかなぁ…。 臼月さんは地蔵ってこと?
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犯人分かってる所から始まる(倒叙というんですね)古畑任三郎タイプの短編集。 その犯人の無実をトウコが訴えるほどドツボに…というあらすじをみて面白そう!と思ったのだが、ちょっと期待ほどではなかった。 トウコはなぜまともな会話も出来ないのだろう。 刑事がいつも、きろ、と見るのも気にな...
犯人分かってる所から始まる(倒叙というんですね)古畑任三郎タイプの短編集。 その犯人の無実をトウコが訴えるほどドツボに…というあらすじをみて面白そう!と思ったのだが、ちょっと期待ほどではなかった。 トウコはなぜまともな会話も出来ないのだろう。 刑事がいつも、きろ、と見るのも気になったし、トウコの追い払われ方も毎回同じで飽きてしまった。 刑事もトウコも、まったく印象に残らない。 トウコなんかフルネームでタイトルにまでなってるのに。
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初読みの作家さん。 倒叙大好きなので期待して手にしました。悪くないです。というか全体的にはおもしろかった。 ただ、トウコの話し方とか刑事の反応とかがちょっと不自然すぎて気になってしまってからは読むペースが・・・最後はそういうことかと驚かされましたが(^^;
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これはなかなか良かった。デビュー作の掃除機刑事も意表を突いて面白かったが、こちらも、基本は倒叙ミステリ的ながらも、この臼月トウコなる風変わりな人物のユーモラスな雰囲気が、意図せず犯人を壊していくのが痛快。非常に優秀な刑事かなと思う笠置刑事が一向に卯月を覚えていないのは変ではと思っ...
これはなかなか良かった。デビュー作の掃除機刑事も意表を突いて面白かったが、こちらも、基本は倒叙ミステリ的ながらも、この臼月トウコなる風変わりな人物のユーモラスな雰囲気が、意図せず犯人を壊していくのが痛快。非常に優秀な刑事かなと思う笠置刑事が一向に卯月を覚えていないのは変ではと思っていたら・・・最後に・・・そうきたかとにんまり。
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倒叙ミステリ短篇集。 周到に証拠を隠滅し、アリバイを構築して犯罪を犯した犯人たち。しかし犯人が刑事と話しているときに「無実を証明できます」と横から口を出してくるトウコによって、皮肉にも窮地に追い込まれていくという話だった。 トウコは職を転々としており、毎回別の職場に現れてその不器...
倒叙ミステリ短篇集。 周到に証拠を隠滅し、アリバイを構築して犯罪を犯した犯人たち。しかし犯人が刑事と話しているときに「無実を証明できます」と横から口を出してくるトウコによって、皮肉にも窮地に追い込まれていくという話だった。 トウコは職を転々としており、毎回別の職場に現れてその不器用さで犯人をイラッとさせるのだが、本人は純粋に犯人の無実を証明しようと懸命に刑事に訴えかけるところが笑える。実際にいたらウザいキャラだろうが面白かった。
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『掃除機探偵の推理と冒険』がとても面白かったので読んでみました。 トウコの謎解きというよりも、犯人側の視点や心情がメインとなっている本作。倒叙ミステリと言えるのかもしれませんが、トウコの発言がいきなり核心をついてくるところが面白い。犯人にしたらたまったもんじゃないでしょうが・・...
『掃除機探偵の推理と冒険』がとても面白かったので読んでみました。 トウコの謎解きというよりも、犯人側の視点や心情がメインとなっている本作。倒叙ミステリと言えるのかもしれませんが、トウコの発言がいきなり核心をついてくるところが面白い。犯人にしたらたまったもんじゃないでしょうが・・・(笑)。
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完璧なはずの計画で事件を起こした者たち。しかし彼らの計画を潰してしまうのは、よりにもよって不器用で使えない新人だと思っていた臼月トウコ。しかも味方をするつもりが余計に窮地に追い込んでしまうって……! ユーモラスな読み心地の倒叙ミステリ連作です。 これは酷いなあ。犯人の立場からした...
完璧なはずの計画で事件を起こした者たち。しかし彼らの計画を潰してしまうのは、よりにもよって不器用で使えない新人だと思っていた臼月トウコ。しかも味方をするつもりが余計に窮地に追い込んでしまうって……! ユーモラスな読み心地の倒叙ミステリ連作です。 これは酷いなあ。犯人の立場からしたらやってられない。臼月トウコは別に捜査をするわけでもなく、たまたまほんのちょっと口を突っ込んできただけなのに、それでよりにもよって犯人の計画をぶっ潰してしまうんですね。しかも良かれと思って! あーダメだ。悪意がないだけ余計にたちの悪いやつだ。もちろん、犯人以外の人物にとっては愉快で仕方のないことです。特に「偶然の事情」は一番いけ好かない犯人だったので、快哉を叫びたくなります。 お気に入りは「阿迦奢に旅立つ」。倒叙だもん犯人は分かっているし、だけれどどういうふうにやったんだろこれ? って思っていたら、そういうことだったのね!
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事件の陰に必ずいる、ドジでコミュ障で怒られるとすぐぴょんと飛び上がる名探偵。 職業探偵でもなく、名探偵の精神を持ち合わせてる訳でもない彼女。 その存在自体が完全にメルカトル悪人狩り。 暴くために遣わされている。 倒叙モノ的様式美ともハマってて良い! 3話めの漫画家の話が特に好き...
事件の陰に必ずいる、ドジでコミュ障で怒られるとすぐぴょんと飛び上がる名探偵。 職業探偵でもなく、名探偵の精神を持ち合わせてる訳でもない彼女。 その存在自体が完全にメルカトル悪人狩り。 暴くために遣わされている。 倒叙モノ的様式美ともハマってて良い! 3話めの漫画家の話が特に好きだった。 臼月さんの役割がよりはっきり描かれた感もあって。 悪意なく「この痕跡が残ってなければ彼は犯人じゃないって証明になるです!」とか言ってくる人、めっちゃ怖いよな。めっちゃ痕跡残ってるからな。悪い夢感ある。
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