その意図は見えなくて の商品レビュー
青春のほろ苦さが味わえる一作。 ただのミステリーではなく、なんのために推理するのかという点に焦点を当てている。 藤つかさ先生の他作品もぜひ読んでみたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
主人公が通う学校の生徒会選挙で無記入の票が全校生徒の人数の3分の1を占めている謎や、ある日部室が荒らされていた謎などを解決する物語だった。 ミステリーみたいで面白そうと思って借りたが、ヒントが分かりづらかったり、謎がなかなか解決されなかったりして、途中で飽きたため読むのを辞めた。
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この年代ならではの悩みといったところ。しかし主人公といえる清瀬は真実を知りながらもそれを曝け出そうとはしないで落とし所を見つけるといった感じ。 何もかも真実を明かすことが正しいというわけではないし、幸せになれるわけでもないのでこういう人でいいと思う。 しかし英語の先生?はどうかと...
この年代ならではの悩みといったところ。しかし主人公といえる清瀬は真実を知りながらもそれを曝け出そうとはしないで落とし所を見つけるといった感じ。 何もかも真実を明かすことが正しいというわけではないし、幸せになれるわけでもないのでこういう人でいいと思う。 しかし英語の先生?はどうかと思う!
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最初は、登場人物の多くは冷静で淡々としているなぁと思いました。読み進めていくうちに、それぞれ静かに秘めている想いがあり、分かる人には分かり、これもまた青春だと感じました。
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以前から気になってましたが、文庫化のタイミングで読みました! 連作短編小説で高校生が主人公の作品です! 殺人事件などは無く、日常の謎がメインの読みやすいミステリーですが、ミステリー好きには物足りないかも・・・。 個人的には『その訳を知りたくて』がオススメです!!
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小説推理新人賞受賞作だけど、ミステリより青春群像劇の色合いの方が強いと感じた。 全体にざらざらとした感じがリアルで、この年代特有の感情がうまく出ているなぁと思った。
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青春だなぁ。 素直に面白かった。清瀬の苦悩もユウの真っ直ぐな素直さも、染谷の利己的な歪みも佐竹先輩の優しさもすべてが青春だなぁ。 謎も程よく、その謎と個々の感情が高校生という枠にはまっておりバランスがとてもよかった。
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作品紹介にあった「青春群像劇」って言う言葉がぴったり。推理もののような学園ドラマのような、恋愛なのか友情なのか、いろんな感情とか状況があちこち描かれていて、ちょっとした理不尽さや不自由さにチリチリしながら生きていた時代をちょっと思い出した。是非他の本も読んでみたい。
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Amazonの紹介より 第42回小説推理新人賞受賞作を含む全5篇の連作短篇集。 高校を舞台に、何かと同級生と比べてしまったり、将来に悩んだり、圧倒的な才能を持つ生徒を前に諦めてしまったりする高校生男女が、自分は何者なのか? これから先の自分は? と悩みながらも答えに行き着く姿...
Amazonの紹介より 第42回小説推理新人賞受賞作を含む全5篇の連作短篇集。 高校を舞台に、何かと同級生と比べてしまったり、将来に悩んだり、圧倒的な才能を持つ生徒を前に諦めてしまったりする高校生男女が、自分は何者なのか? これから先の自分は? と悩みながらも答えに行き着く姿を日常の謎を絡めて描く青春群像劇。 全体的にビターでピリッとした青春ミステリーでした。 相手に対する「顔」の印象は、ほんの一部分でしかないことを改めて突きつけられました。最初に思った「顔」と真相が明らかになった後の「顔」の印象はガラリと違っていて、もどかしい思いがありました。
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『いまさら翼といわれても』を並行して読んでいるからか、投票に絡む謎ですか、との感想を持ちました。探偵役を務める人物の扱いに、より厳しいのが本作かなとも。
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