こうして絶滅種復活は現実になる の商品レビュー
直近で小説『ジュラシック・パーク』を読んだので、以前以後の現実世界で起こった科学史として興味深くとても面白かった。 功罪ある「セレブリティ」いわゆるカタカナの「セレブ」とは少し違って、ある科学分野が大衆の期待を受けて非常に注目を集めることによって「ブランド化」されるというような...
直近で小説『ジュラシック・パーク』を読んだので、以前以後の現実世界で起こった科学史として興味深くとても面白かった。 功罪ある「セレブリティ」いわゆるカタカナの「セレブ」とは少し違って、ある科学分野が大衆の期待を受けて非常に注目を集めることによって「ブランド化」されるというようなイメージ。 ジュラシック・パークによって関連する分野の裾野が広がれば玉石混交雑多なものも混じるようになる。学問の信用性を獲得するために、現場の研究者たちは地に足つけて真摯に対応していたのだなと感銘を受けた。 絶滅した恐竜の復活を期待する大衆を半ば利用するかたちで予算を獲得して研究を進め発展させるという構造が面白い。 しかし、他の人も指摘されてるが、自らの研究分野の正当性を主張するために良くない種のハイプに待ったをかけて誠実であろうとした研究者たちブチギレ必至この邦題、もうちょっと何とかならなかったのか。狙ってやってる悪趣味なら一周回って嫌いではないが……
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骨太なのは間違いないのだけど、邦題のせいで(売り出すためにはしょうがないと思うが)、この本が指摘する「セレブリティ科学に手を貸すハイプなマスメディア」の立場にこの本自体が陥ってしまうという、すさまじい皮肉になってしまっている。安易に「復活」と呼ぶ必要はないし、求めることもまた違う...
骨太なのは間違いないのだけど、邦題のせいで(売り出すためにはしょうがないと思うが)、この本が指摘する「セレブリティ科学に手を貸すハイプなマスメディア」の立場にこの本自体が陥ってしまうという、すさまじい皮肉になってしまっている。安易に「復活」と呼ぶ必要はないし、求めることもまた違うのだなと感じた。
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