小さいわたし の商品レビュー
温かい文と挿絵にほっこりしながら小さなビスケットを食べるようにさくさく読み進めることが出来ました。 セーラー服のようなワンピースを着て中学生と間違われたらどうしよう。絵の具セットが、リュックがみんなより大きかったらどうしよう。と悩む著者を想像すると可愛かった。私にも「人と違ったら...
温かい文と挿絵にほっこりしながら小さなビスケットを食べるようにさくさく読み進めることが出来ました。 セーラー服のようなワンピースを着て中学生と間違われたらどうしよう。絵の具セットが、リュックがみんなより大きかったらどうしよう。と悩む著者を想像すると可愛かった。私にも「人と違ったら」という不安がよくあるので共感出来た。 あらすじにある「おとなになったら今日のことを忘れてしまうのかな」という不安から私も日記を書き続けている、うちに大人になっている。
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小学校1年生の女の子のエッセイ的な感じ。(日記にしてはハイレベルなので、あえてエッセイという小学生にそぐわない言葉を選んだ。) あとがき読んだら、筆者の実体験の話もあったようだ。リュックサックが皆と同じ大きさかどうかなんて気にするんだなぁ、かわいらしい。 大人にとってはどうでも良...
小学校1年生の女の子のエッセイ的な感じ。(日記にしてはハイレベルなので、あえてエッセイという小学生にそぐわない言葉を選んだ。) あとがき読んだら、筆者の実体験の話もあったようだ。リュックサックが皆と同じ大きさかどうかなんて気にするんだなぁ、かわいらしい。 大人にとってはどうでも良いことが、子どもにとってはとても大切なことになり得る。いつからか忘れてしまう「昔このように感じていた」という出来事を筆者は丁寧に綴っている。 「カスタネットの上が青で下が赤って誰が決めたんだろう?校長先生かな?」とか泥のうさぎを冷蔵庫に入れたら粘土みたいに固まるだろうという子どもたちの発想が新鮮で面白い。 反対の言葉を言って遊ぶ遊びは、私もやっていたな。何が面白かったのかさっぱり分からないけれど、友だちと楽しく遊べれば何でも良かったのかもしれない。 ふと思ったのだけれど、今の小学1年生も言葉遊びをしたり、横断歩道の黒い所は「地獄」だと思って避けていたりするんだろうか。 そうだったとしたら、ちょっと嬉しい。
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ほんとうに、ほんとうに可愛くて愛おしくなるエッセイ。自分が幼い頃はどんな子供だっただろう、と振り返りたくなる。そしてその自分を抱きしめてあげたくなる。
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実家から出て20年も経つのに、お家に帰りたいって思う瞬間がある。今住んでる家ではなくて、お家。それって家族に守られて安心して暮らしていた小さい頃に戻りたいってことかも。
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とにかく装丁も挿絵も内容もかわいくて愛おしい。ミリさんの子ども時代の思い出をもとにした物語だそうで、入学式のお話では自分の小学校の教室の様子を思い出したし、横断歩道の白いところ以外はサメがいる海だと想像して渡っていたこと、寒い日にタバコを吸うように白い息をフーっと吐いてみたこと、...
とにかく装丁も挿絵も内容もかわいくて愛おしい。ミリさんの子ども時代の思い出をもとにした物語だそうで、入学式のお話では自分の小学校の教室の様子を思い出したし、横断歩道の白いところ以外はサメがいる海だと想像して渡っていたこと、寒い日にタバコを吸うように白い息をフーっと吐いてみたこと、自分の子ども時代の思い出をたくさん蘇らせてくれた。ミリさんの、子どもの自分にたくさん遊んでくれてありがとう、という言葉が素敵でした。
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自分の小学1年生、忘れちゃったな。 娘の1年生も、あんまり覚えてないな。 ぜひ、1年生を受け持つ、若い先生に読んでほしいですね。
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小学校1年のときのこと。ミリさんのことかもしれないけど、これは私のことかなってこともたくさん。いや、できごとじゃなくて、同じ気持ちがたくさんたくさん書かれてる。 普段は忘れてることをたくさん掬ってくれて、読んでてじわっと泣いちゃう。
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小さい頃、すごく些細な事が気になったり、心配したりしていたことを思い出した。 学校ではすぐおなかが痛くなって、仕事をしていた母のお迎えを心待ちにしていた頃のこと、夏休みが終わる頃の季節のかおり。 子どもの頃は、1日1日が長くて、些細な出来事や季節の行事がお祭りのように感じられてい...
小さい頃、すごく些細な事が気になったり、心配したりしていたことを思い出した。 学校ではすぐおなかが痛くなって、仕事をしていた母のお迎えを心待ちにしていた頃のこと、夏休みが終わる頃の季節のかおり。 子どもの頃は、1日1日が長くて、些細な出来事や季節の行事がお祭りのように感じられていたことを読みながら思い出して、懐かしい気持ちになった。
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作者の小1目線によるエッセイ集。 益田さんはイラストレーターなので、まるで絵日記を眺めているような作品。 『おへその心配』『金魚さん』など、「そうだよね!あるある!」と共感しながら読んだ。 自分が転校生だったこともあり『転校生』を迎える側のワクワク感と、行く側の緊張感がとても懐か...
作者の小1目線によるエッセイ集。 益田さんはイラストレーターなので、まるで絵日記を眺めているような作品。 『おへその心配』『金魚さん』など、「そうだよね!あるある!」と共感しながら読んだ。 自分が転校生だったこともあり『転校生』を迎える側のワクワク感と、行く側の緊張感がとても懐かしい。 小学生時代のアルバムを引っ張り出してみようかな… と思える作品です。
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作者の小1の日記のような作品。自分自身の小学生時代も思い出し、こんなこと考えてる女子がいたのかなと想像する。作品以上にあとがきもいい。
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