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虎を追う の商品レビュー

4.1

22件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    10

  3. 3つ

    4

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2023/02/12

櫛木理宇さんの虎を追うを読了しました。 この作家にしてはどちらかというと ソフトな感じでした。 もちろん随所にエグい描写はありました。 話としてはすでに解決済みとされた事件を 実は冤罪では?と疑い定年後の元警官とその孫が追う というものでした。 作者は勢いだけでこの小説を書...

櫛木理宇さんの虎を追うを読了しました。 この作家にしてはどちらかというと ソフトな感じでした。 もちろん随所にエグい描写はありました。 話としてはすでに解決済みとされた事件を 実は冤罪では?と疑い定年後の元警官とその孫が追う というものでした。 作者は勢いだけでこの小説を書いたのでは?と 読んでいて感じた。 孫の親が息子の行動に対して物分かりが良すぎるのでは? とその点が気になりました。 #読書記録 #読書好きな人と繋がりたい #櫛木理宇 #虎を追う

Posted byブクログ

2022/11/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

少しずつ少しずつ過去に近づいていく。 元刑事とその孫と友人たち、ネットを駆使し、雑誌、マスコミも協力する。 お互いの足りない部分を補いつつ、自分達がやれる全てのことを注ぐ。 何故、亀井戸は、伊与と共に過ごすことを選んだのか、死刑囚になってしまっても守りたかったものはなんだったのかなど…。 一気読み。 タイトルの「虎」の意味もわかる。 愛情表現、伝え方、守るもの、守り方の間違いが起こす悲劇。 それぞれの成長、家族間の問題なども変化したり、事件解決でスカッとしたけれど、そのままで終わらないところがなんというか…。 予備軍はいるということ、怖い現実…。

Posted byブクログ

2022/09/25

面白くなかった どうしてこうも正義面して動き回れるのか 4人目の被害者を生み出すきっかけの一つのくせに、でかい顔をできている理由がわからん あとセリフが大体くさすぎる

Posted byブクログ

2022/09/19

犯人目線のシーンは本当に読んでいて辛くなった。子供が被害者の事件は現実でもあるけど、本当に許せない。

Posted byブクログ

2022/09/05

櫛木理宇さん作品、私は5冊目でしたが、今作が一番面白かった‼︎ サイコサスペンスであり(いつもながらの櫛木さんらしい)誠に残酷でむごたらしく、本当に不愉快になる犯人の悪行シーンやその心情は、読んでいて辛く腹ただしく、思わず顔をしかめるところもありました。(幼い子に対する性犯罪っ...

櫛木理宇さん作品、私は5冊目でしたが、今作が一番面白かった‼︎ サイコサスペンスであり(いつもながらの櫛木さんらしい)誠に残酷でむごたらしく、本当に不愉快になる犯人の悪行シーンやその心情は、読んでいて辛く腹ただしく、思わず顔をしかめるところもありました。(幼い子に対する性犯罪って本当に最悪最低だ) しかし、今作はなんといっても「星野班」の活躍を追うのが面白く、先に先にと気がはやりました! 元刑事の誠司、孫の旭(この子がまた、いい!)その友達の哲、弁護士、関係遺族、記者やジャーナリスト、立場の違いはあれど、彼らの誠実さと正義感、真実を求めるための行動力など、応援する気持ちで夢中で読み進めました。 この30年で、捜査の精査さも、メディアでの情報の流布も速さも、匿名の反応も、はたまた、昔だったら判明しなかった病気や障害など、すべてすべて、変わってしまった…それを痛感しつつも、結局は人が人を裁くことの難しさを強く感じたのでした。 印象に残ったところ少しだけ。 ーーーーー 亡き娘に捧げる正義には、一点の曇りもあってはいかんのです。 娘の魂が、安らかであるためには 墨一点の疑いも…。 完全なる善人も悪人もこの世には存在しない。そしておれたちはとりわけずるい。公明正大に生きていけるのは、得てして自己評価が高く強い人間だ。“おれたち”は弱くて自分に自信がないから、よく嘘をつく。 犯罪者は緊張作用、つまり爆発する緊張度が普通の人間より高い。 愛情ってのはどうしてこう、間違った方向へ目をくらませがちなのかね。 ーーーーー 読み応えたっぷり…しかも、エピローグはやっぱり櫛木さん…。 櫛木理宇さんは、続けざまに読むのはちと苦しいですが、これからも読んでいきたい作家さんです

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2022/08/31

櫛木理宇さん、やっぱり最高!! ストーリー展開もいいし、引退した刑事と孫のデジタル世代、雑誌記者、テレビ、SNSとエンタメ要素もたっぷり。連続ドラマ化したら良いのに(^^) 犯人目線の描写もグロさがリアリティ感ある! マジ、ロリコンとか最低だし 幼児にこんな卑劣なこと出来るなん...

櫛木理宇さん、やっぱり最高!! ストーリー展開もいいし、引退した刑事と孫のデジタル世代、雑誌記者、テレビ、SNSとエンタメ要素もたっぷり。連続ドラマ化したら良いのに(^^) 犯人目線の描写もグロさがリアリティ感ある! マジ、ロリコンとか最低だし 幼児にこんな卑劣なこと出来るなんて、、悪魔の所業としかいいようがない!!

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2022/08/26

櫛木理宇さんの作品は、『死刑に至る病』、『殺人依存症』を経て3作品目。 引退した刑事は、かつて少しだけ関わりのあった事件への冤罪の疑念を払拭するため、再調査に挑むという作品。 他の2作に比べて、残酷な描写は相変わらずあるものの、読了後の後味の悪さや無情さは少なかったし、チームで...

櫛木理宇さんの作品は、『死刑に至る病』、『殺人依存症』を経て3作品目。 引退した刑事は、かつて少しだけ関わりのあった事件への冤罪の疑念を払拭するため、再調査に挑むという作品。 他の2作に比べて、残酷な描写は相変わらずあるものの、読了後の後味の悪さや無情さは少なかったし、チームで解決に導いていくためある程度の疾走感や明るさのある作品だった。 櫛木理宇さんの作品の良いところは、犯人に全くの同情の余地がなく、徹底的に理解不能な異常者であること。その不気味さが他のミステリーにはないところだし、本作でもしっかりそれが出ていて面白かった。

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2022/08/14

30年以上前の連続幼女殺人事件を基にしたお話。 出だししばらくはあまりの恐ろしさだが、読める人は最後まで読むと十分な内容に仕上がっていると思う。 読了後にネットにて実際の事件概要を調べてみたところ、事件エリア近辺の未解決幼女殺人事件の多さに驚く。 本作がむしろ現実事件より遠...

30年以上前の連続幼女殺人事件を基にしたお話。 出だししばらくはあまりの恐ろしさだが、読める人は最後まで読むと十分な内容に仕上がっていると思う。 読了後にネットにて実際の事件概要を調べてみたところ、事件エリア近辺の未解決幼女殺人事件の多さに驚く。 本作がむしろ現実事件より遠慮した表現に抑えたのだろうと予測できる。 死刑反対だとか人権だとかそんな人達ほど読んでほしい一冊。

Posted byブクログ

2022/07/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

作者さんが「後味の悪くない、ザッツ・エンタテイメント」と形容していた、らしい(解説より)。そして『それだけでは終わらせないという意図も見える』(解説 千街晶之さん)。 うーむ。まぁ読後はさほど悪くない。 事件は解明され、冤罪は晴れ、罪を犯した人間は捕まり、警察内部(一部)もヒトの心を取り戻しお沙汰を待つことになった。 ・・のだけど、如何せん、読んでる途中がちょっと・・キツかったなー。 他の人も書かれていたけど、合間に挟まってる犯人視点の描写がなかなか読むの辛かった。それがなくても遺体の損傷の描写を読めば大体何をされたか想像できてしまうのに、わざわざ現在進行形で読むのがちょっと・・犯人につながるヒントがあるかも?と思って、目は通していたけれど。 そもそも、犯人のその時の心情を読んでも理解できるはずもなく。 ターゲットの年齢は犯人の過去に由来した・・のかもしれないが、中盤以降の『女の子は痛く罰する』とか『誘ってくるのが悪い』とかの思考はどこからきたのかといえば、性癖(先天的)としか言いようがないのでは。 いつもこの手のお話読むと、犯人のあまりの生育環境の悪さ(運の悪さ)を呪うしかなくて、なおさら哀しく辛い。でもそんな過去でもまっとうに生きている人はいるのだから、犯罪おかす理由にはならない! 誠司じいちゃんと孫、友人、TV局員、ジャーナリスト・・とどんどん輪が大きくなって協力体制が整っていくのがワクワクした。現代の情報の流れ方、どんな手段を使ってどんな層にどんな情報を流せるか、流したいか、その辺りが現代的ですごく面白かった。まぁそこまでうまくいくのかなーというのはあったけど。。 最近観るドラマでも、ワルモノの悪事を暴く場合、録音したものを証拠にするのではなく、もはやLIVE配信を直接大衆に見せる方が多くなってる気がする。 昔はネットの情報がリアルに出てくるまでに時間差があったし、嘘かほんとかの精査にも時間がかかっていたけど、今は全然すぐ。 でもそれが嘘だった時もリアルに反映されるまでの時間が短すぎる。 トゥレット症候群の話も面白かった。発達の過程で発話できない、のはよく聞くけれど勝手に言葉を発してしまう、という症状もあるのだなぁ。 生きづらさを抱える2人、読みながら「夜が明ける」(西加奈子さん)を思い出してた。 「それだけでは終わらせないという意図」が、もし哲のことだったら嫌だなーと思ったけど、杞憂だったw

Posted byブクログ

2022/07/14

三十年前、人々を震撼させた『北蓑辺郡連続幼女殺人事件』。ネットを駆使して世論を動かす中、真犯人を名乗る人物が、新聞社に新たな証拠を送りつける―。(e-honより)

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