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さんず の商品レビュー

3.3

30件のお客様レビュー

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2024/08/28

読みやすくて面白かった。 スガとカトウのメインストーリーがありながら 各話の自殺志望者たちのストーリーもちゃんとしてる。 奈々とスガのやりとりがもっと見たい。 できることなら続編が読みたい、そんな作品でした。

Posted byブクログ

2024/08/01

どこに誰の本心があるのか、ちょっと良く分からなかったんだけど、 愛する人がいても、それが死にたいと思うことをとめてくれるわけではない… ようなことが書いてあって(どこに書いてあったか探し出せず、正確な文章は忘れてしまったけど…) それはすごく共感できたし、いろんなことを考えまし...

どこに誰の本心があるのか、ちょっと良く分からなかったんだけど、 愛する人がいても、それが死にたいと思うことをとめてくれるわけではない… ようなことが書いてあって(どこに書いてあったか探し出せず、正確な文章は忘れてしまったけど…) それはすごく共感できたし、いろんなことを考えました。 自殺を選択した人は、周りのこと全てに絶望して、自分は愛されてないと必要ないと、全てにそう思ったわけではないんだよと、私も言いたい。 ちゃんと、心配してくれる人だっているし、愛してもらえてるのも分かってるけど、それでも、ふと死にたいと思ってしまうこともあるし、逃げたくなることがあるんだよね… この本からは、うーん。特に何か感じたとか学んだとか、考えがかわったとかはなかったけど 自殺ってもっと、こんなんじゃないよ、と私は思いました。

Posted byブクログ

2024/02/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

社長ムカつくぜ…と思いながら読んでいたが黒幕は別だった。スガくんが結構詰めが甘いのでハラハラする。しかしいくら色んなところにパイプを持っていても、いつかバレて制裁喰らいそうだなこの会社…と思った。

Posted byブクログ

2023/11/30

死にたいのに死にきれない人々に手を差し伸べる自殺幇助業者。生きづらさを抱える5人の死にたいお話し5篇。5番目のお話はひどく胸糞が悪かった。どうにかしてあの男の方が…。

Posted byブクログ

2023/11/16

11月-11。3.0点。 自殺幇助業を営む「さんず」という会社の従業員が主人公。「死にたい」と思う人を見つけ、事前調査し、絶妙なタイミングで会社の名刺を渡す。。。 連作短編。ラストに向け、従業員の秘密が少しずつ明らかに。

Posted byブクログ

2023/10/03

結局人間って行き詰った時の視界は前の壁しか見えないけど、何かの要因で上を見上げたら空が広がってるかも知れないし、救助ヘリが居るかも知れない、様々なまだ見えてない要素があると示唆してくれてる。 後日談も少し気になる感じの余韻の残し方は流石だな。

Posted byブクログ

2023/09/29

自殺したいと思う人に届けられる自殺幇助業者「さんず」のカード。依頼人と「さんず」の社員カトウとスガのやり取りの短編集。 1話目のような話が続くのかなと思ったけど、意外にいい意味で裏切られたというか。個人的にはスガの背景をもうちょっと引っ張って、続編とかあっても面白いかなとは思っ...

自殺したいと思う人に届けられる自殺幇助業者「さんず」のカード。依頼人と「さんず」の社員カトウとスガのやり取りの短編集。 1話目のような話が続くのかなと思ったけど、意外にいい意味で裏切られたというか。個人的にはスガの背景をもうちょっと引っ張って、続編とかあっても面白いかなとは思ったけど。

Posted byブクログ

2023/08/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

さんずという会社でつながってる短編5話 1話目で「自殺幇助なんてのは悪趣味な金持ちのやることだ」って断言しててよかった。 金あるなら他の方法で助けられるよね。 「死ねば解放される」 ↑ 「死ねば解放されるなんて、生きてる限り証明できないし、死人にも証明できない。(以下略)」 がこの作家の答えなんだろうなって思った 省略した部分は結構気持ちこもっててとても好き。ネタバレだから伏せるけど、ぜひ読んでほしい。

Posted byブクログ

2023/08/28

連作短編集の形式を取った作品集。 自殺志願者に付き添う特別なサービス会社、有限会社さんず。そこの二人が出会う人々と事件とは。 これが良い意味で甘さの欠片もない。読者をあれやこれやと翻弄しながら進み、あっという所に着地するのは流石といったところ。

Posted byブクログ

2023/07/06

自殺幇助会社「さんず」の社員とその依頼者の話。人間の嫌な面を突きつけられ、依頼者の事情とか知っていくと、そりゃまぁどんどんしんどくなる。この会社も自殺を思い留めようとするのじゃなく淡々と進めていくのが歪みを感じる。

Posted byブクログ