カレーの時間 の商品レビュー
よくあるグルメテーマのライトノベルかと思っていたら、全然違った。 一生懸命に生きている、当たり前の人たちの物語。 とてもよかった。 泣けるポイントはそれぞれだと思うけど、 私は、公園での試食会にぐっときた。 「取り柄は声がでかいことだけ。でも、取り柄が一つでもあればじゅうぶんや...
よくあるグルメテーマのライトノベルかと思っていたら、全然違った。 一生懸命に生きている、当たり前の人たちの物語。 とてもよかった。 泣けるポイントはそれぞれだと思うけど、 私は、公園での試食会にぐっときた。 「取り柄は声がでかいことだけ。でも、取り柄が一つでもあればじゅうぶんやっていける」
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不器用な人たちの集まりみたいな家族。 特におじいちゃんの不器用さが切なかったです。 テーマは重いけど、関西弁の会話がテンポよく、あまり重さを感じずに読めました。私も関西人ですが、登場人物の関西弁がとても自然で違和感なく読めたので、作者も関西の人かと思ってプロフィールを見たら佐賀の...
不器用な人たちの集まりみたいな家族。 特におじいちゃんの不器用さが切なかったです。 テーマは重いけど、関西弁の会話がテンポよく、あまり重さを感じずに読めました。私も関西人ですが、登場人物の関西弁がとても自然で違和感なく読めたので、作者も関西の人かと思ってプロフィールを見たら佐賀の人でびっくり。 作中に出てくるレトルトカレー のアレンジ料理を試して見たくなりました。特におじいちゃんが作ったキャベツとツナのカレーが美味しそうでした。
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カレー大好きな私が カレーって、言うだけで手にした本。 お正月休み最終日 ちょっとほっこりしたいと手に取った。 本当に 大切な(表現はおかしいけど)物語でした。 昭和のおじいちゃん。 女ばかりの中で育った桐矢。 戦後から高度成長期を生きてきたおじいちゃんは男は強く女を守るべきもの...
カレー大好きな私が カレーって、言うだけで手にした本。 お正月休み最終日 ちょっとほっこりしたいと手に取った。 本当に 大切な(表現はおかしいけど)物語でした。 昭和のおじいちゃん。 女ばかりの中で育った桐矢。 戦後から高度成長期を生きてきたおじいちゃんは男は強く女を守るべきものと。 現代に生きる桐矢にはガサガサする。 向き合えない2人。 ちゃんと話さなきゃだめだと、 そんな 二人の生活がまあなんともレトルトカレーを交えた大切な日々で愛おしい。 投げやりにもならず、逃げ出さずなんとかやっていく。一番難しいかも。 と、もう、カレーの描写がすごくて、 お正月休み最後の夜ご飯はレトルトカレーにしちゃった 来週はドライカレー作ろ
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カレー好きなんです。 特にスパイスカレー。 ふと見かけて、カレー の単語に惹かれて、 読んでみました。 なんだか、前に似た文体の小説を読んだことがある気がして.....よくよく考たら、そういえば、以前ほたるいしマジカルランドを読んだことがありました。 日常のなにげないこと...
カレー好きなんです。 特にスパイスカレー。 ふと見かけて、カレー の単語に惹かれて、 読んでみました。 なんだか、前に似た文体の小説を読んだことがある気がして.....よくよく考たら、そういえば、以前ほたるいしマジカルランドを読んだことがありました。 日常のなにげないことに関するストーリーはとても好きで、でも、少し独特というか...ほっこりじゃない暗さがあるのが寺地先生の魅力、なのかな。 読み始めはすごく嫌いだった、おじいちゃんのことを、 でてくる登場人物もどこか好きになれない部分があって、 でも、読了後、なんだかみんな好きになれる、そんな物語りでした。 私も桐矢くんと同じで、スパイスカレーの方が好きだけど、レトルトカレーも食べたくなった。 チーズたっぷりの焼きカレー、食べたい。 おじいちゃんには怒られてしまうかもだけど。
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生き方がみんな上手とは言えない とても人間らしい 誰かを思う気持ちは確かにある 昭和の圧が強い祖父も娘たちを不器用だけど大事に思う気持ちに熱くなった
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「男らしさ」が何より大事な頑固で昔気質な祖父83歳と、綺麗好きで少々繊細な孫の桐矢28歳。2人が一緒に暮らし始めることなり、カレーを通して人生が交差する。 美味しい料理と小説の組み合わせが好きでよく読むけれど、この小説はそれらとは一味違った。 この話の中ではカレーは美味しい料理...
「男らしさ」が何より大事な頑固で昔気質な祖父83歳と、綺麗好きで少々繊細な孫の桐矢28歳。2人が一緒に暮らし始めることなり、カレーを通して人生が交差する。 美味しい料理と小説の組み合わせが好きでよく読むけれど、この小説はそれらとは一味違った。 この話の中ではカレーは美味しい料理でははなく人生そのもの。(もちろん作中に出てくるカレーはとても美味しそうで、素揚げした野菜にレトルトカレーをかけるのは真似したいと思ったのだけど) 面白くてどんどん読み進めたいタイプではないけれど、読んだ後にじんわりといい話しだったなーと思った。
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寺地はるなさん、2冊目。 今回は、戦後を生き抜いてきた高圧的な祖父と、孫達の時代感のギャップのお話。簡単にはお互い理解できないながら、それぞれの今を生きていく。なんか余韻がカレーの美味しさを引き立たせるような、後味がいい作品でした。
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家族や親戚の繋がり、会話が、面白く読ませてもらいました その中で、おじいちゃんのこれまでの生き方を知って行くうちに、みなに、少しずつ変化がでてくる所も、寺地さんらしい、あったかい内容で、読んでよかったです
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温かい団欒家庭の象徴で、 誰もが食べた事のあるカレー、嫌いな人が少ないだろうカレー。繋がる為の橋、心を開く為の橋。 レトルトカレーを食べるとき、きっと義景じいさんと桐矢のやり取りを思い出しながら、鍋で温めてしまうだろう。そして、箱の裏側をひっくり返して探してしまう、書きなぐった...
温かい団欒家庭の象徴で、 誰もが食べた事のあるカレー、嫌いな人が少ないだろうカレー。繋がる為の橋、心を開く為の橋。 レトルトカレーを食べるとき、きっと義景じいさんと桐矢のやり取りを思い出しながら、鍋で温めてしまうだろう。そして、箱の裏側をひっくり返して探してしまう、書きなぐった文字を。
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家族の話?くらいの情報量でスタート 読み進めていくと、 おじいさんの言いたいこと・考え・大切にしてきたことが見えてくるのと並行して、 時間の進みが丁寧に表現されていたのが印象的。 おじいさん、昭和な考えで私はあまり得意ではなかったけど、 物語の最後には「この人にも人生があって、...
家族の話?くらいの情報量でスタート 読み進めていくと、 おじいさんの言いたいこと・考え・大切にしてきたことが見えてくるのと並行して、 時間の進みが丁寧に表現されていたのが印象的。 おじいさん、昭和な考えで私はあまり得意ではなかったけど、 物語の最後には「この人にも人生があって、大事な価値観があるんだ」と思わせてくれた
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