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アネモネは熱を帯びる(3) の商品レビュー

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2022/06/12

『好き』の意味に翻弄される凪紗と茉白の前に新たに現れたのは自分なりの『好き』を抱く少女でしたか 水希に想いを寄せる凛理はだからこそ水希の想いが叶う余地が少ない事を知っている。水希を幸せにしようと自分の『好き』を通そうとする でも、そうやって一方通行気味の想いを振りかざしてしまうか...

『好き』の意味に翻弄される凪紗と茉白の前に新たに現れたのは自分なりの『好き』を抱く少女でしたか 水希に想いを寄せる凛理はだからこそ水希の想いが叶う余地が少ない事を知っている。水希を幸せにしようと自分の『好き』を通そうとする でも、そうやって一方通行気味の想いを振りかざしてしまうからどちらの『好き』も叶うことはなく…… 凪紗と茉白はまだきちんと想いを伝えあっているわけではないけれど、この水希と凛理の在り様は凪紗達にも在り得る未来 ただ、どちらになろうとも『好き』を伝える一歩目から始めなければならないわけで… 『好き』を確認するために茉白に触れる凪紗、凪紗が言う『好き』の意味を探る茉白。二人の交流は曖昧さが際立つからこそ、じれったさも目立つ そんな中で遊びに向かったのは海ですか。凪紗が言うように学校生活すら怪しい茉白が海なんて…と懸念を抱いてしまうけど、そこでの凪紗の変心には少し驚き 無理だと思わず調べてみれば良い。調べて判れば実行すれば良い。その中で自分にできること、人に頼るべき領域。それをきちんと見出だせた凪紗は茉白との付き合いにおける折り合いを幾つも付けられたようで それだけでなく、机に有った本は今より先を示唆するものだったけれど……? そうして距離を縮めればこれまで見えなかったものが見えるようになるわけだけど、まさかこのタイミングで初対面エピソードを茉白が思い出すとは予想外だったよ 凪紗にとっては今の関係を構築する上で既に整理が出来始めていた事案。けれど知ったばかりの茉白はそうは行かない 茉白を慰めるには今の脆弱な関係より進んだ言葉が必要になる 凪紗の曖昧模糊とした『好き』を越えて確固たる『好き』を伝えた茉白はそれだけ凪紗と変わらない関係性が欲しかったんだろうなぁ… 想いを伝えあって、変わらない関係を新たに手にして、若干アブノーマル気味なキスを交わして… 『好き』の意味を重ねて一つにした二人のこれからはどのような日々となっていくのだろうね

Posted byブクログ