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AI法廷のハッカー弁護士 の商品レビュー

3.7

12件のお客様レビュー

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2024/05/09

エンターテイメント作品 連作短編集 裁判に詳しくなくても気軽に読めます ラストの法廷は痛快でした まさか、現実には有り得ないでしょう? ですが、いつか現実化するかも知れません シリーズ化して欲しい

Posted byブクログ

2024/05/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かったー! 機嶋先生の勝ち方が毎度見事で、まさにハッカー弁護士というかんじ。軒下君との凸凹バディな雰囲気も、陰鬱な裁判模様とのバランスが取れていて読みやすかった。オムニバス形式っぽくなっているのもありがたい。 ただ独善的なだけのようで、機嶋先生なりの人間くさい人生哲学が現れる最終章は物語のカタルシス以上の感動をもらえた。自分が読むにはちょい長めの分量で読了まで手こずったが、最後まで読めて本当によかったと思える作品。

Posted byブクログ

2023/05/28

知識集約型の職業はAIに取って代わられる、という。 その観点からいけば、膨大な法律と判例を駆使して公正な判断をくだす裁判官はAI向き、とも考えられる。 では実際にAIが裁判官となれば何が起こるのか、なぜAI時代に弁護士は身なりや振る舞いにこだわるのか、ハッカー弁護士とはどういう意...

知識集約型の職業はAIに取って代わられる、という。 その観点からいけば、膨大な法律と判例を駆使して公正な判断をくだす裁判官はAI向き、とも考えられる。 では実際にAIが裁判官となれば何が起こるのか、なぜAI時代に弁護士は身なりや振る舞いにこだわるのか、ハッカー弁護士とはどういう意味なのか、ということを、現代のAIの根幹である機械学習の特徴を踏まえつつ、裁判エンターテイメントに仕上げている。さらに正義の御旗を振る弁護士もの、というよりはコン・ゲームの味わいも含めつつの「逆転裁判」な展開が待ってるだけに、続きが気になって仕方ない。 主人公の機島雄弁、依頼人の軒下、ハッカーの錦野、などなど登場人物たちのキャラクターも立ってるので、シリーズ化してほしい。

Posted byブクログ

2023/03/28

AI裁判官が導入され、今までの膨大な裁判記録や検証がシステムにより迅速かつスムーズに行われるようになり、 裁判件数処理も比較的に増した世の中になった。 無敗の弁護士・機島雄弁は、AI裁判制度のシステムのホールをついて、勝利を勝ち取ってきた弁護士。 そんな彼が出くわす裁判の数々と、...

AI裁判官が導入され、今までの膨大な裁判記録や検証がシステムにより迅速かつスムーズに行われるようになり、 裁判件数処理も比較的に増した世の中になった。 無敗の弁護士・機島雄弁は、AI裁判制度のシステムのホールをついて、勝利を勝ち取ってきた弁護士。 そんな彼が出くわす裁判の数々と、AIのマスターキーを追う話。 SFにあまり親しみを持てない人には、なかなかにハードな物理科学のデータ検証、数値、説明。 途中でそれらを理解するということを止めた途端に、読みやすくなった。 実現しそうなAI裁判制度を一足先に覗き見た気分だ。 主人公の機島は、性格がひん曲がっているが、意外とまぁ…あまり依頼はしたくないが見ている分には。笑 AI裁判が導入されれば、データ認証過程を利用した頭脳犯も続々と生み出されそうな予感。

Posted byブクログ

2023/02/07

逆転裁判×リーガルハイのSF小説。裁判の公正を期すため裁判官をAIにして全ての判決を間違いなく導けるようになった近未来。主人公の機島雄弁はハッカー弁護士として勝訴をとってきた。しかしある事件での依頼人、軒下と出会うことで彼の道徳観は動かされていく、という内容。法廷の茶番劇感は逆転...

逆転裁判×リーガルハイのSF小説。裁判の公正を期すため裁判官をAIにして全ての判決を間違いなく導けるようになった近未来。主人公の機島雄弁はハッカー弁護士として勝訴をとってきた。しかしある事件での依頼人、軒下と出会うことで彼の道徳観は動かされていく、という内容。法廷の茶番劇感は逆転裁判みたく、雄弁はリーガルハイの古美門先生を彷彿とさせる。その時点でもうエンタメとしては面白すぎる。しかしの根本は何でもAI化してしまうことに対するアンチテーゼのようで逆に道徳観を問われる物語に思えた。ラストの法廷シーンは圧巻。

Posted byブクログ

2023/01/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

発想は面白いと思うな、AI裁判官が導入された世の中でシステムのバグをつきながら魔法のごとく勝訴していく機島雄弁。その良心っぽいものになりつつある軒下。(チートキャラ) ちゃんと読んだら何を言おうとしてるかはわかるけど、若干くどさもあり、軒下のチートさもあり。 あと冷徹弁護士キャラがわりとすぐに懐柔されるところもちょびっと萎えるというか。1冊を通してここまで変わっちゃうかという感じ。 面白かったけどもうちょっと期待しちゃった。

Posted byブクログ

2023/01/14

『AI』の条件をうまく利用した判断ってことね。 それを分かってさえいれば、誘導も出来るし、自分のやりたい方向に進めることが出来る。 そのシステムを理解できているかどうか、認知しているもん勝ちってことになっちゃう。 近い将来、現代人類もこういったシステムを活用していくことになるんだ...

『AI』の条件をうまく利用した判断ってことね。 それを分かってさえいれば、誘導も出来るし、自分のやりたい方向に進めることが出来る。 そのシステムを理解できているかどうか、認知しているもん勝ちってことになっちゃう。 近い将来、現代人類もこういったシステムを活用していくことになるんだろうか? 『裁判員裁判』すら、近くて遠いシステムだと思うのに、AIを導入となるとかなりの変化は見込まれそう。 他分野でもAIの活用は進んでいるようだけど、人としての考えが必要なところへの不要な導入はしない方がいいと思っているんだが、実際はどうなんだろうかね…? ストーリーは、後半の失速が勿体無いなぁ。 前半は単発事案でテンポも良く、機島のキャラも立ってたし、面白いって感じたのに、急に昔の同級生に命狙われたり、専門用語入れてきたり、AI裁判を導入した意義よりもそれを作るにあたっての話になってしまって、エンタメ力がなくなっちゃった。 機島の異常な整形とかハッカーとかの肉付けがなくて、ヤバイ人で終わってしまったように思うんだけど、結局は何が言いたかったのかな? AIの穴をついたやり取りも分かりづらかったし、AI裁判の継続も怪しい感じで、陪審制が出てきたり、訴えたい内容がどこだったのか不明瞭。 最後のまとめも…グダグダ。 連語の間違い(文字抜け?)とか、名前の漢字間違いも見つけちゃって、更に残念でした…。

Posted byブクログ

2023/01/14

あれ?これってエンジニアの人なら分かる表現なんかな?それとも誰も分からん作中の造語なんかな?何なんだろう?っていうのが結構多くて、都度調べるのが読者として正しい姿勢だろうけど、でもその手間って本を読む上ではノイズになってしまう。 これは本や作者が悪いということではなく、読者の知識...

あれ?これってエンジニアの人なら分かる表現なんかな?それとも誰も分からん作中の造語なんかな?何なんだろう?っていうのが結構多くて、都度調べるのが読者として正しい姿勢だろうけど、でもその手間って本を読む上ではノイズになってしまう。 これは本や作者が悪いということではなく、読者の知識の浅さが招いたノイズなので、もっと勉強せななあと気づけた点で良い本でした。 とにかく軒下くんがキュートなのでOKみたいなとこある。

Posted byブクログ

2022/10/13

タイトル、テーマに強く惹かれたため購入したが、思ったほどは面白くなかった。比喩が分かりにくく文章もブツブツと切れてスムーズに読めない。 ストーリー展開も引き込みが弱いので途中で読むのをやめてしまった。

Posted byブクログ

2022/08/09

序盤はあまり面白くなかったけど、キャラに慣れた後半からわりと面白く読めた。 主人公はAI裁判官に最適化して、システムの穴をついて勝訴することだけを考えているようでありながら、実は裁判制度をより良くしようとしているような中途半端さ(そこが魅力なのか?)。 文章は割とスカスカでラノベ...

序盤はあまり面白くなかったけど、キャラに慣れた後半からわりと面白く読めた。 主人公はAI裁判官に最適化して、システムの穴をついて勝訴することだけを考えているようでありながら、実は裁判制度をより良くしようとしているような中途半端さ(そこが魅力なのか?)。 文章は割とスカスカでラノベっぽく、キャラは完全にラノベというか漫画。

Posted byブクログ